ロシアの航空基地×2箇所が同時に巡航ミサイルで攻撃された。

ロシアの航空基地×2箇所が同時に巡航ミサイルで攻撃された。
https://st2019.site/?p=20681

『Thomas Newdick 記者による2022-10-5記事「Ukraine Modified Soviet-Era Jet Drones To Hit Bomber Bases, Russia Claims」。

  ロシアの航空基地×2箇所が同時に巡航ミサイルで攻撃された。エンゲルス基地とデャギレヴォ基地。

 ロシア側は認める。ウクライナが使ったのはソ連時代のジェットエンジン付きの無人機だと。
 例によって、《それをすべて撃墜したのだが落ちてきた破片で人が死んだのだ》と嘘宣伝している。

 ウクライナ内務相は、2箇所の航空基地のうち1箇所については、われわれがやったと認めた。

 注意。エンゲルス基地は、「エンゲルス2」とも表記される。まぎらわしいが、同じ飛行場のことである
 この基地は、ウクライナ国境から300マイル離れている。

 爆発音は、月曜日の早朝に、数マイルの半径で聞かれた。現地の朝6時過ぎに。ブラストを遠くから撮影したビデオ証言もあり。

 もうひとつの地元民証言ビデオ。エンゲルス空港のあるサラトフ地区で、爆発音がする少し前に、ジェット・エンジンの航過音が、同時に録音されている。これは特攻自爆ドローンのエンジンだろう。

 ロシア・メディアは、エンゲルス空港で2機の「ツポレフ95MS-H」重爆撃機が損壊したと伝えている。
 直後の「センチネル2」衛星の画像を見たが、解像度が低いせいもあって、大破している飛行機は確認ができなかった。小破なのかもしれない。

 エンゲルス基地には「ツポレフ95MSベア」と「ツポレフ160ブラックジャック」が展開しており、専ら、対宇の空対地巡航ミサイル発射に使われている。

 デャギレフ航空基地は、別名リャザン空港。ウクライナ国境からは280マイル。
 ここでも死傷者が発生していることを露国防省は認めている。

 ここでは「ツポレフ22M3」(バックファイアーC)の水平尾翼とエンジンノズルが損壊したようである。

 ディヤギレフ基地は戦略爆撃機など大型機のクルーを育てるセンターである。
 空中給油機の部隊も所在。

 ウクライナの大統領補佐官はSNSに書き込んだ。ロシアがじぶんが発射したミサイルが地球を一周して落ちたんだろ、と。

 どうも特攻機は「ツポレフ141」無人偵察機を改造したものらしい。この謎の機体は3月にクロアチアのザグレブに墜落している。そこはウクライナ国境から350マイル離れていた。

 ※『WSJ』によると米国はウクライナに与えたHIMARSのソフトを書き換えて、長射程のATACMSを発射しようとしてもできないようにしているという。ATACMSのレンジは190マイルだ。米国が供与してくれないなら、自国で工夫するしかない。それを半年強でなんとかやりとげた。

 ソ連時代に製造された「ツポレフ141」は、全長47フィート強、幅12フィート強。エンジンはターボジェット。

 6月には、ウクライナ軍の「ツポレフ143」がロシア領内で撃墜されている。これは「ツポレフ141」の親類の無人ジェット偵察機。ただし小型なのでレンジは125マイルしかない。「ツポレフ141」は650マイルだが。

 ※毎度、しつこく繰り返して恐縮なのだが、正しいことなので繰り返す。わが海自が「拡大しらね型」を保有していたならば、退役戦闘機や練習機をこのような「改造巡航ミサイル」に仕立てたものを随意随時に格納し、、それを洋上からロケットアシストで打ち出して、敵基地を内陸奥深くまで攻撃できるのである。ウクライナはたった半年の時間で今回の改造をやりとげている。日本にそれができないはずがあるか? 日本の防衛体制に足りないのは、カネでもなければ技術でもない。物事を「早くやる」という「機転の利いた人材」が致命的に不在なのだ。核戦争が1年以内に起きるかもしれないのに、10年後の話をしていることがそもそも「無責任」だとは思わないのだろうか?』