Twitter、マスク氏がCEO就任 取締役9人全員を解任

Twitter、マスク氏がCEO就任 取締役9人全員を解任
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『【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターを買収した米起業家イーロン・マスク氏は10月31日、同社の最高経営責任者(CEO)になると明らかにした。ブレット・テイラー会長やパラグ・アグラワル前CEOら9人の取締役全員を解任し、買収が完了した27日時点でマスク氏が唯一の取締役になったとしている。

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マスク氏が米証券取引委員会(SEC)への31日付の提出書類で明らかにした。解任された取締役のなかには米投資ファンドのシルバーレイク幹部で、過去には米テスラの株式非公開化計画に関与するなどマスク氏に近いとされるイーゴン・ダーバン氏も含まれる。

マスク氏はツイッター買収が完了した27日にアグラワル前CEOやネッド・シーガル最高財務責任者(CFO)ら経営幹部を解任したと報じられていた。経営陣を監督する立場の取締役会が実質的に解散したことで、オーナーでCEOに就くマスク氏に権限が集中する体制となった。

マスク氏は26日までに自らのアカウントのプロフィルを「Chief Twit」に変更し、ツイッターにおける肩書にしたと主張していた。「twit」には「なじる」や「まぬけ」などの意味がある。30日付の投稿では「CEOが誰なのかは分からない」と述べていた。

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福井健策
骨董通り法律事務所 代表パートナー/弁護士
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楠木先生のコメントに尽きるかなあ。
既に「荒らし」が急増しているそうですが、ところで、Twitterは果たして全とっかえしなければいけないほど問題を抱えていたのでしょうか。誰でも投資も技術もなく容易に発信でき、それは友達や会員でなくても基本的に世界中の人が見ることができ、時には万単位のエンゲージメント(単に見るのではなくクリックなどのリアクションの総数)を生みだす。それは短期利益などでははかれない、世界中のユーザーが10数年かけて作り上げた言論のエコシステムですね。
無論、誹謗中傷など大問題はあり何とかしなければいけませんが、少なくともマスク氏はその改善とは正反対のことを言っているようですし。
2022年11月1日 8:03

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楠木建
一橋大学 教授
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分析・考察

本来であればそんなことしている場合じゃないという気がするのですが、結果を追求する経営者=商売人というよりも、マスク氏は挑戦し支配するプロセスにしか精神の昂揚を感じない人のように思えます。企業経営にはあまり興味がないのでは。
氏の行動を見ていていつも思うのですが、100年前に「地球上の富の半分を持つ男」「世界でいちばん猛烈な男」と言われたハワード・ヒューズにそっくりです。同時代の先端的なビジネスに次から次へとチャレンジする(ヒューズの時代は映画や飛行機)。突飛であるけど類型的。ひたすらフロンティアを追求する20世紀前半的な人と言ってもイイ。
2022年11月1日 7:12』