マスク氏、投稿管理の評議会設置へ Twitter経営に着手

マスク氏、投稿管理の評議会設置へ Twitter経営に着手
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2905G0Z21C22A0000000/

『【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターを買収した米起業家のイーロン・マスク氏は28日、同社のSNS(交流サイト)上のコンテンツモデレーション(不適切な投稿の監視・削除)を監督する評議会を設置すると明らかにした。有力アカウントの停止や復活などの重大な判断にあたって有識者らの意見を取り入れ、客観性を保つ狙いとみられる。

27日に買収手続きを完了してツイッターの経営権を握ったマスク氏がまず着手したのが、投稿管理の仕組みの再構築だった。28日、自らのアカウントへの投稿のなかで「ツイッターは広く多様な視点を持つコンテンツモデレーション評議会を結成する」と述べた。メンバー構成等は明らかにしていない。

マスク氏はツイッター上のコンテンツモデレーションが行き過ぎであるとの問題意識から同社の買収に乗り出した。買収後は投稿管理を極力なくす方針を示していたが、28日付のツイートでは「評議会が招集されるまでコンテンツに関する重大な決定や、アカウントの復活が行われることはない」と述べた。

米国では2021年1月の米連邦議会議事堂襲撃事件を扇動したとしてツイッターが永久追放したトランプ前米大統領のアカウント復活をマスク氏が認めるかどうかに注目が集まっている。トランプ氏は28日、自ら立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「ツイッターが分別のある人物の手に渡り、とてもうれしい」と述べた。

米ゼネラル・モーターズ(GM)は28日、マスク氏個人の傘下に入ったツイッターの新たな方向性を評価する間、同社のSNSへの広告出稿を一時停止したと明らかにした。ツイッターの広告主の間では野放図な投稿が放置されてSNSが荒れる事態への警戒感が高まっている。他の企業にも同様の動きが広がる可能性がある。

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