米高官 英豪との軍事枠組み「日本と協力探る」

米高官 英豪との軍事枠組み「日本と協力探る」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN160BD0W2A211C2000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】米国防総省のライダー報道官は15日の記者会見で、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」をめぐり「日本を含む同盟国・パートナーと協力する機会を探る」と表明した。極超音速兵器や無人潜水機の開発など先端技術を使う分野で同盟国が結束し、インド太平洋地域で中国への抑止力を高める。

オーカスは2021年9月、米英によるオーストラリアの原子力潜水艦の量産支援を柱として発足した。インド太平洋で中国への抑止力を高めるのが主眼だ。22年4月には協力分野を拡大すると発表し、既存のミサイル防衛システムでは迎撃が難しいとされる極超音速兵器や量子技術、人工知能(AI)、サイバーなど8分野も対象に加えた。

日米は極超音速ミサイル技術の共同研究を検討することで合意しており、日本も協力できる分野に想定される。バイデン政権が重視する同盟国や友好国の能力を総動員する「統合抑止力」の一環で、英国や豪州とも安保で連携を深める日本に期待する声が米政府にある。

まずは特定の分野でオーカスとの協力を模索していくとみられる。一方、日本の情報の収集や保持の体制に不安が残る。14年に機密を漏らした人に厳罰を科す特定秘密保護法を施行したものの、機密や先端技術の取り扱いの資格(セキュリティー・クリアランス)制度などが整っていないためだ。』