ミャンマー情勢「長引く危機に懸念」 ASEAN議長声明

ミャンマー情勢「長引く危機に懸念」 ASEAN議長声明
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1634F0W2A111C2000000/

『【ヤンゴン=新田裕一】東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国のカンボジアは16日、同国の首都プノンペンで11日に開いた首脳会議の議長声明を発表した。クーデターで国軍が全権を掌握したミャンマー情勢を巡り、民主派活動家の死刑執行や暴力の深刻化など「長引く政治危機に懸念を表明する」と記した。

ASEANは2021年4月、ミャンマー国軍に対して、暴力の停止や全ての関係者間の対話などを求める「5項目の合意」をまとめたが、「(国軍は)履行する意志を欠いており、深く失望した」と明記した。

ASEANや国連のほか「外部パートナーの果たす役割が重要だ」とも記載し、国際社会の積極的な関与を求めた。

5項目合意に関しては11日、議長声明とは別の文書で、期限を明確にした実行計画をつくる方針を示した。実行計画の具体的な内容は加盟国の外相による検討に委ねている。

ロシアが侵攻中のウクライナに関しては、ロシアを名指しして非難することは避けつつ「国家主権や政治的独立、領土保全を尊重することを再確認する」と言及した。「敵対行為を即時停止し、平和的な解決に向けた環境をつくり出すことが重要だ」とも指摘した。

【関連記事】

・ASEAN、ミャンマー問題足踏み 首脳会議、成果示せず
・国連事務総長、ミャンマー情勢は「地域全体の脅威」
・[社説]東ティモールのASEAN加盟を歓迎する 』