米国務長官「ロシアの主張は虚偽」 「汚い爆弾」めぐり

米国務長官「ロシアの主張は虚偽」 「汚い爆弾」めぐり
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN240IA0U2A021C2000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】ブリンケン米国務長官は23日、ウクライナのクレバ外相と電話協議した。ブリンケン氏はウクライナが放射性物質をまき散らすことを目的とした「汚い爆弾」を使おうとしているとのロシアの見解について「虚偽の主張だ」と批判した。

ロシアのショイグ国防相は23日に英国、フランス、トルコの国防相と相次ぎ電話協議し、ウクライナが「汚い爆弾」を爆発させる恐れがあるとの見方を伝えた。ウクライナを支援する米欧は、攻撃されたと偽る「偽旗作戦」の一環でロシアが自作自演で投入するのを警戒する。

米国務省の声明によると、ブリンケン氏はクレバ氏との電話で「米国はショイグ氏の見え透いた虚偽の主張を拒否する」と強調した。「ロシアが(紛争を)エスカレートさせる口実に使用しようとするいかなる試みも世界は見抜くだろう」と断じた。

電話協議ではウクライナの主権、独立、領土の一体性に対する米国の揺るぎない支持を確認した。安全保障や経済、人道の分野で前例のないウクライナ支援をできる限り継続する米国の関与についても意見を交わした。

米英仏の外相は23日、3カ国の国防相とショイグ氏との電話協議を受けて共同声明を発表した。ウクライナが「汚い爆弾」を爆発させる恐れがあるとするショイグ氏の見解について「ロシアの見え透いた虚偽の主張を我々全員が拒否すると明確にした」と記した。侵攻をエスカレートさせようとするロシアの口実を受け入れないとも訴えた。

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