チベットで大規模デモか 「ゼロコロナ」の封鎖に抗議

チベットで大規模デモか 「ゼロコロナ」の封鎖に抗議
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM28B9B0Y2A021C2000000/

『【大連=渡辺伸】米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)によると、中国のチベット自治区で新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)に反対する大規模な抗議活動が起きた。少数民族への監視や管理が厳しいチベットでデモが発生するのは異例だ。中国政府は「ゼロコロナ」政策を続けており、住民の不満が高まっている。

RFAによると、チベットの中心都市ラサ市で26日、群衆が街頭に集まって大声で抗議し、警察とにらみ合いになった。抗議は夜まで続いた。英BBCによると、ラサに出稼ぎに来た多数の漢民族がデモに参加したといい、「故郷に帰ることも許されていない」という住民の声を報じた。

SNS(交流サイト)の微博(ウェイボ)では「封鎖は77日目だが、解除はまだだ」「食料や物資が足りない」などと住民らが投稿した。長引く封鎖で不満が高まったもようだ。

国家衛生健康委員会によると、チベットでは8~9月、1日あたり数百人の新規感染者(無症状含む)が発生した。現在は毎日数人で推移している。

中国政府はチベット独立の動きなどを警戒し、チベット族に対して厳しい監視体制を敷く。ラサでは2008年、現地当局の統治に反発した大規模な暴動が発生。武力で鎮圧され、当局発表では約20人が死亡した。

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