木曜にバイデン政権が発表した核の方針文書。

木曜にバイデン政権が発表した核の方針文書。
https://st2019.site/?p=20532

『Idrees Ali and Phil Stewart 記者による2022-10-28記事「U.S. to scrap sea-launched nuclear missile despite military backing」。
   木曜にバイデン政権が発表した核の方針文書。核弾頭付きの巡航ミサイルを潜水艦に搭載するのは止める、としている。もちろん制服上層は反対意見だが。

 そしてまた、次の中間選挙で共和党が大勝ちすれば、やはりこの方針は貫き得ないことにもなるであろう。

 木曜発表の政府方針は三文書。国家防衛戦略。ニュークリア・ポスチュア・リビュー。ミサイル・ディフェンス・リビュー。

 核は簡単には使わない、というのが政権の大きな志向。

 2018にトランプ政権下で米軍は、潜水艦から発射する新世代の核巡航ミサイル(SLCM-N)を開発することに決めていた。

 しかしバイデン政権にいわせると、そんなものは抑止の足しにならず、まさにカネの無駄だ。

 以前に記者が、SLCM-N開発をとりやめたらプーチンに間違ったメッセージを与えないか、と問い詰めたところ、ロイド・オースティンいわく。そもそもSLCM-Nなんてものからプーチンはまったく感作をおよぼされておらず、徹頭徹尾、無駄なアセットなのである、と。

 ※その通り。有限の資源は、敵指導部の心胆を寒からしめるモノの整備に使わないと、国民の負託にこたえることにならない。わが国で言えば、尖閣までカバーできないことが最初からわかっている陸自の自走砲開発と攻撃ヘリ調達はまさに無駄遣いの典型だった。

 かたや統幕議長のマーク・ミレイ大将は4月に、米軍の核オプションはマルチ化するほど有利であり、SLCM-Nもそれに資するという見解を維持。※安価にそれができるならOKなのだが、米国の場合、どんな新兵器も決して安価に収まることはない。メーカーと地元議員がよってたかって無駄予算を引き出そうと共謀するので。ミレイのような大将連も、退職後の再就職を考えたら、現役中に、無駄プロジェクトを遺産として残しておくほど、将来が明るくなる仕組みがある。

 バイデン政権がトランプ時代から継承したプロジェクトもある。それはSLBM用の「W76-2」という低イールド水爆弾頭だ。これはすでに2020からSSBNに混載開始されている。したがってプーチンが戦術核をどこかで使えば、ただちにこいつで対抗ができる。こっちの方は、現にプーチンの心理に感作を与えて、抑止を働かせているのである。ちなみに先日、セントコムの司令官がアラビア海のSSBNを海中訪問したのは、セントコムの司令官は中東近海のSLBM発射も指揮統制する立場にあるから。いつでもウクライナ向けに使うぞ、とプーチンを脅したのだ。』

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