バフムートを巡る戦い、ロシア軍が市街地に侵入した可能性が濃厚

バフムートを巡る戦い、ロシア軍が市街地に侵入した可能性が濃厚
https://grandfleet.info/european-region/battle-over-bahmut-russian-troops-may-have-invaded-the-city/

『ロシア軍がバフムート市に侵入して戦闘が市街地で行われている可能性が高く、南東方面から前進しているロシア軍も市街地に迫っており、遂にバフムート市をロシア軍が捉え始めた。

ロシア軍が年内にバフムートを制圧するのか、それともウクライナ軍が死守して来年以降もロシア軍をバフムート付近に釘付けにするのか

ウクライナ側の情報が全くないのでロシア側の情報を常識的な範囲で取り入れるとバフムート周辺の戦い以下のようになり、幹線道路「M03」方面から前進していたロシア軍がバフムート市街に侵入、既に戦闘は市街地で行われており、南東方面から前進しているロシア軍も市街地に迫っている。

出典:GoogleMap ドネツク州バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

オプトネを巡る戦いは徐々にロシア軍が支配地域を広げている可能性が高いがウクライナ軍も失った土地の奪還を試みているようなので、南からロシア軍がバフムート市街外に到達するにはまだ時間がかかると思われ、クリシェイフカやビラ・ホラに対するロシア軍の前進もウクライナ軍によって撃退されているらしい。

バフムート方面に次ぐ激戦地がドネツク周辺で特にマリンカを巡る戦いは両軍が1m先の土地を奪い合っており、全体的にはロシア軍がジリジリと前進しているようだが、マリンカの街は完全に廃墟と化している様子が確認できた。

出典:GoogleMap ドネツク州ドネツク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ヘルソン州、ザポリージャ州、ルハンシク州の戦いに大きな変化は観測されておらず、現在の焦点はロシア軍が年内にバフムートを制圧するのか、それともウクライナ軍が死守して来年以降もロシア軍をバフムート付近に釘付けにするのかだが、ウクライナ軍発表のロシア軍兵士の戦死者数は96,000人に到達しているので一般的な公式に当てはめると死傷者数は約30万人に達する。

因みにロシア軍の人員数は2018年1月1日に発効した法令によって190万人に設定され内101万人が軍人=常備戦力数だが、プーチン大統領が今年8月に署名した法令によって2023年1月1日から200万人(内115万人が軍人)に拡張されるものの、2023年1月1日に14万人の兵士が急に湧いてくる訳ではなく各軍に振り分けられる人員数も不明だ。

出典:Mil.ru/CC BY 4.0

常備戦力数が90万人だった時代は国防省スタッフ1万人、参謀本部スタッフ1.1万人、陸軍28万人、海軍(海軍歩兵を含む)15万人、空軍16.5万人、戦略ロケット軍5万人、空挺部隊4.5万人、特殊作戦部隊0.1万人、鉄道部隊2.9万人、その他軍属18万人で構成されており、陸軍の人員比率は31%なので比率がそのままなら101万人体制で31.3万人、115万人体制で35.6万人しかおらず、ここに海軍歩兵と空挺部隊を足しても40万人~50万人程度の戦力しかない。

その他軍属18万人とは恐らく毎年招集される兵役勤務者=徴兵された新兵のことを指している可能性が高く、現在でも徴兵された新兵は特別軍事作戦には参加させない決まりなので、大雑把な計算だと陸上戦力(陸軍+海軍歩兵+空挺部隊)50万人ー死傷者数30万人=20万人、これに部分的動員による補充兵30万人+民間軍事会社ワグナー4万人を足すと54万人という数字なり、陸上戦力の半数以上が練度の低い補充兵に置き換わっている計算になる。

出典:Минобороны России

54万人という数字をウクライナに全て投入できる訳ではなく、ここにはドネツク人民共和国やルガンスク人民共和国で組織された民兵(推定4万人以上)やカディロフツィの数が含まれていないので、賞味どれぐらいの兵士がウクライナに送られているのか不明だが、半数以上が練度の低い補充兵に置き換わっていると仮定すると既に統率がとれなくなり崩壊していてもおかしくないのだが、、、

※上記の考察(各数値はネットで入手可能なもの)は素人の数字遊びに過ぎないので真に受けないほしい。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 1  』