サッカーW杯で伝わる思わぬ真実

サッカーW杯で伝わる思わぬ真実 : 机上空間
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 ※ なるほど…。

『現在、カタールでサッカーのワールドカップが行われています。優勝候補筆頭のアルゼンチンが、初戦でサウジアラビアに負けるという番狂わせがあり、なかなかの盛り上がりを見せています。やはり、勝って当然と思われているチームが、星を取りこぼすと、なんだかんだで大会が盛り上がります。

そして、このワールドカップの中継が、中国の人民が信じさせられている事実とされている事との矛盾を引き起こして、まったく別の意味で盛り上がっています。それが成功しているかどうかは別にして、中国共産党の宣伝部の中では、中国は共産党の厳しいロックダウンなどの指導により、外国に較べて格段に感染症の防疫に成功している事になっています。外国は、無責任な指導者のせいで、市民の間に感染症が広がり、死者が大量に出て、地獄のような社会になっていると言っています。これが、宣伝部が人民に信じさせたい、この世の真実です。しかし、ワールドカップのようなイベント中継を観る機会があると、そこにはマスクもしていない万人単位の観客が、スタジアムに集まって、熱狂的な声援をおくっているわけです。

しかも、現在進行系で冬に向かって中国国内の感染症患者は増えていて、次々とロックダウンする地域が増えています。そして、病気になっても自宅の敷地から出れない為、病院へ行く事もできず、体力の無い子供が親の腕の中で死んだりしています。団地の入り口で通せんぼをする白衛兵に、土下座して通して下さいと懇願する子供の親を追い返す様子が、動画に撮られてSNSに投稿されていたりします。彼らにとって重要な事は、行政の指示通りに人民を隔離する事であって、人民の命を救う事では無いのですね。それは、自分の責任ではない。なので、どんな理由でも人民を通しません。後に、感染症が広がったりすると、自分が責められるからです。

長期間に渡るロックダウンで、持病が悪化して死亡したり、自殺したり、病死したりする人民は、徐々に数を増やしています。何があっても、敷地の外へ出してもらえないからです。出稼ぎで都市部へ出てきている農民工の人達は、仕事ができない上に移動も禁止されているので、金が尽きて、封鎖する為に建てられたバリケードを破壊して、実力行使で突破する事件も起きています。また、多くの共産党の高官は、著しく食料が統制される環境を利用して、食料を普段の数倍の値段で売りつけたりして、暴利を稼いでいます。上海でロックダウンがあった時には、外部から支援で送られてきた食料を、難癖をつけて、わざわざ潰して流通させなかったり、横領して値段を付けて販売したりしていました。

中国では、ガリバー企業が短期間に育つ事が良くありますが、大概は市場を監督権を持つ官僚が操作して、裏で繋がった企業に非常に有利な条件で事業ができるようにするのが理由です。なので、有名企業の裏に、どの共産党の高官がバックに付いているかが、重要になります。政変で、裏にいる共産党幹部が失脚すると、その企業も一蓮托生で没落するからです。その為、フロントとして据えられている企業のCEOは、飾りである事が多く、30代の青年実業家が意外なほど多いです。単なる飾りで、何かあった時に、責任を取らされて処分される為だけにいるからです。その企業から大量の資金が、共産党幹部に流れている事は、言うまでもありません。

中国における商売とは、いかに独占的な状態を創り出して、そこに乗じて暴利を得るかという事と同義になるので、公平な立場で競争するという意識が低いです。その為、支援で送られてきた食料でも、市場価格を下げるので、平気で潰しますし、横流しで転売したりします。そこの地域の物流を、行政が仕切っているので、その中での値段は、行政と結託した業者の好き放題です。

中国はサッカー強国ではないですが、サッカーという競技自体は、とても人気があります。なので、ワールドカップの中継を、不自然に止める事も難しい。競技が開催されている2週間の間、自由に振る舞う観客の様子と、自分達の強制隔離されている現状の落差を見続ける事になります。』