ロシア、イラン製ドローンでウクライナのインフラ攻撃

ロシア、イラン製ドローンでウクライナのインフラ攻撃
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR19CFB0Z11C22A2000000/

『【ドバイ=福冨隼太郎】ウクライナ空軍は19日、ロシア軍によるイラン製ドローン(無人機)の攻撃が18~19日にかけてあり、30機を撃墜したと発表した。キーウ(キエフ)のインフラなどが損傷した。ゼレンスキー大統領は同日、ロシアがイランから新たにドローン250機を入手したとの見方を示した。

キーウ市当局によると同市にはドローン23機が飛来し、このうち18機を撃墜した。インフラ施設が損傷したほか、ドローンの破片が道路や市内のビルの窓を破壊するなどしたという。19日未明に集中的に攻撃されたもようだ。

ゼレンスキー氏は19日、攻撃に使われたのはロシアがイランから新たに受け取った250機のドローンの一部だったとの認識を示した。英国や北欧、バルト3国などでつくる軍事協力の枠組み「合同遠征軍(JEF)」の首脳級会合でビデオ演説し、明らかにした。

イランはこれまで「限られた数のドローンをウクライナ侵攻前にロシアに供与した」(アブドラヒアン外相)と説明している。

ゼレンスキー氏は会合で「ロシアのミサイルやイランのドローンは主にウクライナのエネルギーインフラを破壊するために常時使われている」とも指摘。防空システムなどの支援の拡充を求めた。会合に出席していたスナク英首相は「我々はこれまで率先してウクライナを支援してきたし、今後もそうしていく」と強調した。

同国の国営電力会社ウクルエネルゴは同日、ロシアのドローン攻撃で「ウクライナのエネルギーシステムに困難な状況が発生している」と明らかにした。「(エネルギー供給の回復は)重要なインフラが優先され、個人消費者へのエネルギー供給には時間がかかる可能性がある」としている。』