米国務省「チャイナ・ハウス」新設 対中政策を調整

米国務省「チャイナ・ハウス」新設 対中政策を調整
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16EBJ0W2A211C2000000/

『【ワシントン=芦塚智子】米国務省は16日、対中国政策を調整する「チャイナ・ハウス」を新設したと発表した。国務省内外の部局から専門家を集め、情報共有や政策調整の強化によって「より機敏で一貫した政策」の実行を目指すとしている。外交や経済、安全保障分野で国際的影響力を強める中国に対抗する狙いがある。

国務省のパテル副報道官は16日の記者会見で「中国がもたらす挑戦の規模と範囲は、米国の外交にとって前例のない試練であり、それがチャイナ・ハウスの起源だ」とし「対中国政策の策定と遂行を主導する省内全体の統合センターとなる」と説明した。

国務省当局者によると、チャイナ・ハウスは中国・台湾政策などを担当するリック・ウォーターズ国務次官補代理が監督する。中国が影響力の拡大を狙うアフリカや南米を担当する国務省の部局の当局者や、他の省庁からも経済、技術政策などの担当者が参加し、約60~70人の陣容になるという。米中関係、戦略的コミュニケーション、中国の海外活動を担当する3チームで構成する。

チャイナ・ハウスの新設はブリンケン国務長官が5月の対中政策に関する演説で表明していた。

米中央情報局(CIA)も昨年10月、中国に関する情報収集や分析能力を強化する新組織「中国ミッションセンター(CMC)」を開設している。』