バイデン氏「ロシア発射の可能性低い」 ポーランド着弾

バイデン氏「ロシア発射の可能性低い」 ポーランド着弾
G7・NATO首脳が共同声明「調査を全面的に支持」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA160XE0W2A111C2000000/

 ※ Thinkの岩間先生の解説にある通り、直ちに「5条事態」認定とはならないようだ…。

 ※ まずは、冷静な「調査待ち」と言ったところか…。

『【バリ島=重田俊介】主要7カ国(G7)と北大西洋条約機構(NATO)は16日、インドネシアのバリ島で緊急首脳会合を開いた。ロシア製ミサイルがポーランド東部の村に着弾したとの情報に関し、40分ほど対応を協議した。ロシアによるウクライナへのミサイル発射を非難する共同声明を出した。

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バイデン米大統領や岸田文雄首相、英仏独などの首脳らが出席した。共同声明はポーランドへのミサイルについてロシアが発射したとは断定せず「ポーランドが進める調査への全面的な支持と支援を提供する」と記した。

「調査が進むにつれて適切な次の段階を決定するために緊密な連絡を取り続けることに同意する」と強調した。

バイデン氏は協議後、記者団にロシアからの攻撃か聞かれ「軌道から考えるとロシアから発射された可能性は低い」と答えた。

岸田首相は会合で「大変憂慮している。このような時だからこそG7、NATO、有志国の連携、協力を一層密にしていきたい」と発言した。同日午前に予定していた日英首脳会談は中止した。

15日に開幕した20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は首脳宣言の採択に向けて調整を続けている。ポーランドへの着弾は宣言のとりまとめなどに影響する可能性がある。

ロシアのウクライナ侵攻を批判し、核兵器の使用を認めないことを盛り込む方針だ。ロシアは自国への批判に異論があることを併記するよう求めている。

ポーランドはNATOの加盟国だ。米欧30カ国で構成するNATOは加盟国のどこかが武力攻撃を受ければ、すべての締約国への攻撃とみなしてともに反撃する集団安全保障体制をとる。
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岩間陽子
政策研究大学院大学 政策研究科 教授
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分析・考察

公式に確認されている情報と、未確認情報の違いを押さえることが重要。ポーランド東部で爆発があり、二人死亡。ポ外務省は「ロシア製」ミサイルであると発表しましたが、ロシアが発射したとは言っていません。米、NATOからは、公式ステートメントはありません。仮にNATOが動くとしても、まずは条約4条に基づく「協議」であって、集団防衛のための5条ではありません。今後、爆発物がどのようなもので、どこから飛来した可能性が高いのか、事実確定に一定の時間がかかると思われ、その間は軍事的エスカレーションはないはずです。5条事態認定は、北大西洋理事会で決定することで、1国の要請だけでできるものではありません。
2022年11月16日 10:58 (2022年11月16日 11:51更新)

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