自民党の萩生田政調会長「台湾とハイレベル交流必要」10日から訪問

自民党の萩生田政調会長「台湾とハイレベル交流必要」
10日から訪問
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『自民党の萩生田光一政調会長は現職の与党・自民党三役として19年ぶりに10日から台湾を訪れる。今回の台湾訪問の意義を聞いた。

――与党の自民党三役として19年ぶりに台湾を訪問する狙いを教えてください。

「一つは安全保障だ。『台湾有事は日本有事』と指摘した安倍晋三元首相の言葉にあるように日台がハイレベルで交流する必要性がある。それを自ら体現することが今回の大きな目標だ」

「安倍氏が健在であれば9月に訪台し台湾の古い友人との親交をあたためるはずだった。私が行くことでみなさんの安倍氏への弔意にお礼を申し上げる目的もある」

――蔡英文(ツァイ・インウェン)総統との面会も予定しています。

「久しぶりにお会いするのでお互いの懸案事項について胸襟を開いて話をしたい」

――これまでも台湾との交流に携わってきました。

「党の青年局にいたころ100人規模で地方議員の訪台団を結成して定期的に台湾を訪問するようにした。日台の若手間の交流のきっかけをつくった自負がある。青年局長としても人的・文化的交流を増やすことができた」

「(選挙区の)八王子市が(台湾南部の)高雄市と友好交流協定を結んだので地元でも交流は続く」

――日台関係の強化に取り組んだ安倍氏の遺志をどのように継ぎますか。

「私は発展を続ける中国が力によって現状変更を求めるとは思っていない。台湾有事は杞憂(きゆう)に終わってもらいたい。現実問題として仮に台湾が有事となれば日本に大きな影響がある。日米台の連携がさらに必要だ」

「台湾で数多くの邦人が仕事や生活をしている。政府として避難のシミュレーションをすることは当然だ。残念ながら正式な国交がない。自民党が政党間交流でつないできたパイプを生かして邦人を守る姿勢をしっかり示していきたい」

――8月まで経済産業相として半導体政策など台湾と経済面での協力を進めました。

「台湾積体電路製造(TSMC)の誘致は台湾の理解もあって順調に進んだ。新型コロナウイルスの感染拡大を経験し、サプライチェーン(供給網)が重要だとわかった」

「台湾は技術も非常に発展をしている。様々な分野で協力が可能だ。もしものときに互いに部品を融通する関係をつくるような信頼できる地域として、さらに関係を進展させたい」

(聞き手は今尾龍仁)

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