インドネシア7~9月GDP5.7%増 4四半期連続5%超え

インドネシア7~9月GDP5.7%増 4四半期連続5%超え
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM074B80X01C22A1000000/

『【ジャカルタ支局】インドネシア中央統計局が7日発表した2022年7~9月期の国内総生産(GDP)は、物価の変動を除いた実質で前年同期に比べて5.72%増えた。好調な輸出が新型コロナウイルス禍からの経済回復をけん引しており、4四半期連続で5%以上の成長を達成した。

GDPの約5割を占める家計消費は前年同期比で5.39%、同じく約3割を構成する投資は4.96%増えた。輸出は21.64%伸び、4~6月から1割増加した。ロシアが2月下旬にウクライナを侵攻した影響で、世界的に資源価格が高止まりし、石炭やパーム油など主要な輸出品目が好調に推移した。

インドネシアは新型コロナの感染拡大の影響で20年に22年ぶりのマイナス成長に沈んだが、好調な輸出におされ経済回復の足取りは力強い。21年にはプラス転換を果たし、政府は22年に5.3%の成長をめざす。

足元の懸念材料はインフレだ。政府は9月上旬に一部のガソリンと軽油に投入していた補助金を削減し価格を3割引き上げた。7~9月の家計消費は前年同期比で伸びたとはいえ、4~6月に比べると0.3%減少した。

米国の金融引き締めに連動した通貨安も景気に悪影響を与える可能性がある。通貨ルピアは対米ドルで2年半ぶりの安値圏にあり、輸入品目の価格の上昇圧力になる。

10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で5.71%上昇し、高い水準が続いている。中央銀行はインフレと通貨安に対応するため、8月から3カ月連続で政策金利を引き上げた。利上げのペースを速めると、堅調な景気を腰折れさせるリスクを伴う。

インフレと通貨安は長期化するとの見方がある。政府は景気への影響を折り込み23年の成長率を5%と予測している。

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インドネシアの一人当たりのGDPの推移
https://ecodb.net/country/ID/imf_gdp2.html