ウクライナの戦況と予測

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:ウクライナの戦況と予測
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『ウクライナを舞台にした9ヶ月間の戦いは州都ヘルソンをロシア軍が放棄するという展開を迎え、戦いの主導権を握っているウクライナ軍は報道官を通じて「次の動きを計画している」と明かしたが、ヘルソン州のドニエプル川右岸(西岸)から左岸(東岸)に前進して敵に追加の後退を強いるには「ロシア軍を撤退に追い込んだドニエプル川に掛かる橋の修復」が必要になり、左岸のロシア軍は15km~20kmほど川沿いから離れた地域に布陣して右岸の都市やインフラを砲撃してウクライナ軍の前進を阻止しようとしている。、、

両軍が申し合わせたように川を挟んだ砲撃戦の準備を進めている格好だが、戦争研究所は「ウクライナ軍がキンバーン砂州Kinburn Spit(図の黄色い円の中の白矢印)の敵陣地に攻撃を仕掛けており、ここを確保できればドニエプル川を渡河するより安全にロシア軍が支配する左岸地域に入れる」と指摘しているが、ある程度前進してドニエプル川沿い確保しないかぎり補給がシンプル過ぎてリスクが高く、逆にロシア軍にとっての理想なキルエリアになるかもしれない。

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逆にロシア軍の主な冬の任務について英Economist誌の調査部は「ウクライナ軍の前進をドニエプル川で食い止めこれ以上の撤退を防ぎ、クリミア上空の防空シールドを強化することだ」と指摘、元豪陸軍少将のミック・ライアン氏も「冬場に2023年の攻勢計画を立案して弾薬を集積を進め、ウクライナのインフラに対する攻撃を継続するだろう」と予測、つまりロシア軍は冬場に大規模な前進を企画しておらずドネツク州での攻勢も「敵戦力を拘束」が目的で春を待つという意味だ。

因みにロシア軍はHIMARSの射程外にある兵站ルート=ジャンコイDzhankoi~メリトポリMelitopol間(赤い矢印)の鉄道や道路の拡張・補強に乗り出しているという報告があり、今のところウクライナ軍は、保有する武器(最も警戒が厳しいこのルートにパルチザンが接近できるのかは不明)では手が出せない。参照記事  参照記事

、、、ウクライナ側には各国からの武器弾薬を含む支援物資、新兵器が到着しており、筆者は、ロシア軍の陣地構築を見据えたうえで、ウクライナ軍が年内にも大がかりな砲爆などを行うのではと見ている。

なぜなら、露軍にとって、冬期間には破壊された陣地の修理や再構築が難しいからだ。過去ブログ:2022年11月ウクライナの無人水上艇がロシア領へ攻撃? 11月露軍、メリトポリを巨大な軍事基地化 ウクライナは滅びず (ウクライナ国歌) 【カナルビ付き】”Ще не вмерла України – Державний Гімн України”』