中国・海警トップに海軍出身者 東シナ海担当経験

中国・海警トップに海軍出身者 東シナ海担当経験
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB09BIR0Z01C22A2000000/

『【北京=共同】中国海警局トップの海警局長に、海軍出身の郁忠少将が就任したことが8日分かった。郁氏は海警で東シナ海を管轄する東海分局の局長を務めた経歴もある。沖縄県・尖閣諸島の周辺領海で侵入を繰り返す海警艦船が動きを活発化させないか注目される。

海警は行政組織の一つだったが、2018年に軍最高指導機関、中央軍事委員会の指揮下にある武装警察に編入された。王仲才前海警局長も海軍出身者で、海警の「第2海軍」化が一層進むとみられる。

海警は今月7日、ベトナム・ハノイで同国の海上法執行機関とハイレベル協議を開いた。海警の発表文は郁氏を海警局長と紹介しており、就任が明らかになった。

中国メディアなどによると、郁氏は海軍で参謀部訓練局長を務め、中国初の空母「遼寧」の軍事演習に関わった。その後、海警で法執行部門の部長や、東海分局の局長を歴任した。

前任の王氏は中将に昇進し、東シナ海を担う軍東部戦区の海軍司令官に転出したと今年夏に伝えられた。

中国の習近平指導部は21年2月、海警に武器使用を認める海警法を施行した。今年11月には過去最大とみられる76ミリ砲を載せた海警艦船を尖閣周辺の領海に侵入させた。尖閣の領有権を主張し、日本が実効支配する現状の変更を狙っている。〔共同〕』