【解説動画 QAで詳しく】北朝鮮ミサイル 伊藤俊幸元海将が分析

【解説動画 QAで詳しく】北朝鮮ミサイル 伊藤俊幸元海将が分析
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221118/k10013895771000.html

『防衛省は、北朝鮮が午前10時14分ごろ朝鮮半島西岸付近からICBM=大陸間弾道ミサイル級1発を東方向に発射したと18日午前10時56分に発表しました。

海上自衛隊の元海将、伊藤俊幸さんの解説です。

(動画は11分58秒。データ放送ではご覧になれません)

北朝鮮のミサイル発射について、海上自衛隊の元海将で金沢工業大学虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授に聞きました。

Q.ICBM級の可能性があるという情報があるが、分かることは?

A.2017年にICBM級の弾道ミサイルを発射した例や最近の例から考えると、今回はICBM級のいわゆる「火星17型」の可能性が十分ある。

Q.いわゆる「ロフテッド軌道」なのか?

A.「ロフテッド軌道」で真上に発射している。極めて高度が高いところからマッハ20ぐらいで落ちてくるので、大気圏への再突入でばらばらになると思う。落下が予想される地点の船舶は十分気をつける必要がある。

Q.ミサイルの発射が続いているが、一連のねらいは?

A.従来はアメリカを交渉の場に引っ張り出すためにいわゆる瀬戸際外交をしていたが今回は交渉のためのミサイル発射ではなく挑発行為だ。最近も米韓の訓練や日米韓の合同のコメントなどに反発するような形でミサイルを撃ってきている。これに対して米韓も挑発を繰り返す形になっていて、第三者の仲裁が入っていないことがいちばん気になっている。南北朝鮮間の挑発行為が繰り返されると朝鮮半島の有事にもつながりかねない。

Q.北朝鮮のミサイル開発はどの段階にあるのか。

A.おそらく長距離のミサイルに関しては、1段目のロケット、ブースターはある意味完成している。2段目の整合性が最近とれていないので、失敗を繰り返している。

Q.今後の動向は?

A.間違いなく7回目の核実験も行うと思う。北朝鮮としては「核保有国として認めろ」ということだ。核保有国と認められるまで、ずっとミサイルを撃ったり核実験を繰り返したりすることが続くだろう。』