ウクライナ、ロシア制圧地域の5割超奪還 英国防省分析

ウクライナ、ロシア制圧地域の5割超奪還 英国防省分析
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『【ロンドン=佐竹実】英国防省は13日までに、ロシアが侵攻後に制圧した地域の54%をウクライナが奪還したとの分析を発表した。ロシア軍はウクライナ東・南部での攻撃を続けているものの難航しており、ウクライナ軍による奪還作戦が進んでいるとみられる。

ロイター通信は12日、10カ月近い侵攻でロシアの砲弾の備蓄が底をつきつつあると報じた。米軍高官の話として、40年以上前に作られた古い砲弾を使う可能性があると指摘した。イランや北朝鮮など外国の供給に頼らずに現在のペースで攻撃を続ければ、2023年初めまでに砲弾を使い果たすとしている。

英国防省は戦況分析で、ロシアは「(東部の)ドネツク州やルガンスク州、南部のザポロジエ州やヘルソン州への支配拡大を依然として目指している」と推定した。だが、「これらの地域を奪還できる打撃部隊を編成する可能性は極めて低い」として、目的を達成することは困難だと指摘した。

ウクライナの独立調査機関「レイティング」は13日、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島やドネツク、ルガンスク両州の一部を含む全土奪還を「勝利」と認識する人が85%に上ったと発表した。侵攻直後の今年3月から11ポイント上昇した。

世論調査は11月下旬、ロシアの支配地を除くウクライナ全土で18歳以上の千人を対象に実施した。61%が北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持する一方、ロシアとの和平合意の締結に賛成したのは8%だった。

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