【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(28日の動き)

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(28日の動き)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221028/k10013861141000.html

『ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる28日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

中央アジアとEU 初の首脳級会談 経済で連携強めるねらいか

ロシアが勢力圏とみなす中央アジアの5か国とEU=ヨーロッパ連合が初めて首脳級の会談を行いました。ロシアがウクライナへの侵攻を続ける中、一部の国がロシアと一線を画す姿勢を示す中央アジアは、EUと経済面での連携を強めるねらいがあるとみられます。

カザフスタン大統領府は27日、首都アスタナで中央アジア5か国とEUが初めて首脳級の会談を行い、それぞれの国の主権や領土の一体性を尊重する原則を支持することで一致したと発表しました。

ロシアが勢力圏とみなす中央アジアをめぐっては、このところカザフスタンなど一部の国がロシアと一線を画す姿勢を示していて、EUと貿易などでの連携を強めるねらいがあるとみられます。

一方、EUとしても、エネルギーについてロシアに依存し、現在、対応を迫られていることを教訓に、中国に依存している資源の調達先を多角化しようと中央アジアとの関係を強化したい考えです。

キーウ州知事 住民に節電呼びかけ 予期せぬ緊急停電の実施も

連日のロシアによるエネルギー関連施設への攻撃を受けてキーウ州のオレクシー・クレバ知事はSNSにビデオメッセージを投稿し「多くの重要施設が稼働できない状態に追い込まれているため、われわれは無期限の緊急停電に備える必要がある。電力消費は控えるよう改めてお願いしたい」と住民たちに節電を続けるよう呼びかけました。

キーウ州の電力会社などによりますとキーウ市とその周辺では現在、電力が30%不足していて、今後は予期せぬ緊急停電の実施も避けられないとしています。

IEA “ウクライナ侵攻で再生可能エネルギーへの移行 加速化”

IEA=国際エネルギー機関が年に一度まとめている「世界エネルギー見通し」によりますと、ウクライナ侵攻のあとのエネルギー危機を受けて、各国の政府がロシア産の天然ガスや石油の調達をやめたり、再生可能エネルギーの導入を進めたりする結果、すべての化石燃料の需要は2030年ごろに産業革命以来初めて頭打ちになると予測しています。

また、世界最大の輸出国だったロシアのガスや石油の供給は2030年には半減するとしています。

一方、各国政府が打ち出した政策や企業の動きなどを試算すると、世界の再生可能エネルギーへの投資額は2030年までに年間2兆ドル、日本円にしておよそ290兆円にのぼり現在の水準から50%以上増加すると試算しています。(1ドル=約145円で計算)

パリにあるIEAの本部で記者会見したビロル事務局長は「私たちはエネルギーの歴史のなかで転換点を迎えている」と述べ、ロシアの侵攻によるエネルギー危機は化石燃料からクリーンエネルギーへの移行を間違いなく加速させていると強調しました。

中国・ロシア外相 電話会談で友好関係を確認

中国共産党大会が終わり、3期目の習近平指導部が発足してから初めてとなる中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相の電話会談が27日行われました。

中国外務省によりますと、王外相は会談で、今月開かれた共産党大会で習近平国家主席が党のトップに選ばれたことを報告するとともに、プーチン大統領が習主席に祝電を送ったことに謝意を示しました。

そのうえで「中国は激動の世界にさらなる安定をもたらすため、両国の関係と各分野の協力をより高い水準に推進することを望んでいる」と述べ、友好関係を確認したということです。

一方、ロシア外務省は声明で「双方は地政学的にも不安定で混乱した中でも関係が引き続き発展している」としています。

またラブロフ外相は「ウクライナ周辺の情勢についてロシアの立場を支持する中国に感謝する」と述べたとしていてウクライナ情勢をめぐりロシアが欧米と対立を深める中、中国がロシアを支持していると主張しました。

プーチン氏 “核兵器使用の可能性 積極的に発言したことない”

ロシアのプーチン大統領は27日、首都モスクワで開かれている国際情勢をテーマにした会議で演説し「核兵器が存在するかぎり、その使用の危険性は常にある」と述べました。

一方で「ロシアは、核兵器を使用する可能性について、積極的に発言したことなどない」と述べました。

また、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」についてプーチン大統領は「政治的にも軍事的にも使う意味がない」と主張しました。

一方、プーチン大統領は来月インドネシアで開かれるG20の首脳会議にみずからが対面で出席するかどうかについて「ロシアからは間違いなく高いレベルの関係者が出席する。私も行くかもしれない。考えてみる」と述べただけで明言しませんでした。』