【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8日の動き)

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8日の動き)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221208/k10013900341000.html

『ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる8日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

米タイム誌「ことしの人」にゼレンスキー大統領

アメリカの雑誌「タイム」は7日、世界に最も影響を与えた「ことしの人」に、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領と「ウクライナの精神」を選びました。

ゼレンスキー大統領を選んだ理由についてタイム誌は「2月24日にロシアが攻撃を始めたあともウクライナにとどまって支援を集め続け、世界中に行動の波を引き起こした」と指摘し、スピーチなどを通じて国際社会に結束を呼びかけ世界中がウクライナを支援するようになったとしています。

また「ウクライナの精神」を選んだ理由については、ウクライナに思いを寄せ手を差し伸べてきた多くの人によって体現されているとし、難民に食事を無料で提供したウクライナのシェフや、ウクライナに何度も足を運び攻撃でけがをした人の治療法を現地の医者に教え続けたイギリスの外科医などの活躍を紹介しています。

プーチン大統領「核戦争の脅威が高まっている」欧米を批判

プーチン大統領は7日、大統領の諮問機関の会議を開き、ウクライナへの軍事侵攻について「長いプロセスだ」と述べて一層長期化する可能性もあるとの見方を示しました。

そして、「核戦争の脅威が高まっている」と述べてアメリカの核兵器がヨーロッパに大量にあると主張し欧米を批判した一方、「われわれの核兵器は争いを拡大させるためではなく抑止力のためだ」と述べ、ロシアが保有する核兵器はあくまでも防衛のためのものだと強調しました。

ロシア国内での爆発「非常に成功し効果的だった」

ロシア国内では5日、中部と南部の空軍基地で爆発が相次いだほか、6日にはウクライナと国境を接するロシア西部の飛行場に近い石油施設が無人機による攻撃を受けたと、地元の州知事がSNSで明らかにしています。

ロシア国防省は空軍基地での爆発についてウクライナ側が無人機を使って攻撃を仕掛けたとしています。

ウクライナ政府はこれまでのところ公式な発表を出していませんが、アメリカの有力紙ワシントン・ポストは6日、ウクライナ政府の高官が、3つの攻撃はすべてウクライナの無人機によるものだと認めたうえで「非常に成功し効果的だった」とコメントしたと伝えています。

ロシアのプーチン大統領は6日、安全保障会議を招集するなど事態を深刻に受け止めているものとみられます。

ドネツク州 砲撃で6人死亡

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアの国防省は7日、ウクライナ東部や南部にミサイルなどで攻撃を行ったと発表しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで東部ドネツク州の町が砲撃を受け、少なくとも6人が死亡し、5人がケガをしたと述べてロシアを非難しました。

ロシア国防省 “ウクライナ軍がソビエト時代の無人機で攻撃”

ロシア国防省は、5日にロシア南部と中部の空軍基地で起きた爆発ではウクライナ軍が「ソビエト時代の無人機」で攻撃を仕掛けたと主張しています。

これについてロシアの新聞「イズベスチヤ」は7日、ウクライナ軍が保有するソビエト時代の無人機の中で今回の攻撃が可能なのは航続距離が1000キロに及ぶ「ツポレフ141」だとする見方を伝えました。

当初は偵察などに使うため製造された無人機で、最高時速は1000キロほどと、警戒の厳しい国境地帯を高速で通過することが可能だとしています。

そのうえで、ウクライナ軍が制御装置などに改良を加え、地上攻撃のために転用したとみられるとしています。

ロシア南部クルスク州の知事はことし6月、SNSに、撃墜されたウクライナ軍のツポレフ141だとする写真を投稿したほか、ロシアの国営通信社はことし3月、8年前にロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアで同型機が墜落したと伝えています。

プーチン大統領 追加の予備役動員 計画なし強調

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアはことし10月、30万人の予備役の動員を完了したことを発表しましたが、プーチン大統領は7日に開かれた会議で参加者からさらなる動員があるかを問われ、軍事侵攻を行っている地域に入っているのは半数にあたる15万人で「あとの半数は部隊に入っておらず、まだ訓練施設にいる」と述べました。

そして「こうした状況では追加の動員について話す意味がない」と述べ、現時点で追加の動員を行う計画はないと重ねて強調しました。

ロシアでは今月5日に独立系メディアが「来年1月、公式な発表をしないまま動員の新たな波が始まる」と伝えるなど追加の動員をめぐる報道や臆測が出ています。

またプーチン大統領は兵士の脱走について「戦線を離れるということは起きたが、少なくなってきている。大多数は自発的に任務に戻っている」と述べ、脱走が起きていることを認めながらも、状況が改善しているため問題視しないという考えを示しました。』