国連委で核廃絶決議採択 日本提出、禁止条約初言及

国連委で核廃絶決議採択 日本提出、禁止条約初言及
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN010AV0R01C22A1000000/

『【ニューヨーク=共同】国連総会(193カ国)の第1委員会(軍縮)は10月31日、日本が毎年提出している核兵器廃絶決議案を139カ国の賛成で採択した。採択は29年連続。決議は、昨年1月に発効した核兵器禁止条約に初めて言及したほか、「核兵器なき世界」の実現が国際社会の共通の目標だと再確認した。

賛成は昨年より13カ国少なく、反対は2カ国増えて6カ国、棄権は31カ国だった。決議は、核使用による壊滅的な被害に対する認識を高めるため「指導者や若者の広島、長崎訪問を歓迎する」と呼びかけた。

共同提案国は米国を含む52カ国。核保有五大国では他に英国、フランスが賛成し、中国とロシアは反対した。決議は12月に総会で採択される見通し。

軍縮会議日本政府代表部の小笠原一郎大使は28日の第1委で、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「核の脅威が冷戦終結後で最も高まっている」と強調して決議案への支持を求めていた。

決議に反対した南アフリカの代表は「決議案では核保有国に対する軍縮義務が意図的に著しく削られている」と不満をあらわにし、期限を設けて核軍縮に向けた具体的行動を取るよう訴えた。』