米国務長官、中国デモ抑圧「弱さの表れ」

米国務長官、中国デモ抑圧「弱さの表れ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0103M0R01C22A2000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】ブリンケン米国務長官は30日、中国各地での新型コロナウイルス対策への抗議活動を巡り「政府が大規模な弾圧をするのは強さでなく弱さの表れだ」と述べた。大量の警察官を動員して抗議の抑えこみを狙う中国政府にクギを刺した。米NBCテレビのインタビューで語った。

中国では新型コロナを抑えこむ「ゼロコロナ」政策を巡り、白紙を掲げるなどの抗議活動が続く。ブリンケン氏は「どんな問題であっても平和的に抗議し、自分の不満を伝えようとする姿を目にするのはどの国も同じだ」と話した。

北大西洋条約機構(NATO)は30日、ルーマニアの首都ブカレストで開いた外相理事会で、中国がもたらす安全保障上の課題を討議。中国の軍事・技術開発や欧州周辺への進出について懸念を共有した。

ブリンケン氏は理事会後の記者会見で「中国の威圧的な政策やロシアとの協力を含む急速で不透明な軍備増強に懸念を抱いている」と述べた。NATO加盟国と中国の経済貿易関係については「(技術輸出で)中国の軍事力を高める可能性がある場合は慎重に対応し、輸出規制をするときは可能な限り協調する」と語った。

NATOの対中政策について「共同で何ができるか検討している。これはNATOをアジアに持ち込むとか、NATO域外で行動するということではない」と言及した。「中国との対立は避けたい。新冷戦を望んだり経済のデカップリング(分断)を求めたりしているわけでもない」とも指摘した。

ブリンケン氏は2023年初めにも中国を訪問する。30日の米CNNテレビで訪中について「何よりもまず、意見が対立しても意思疎通を確保することが目的だ」と説明した。』