プーチン政権「戦争」認める NATOに責任転嫁

プーチン政権「戦争」認める NATOに責任転嫁
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB230YZ0T21C22A0000000/

『2022年10月23日 13:06

ロシアのプーチン大統領の側近が22日、「特別軍事作戦」と呼んできたウクライナ侵攻について、「戦争」という言葉を連呼した。議員を除き、政権高官が戦争と認めるのは初とみられる。これまで対テロなどと同じ「作戦」の位置付けだったが、過去1カ月で部分的な動員令と戒厳令が出され、事実上の「戦時体制」に入ったことが背景にありそうだ。

この側近は、ウクライナ担当のキリエンコ大統領府第1副長官。戦争の責任を負うのは北大西洋条約機構(NATO)側と主張。ロシアが仕掛けたにもかかわらず、「被害国」だと訴えている。

キリエンコ氏は教育関係者らのフォーラムで「ロシアは国民主導の戦争で常に勝利してきた」と演説し、会場から拍手喝采を浴びた。経済制裁や情報戦を含めて「必ずこの戦争にも勝とう」と鼓舞。必要なのは「国民一人ひとりが自分の関与を感じ、共通の勝利に向けて貢献する機会を持つことだ」と強調した。

一方で「これはウクライナとの戦争ではない。ウクライナとは戦っていない」「ロシアに戦いを仕掛けているのは、NATO諸国だ」と発言。相手の目的は「独立した主権国家としてのロシアを消滅させることだ」と決め付け、ロシアにとって「自衛戦争」だと持論を展開した。(時事)』