リトアニア、台湾に貿易事務所開設 中国の反発必至

リトアニア、台湾に貿易事務所開設 中国の反発必至
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM07BWA0X01C22A1000000/

『【台北=龍元秀明、ウィーン=田中孝幸】台湾の外交部(外務省)は7日、バルト3国の一つのリトアニアが台湾に貿易事務所を正式開設したと発表した。台湾が21年秋、リトアニアに事実上の大使館となる代表機関を開設したのに続き、相互の関係強化が進んでいる。中国の強い反発は必至だ。

外交部は同日、「台湾とリトアニアは権威主義との戦いの最前線にいるパートナーで、普遍的な価値を共有している」との声明を発表した。貿易事務所の名称は「リトアニア貿易代表処」とした。

21年11月には台湾がリトアニアに事実上の大使館となる「駐リトアニア台湾代表処」を開設し、「台湾」の表記を採用する異例の形をとった。中国はリトアニアとの外交関係を格下げするなど強く反発した経緯がある。

リトアニアのアルモナイト経済革新相は7日、「台湾とリトアニアの経済協力の最初の成果として歓迎する」と表明。貿易事務所の設置により「有望な(台湾の)市場への我々の取り組みが加速するのは疑いない」と強調した。

一方、台湾の国防部(国防省)は7日、同日夕までに中国軍機31機が防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。ペロシ米下院議長の訪台直後の8月5日に49機が侵入して以来の大規模侵入となる。貿易事務所の開設などに反発した可能性がある。』