豪、元軍人の中国軍への訓練提供を調査へ

豪、元軍人の中国軍への訓練提供を調査へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM090NI0Z01C22A1000000/

『【シドニー=松本史】オーストラリアのマールス副首相兼国防相は9日、豪軍の元軍人が中国軍に訓練を提供するよう持ちかけられた可能性があるとの情報を受け、正式な調査を行うと発表した。同氏は「国防に関する活動や人材が外国情報機関の標的になっているのは周知の事実だ」と警戒感を示した。

9日に記者会見したマールス氏は、実際に豪軍の元軍人が中国軍に対して訓練を行ったかについては明言を避けた。一方で豪連邦警察と情報機関が豪軍の協力を得て複数の事案を捜査していると明らかにした。

同氏は「国防関係者、特に国家機密を保持する人員についてどのような政策や手続きを適用すべきか詳細な調査を行うよう国防省に指示した」と述べた。そのうえでたとえ退役後であっても機密を漏洩すれば「重大な犯罪になる」と強調した。

英BBCは10月、最大30人の元英軍パイロットが中国人民解放軍の人員に訓練を行うため渡航したと報じた。約23万8000ポンド(約4000万円)の報酬が示されたケースもあったという。』