北朝鮮「偵察衛星の実験」主張 18日の弾道ミサイル

北朝鮮「偵察衛星の実験」主張 18日の弾道ミサイル
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1907P0Z11C22A2000000/

『【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、国家宇宙開発局が18日に偵察衛星開発のための試験をしたと報じた。試験装置を運搬体に搭載し高度500キロメートルまで発射したと伝えた。日韓の防衛当局が18日に発表した弾道ミサイルの発射を指すとみられる。

撮影や伝送の能力を確かめる目的で、北西部東倉里(トンチャンリ)の西海衛星発射場から打ち上げたと説明した。「2023年4月までに軍事偵察衛星1号機の準備を終える」とした。

19日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は記事とともに韓国・ソウルの上空写真などを掲載した。偵察衛星の能力を主張する狙いがあるとみられる。

韓国軍は18日に発射したのは「準中距離弾道ミサイル」だったと推定している。北朝鮮は2~3月に弾道ミサイルを発射した際も偵察衛星の実験と主張した。この時は日米韓は大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発に関連した試験だったと分析した。

人工衛星を打ち上げるためのロケットと長距離弾道ミサイルの飛行制御には共通の技術を使うとされる。

北朝鮮は21年に固体燃料を使った新型ICBMの開発をめざす方針を示している。従来の液体燃料型より迅速な発射が可能になる。衛星開発を前面に出しながら、固体燃料を使った中長距離ミサイルの開発を進める恐れがある。

【関連記事】

・北朝鮮弾道ミサイル、日本射程の新型か 反撃能力を威嚇
・北朝鮮が弾道ミサイル2発発射、EEZ外に落下 防衛省

北朝鮮

金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。

北朝鮮「偵察衛星の実験」主張 18日の弾道ミサイル(8:57)
北朝鮮弾道ミサイル、日本射程の新型か 反撃能力を威嚇(18日 19:45)』