「スペースX」衛星群からの電波を勝手に利用することで航法補助に役立てることができる

「スペースX」衛星群からの電波を勝手に利用することで航法補助に役立てることができる
https://st2019.site/?p=20513

 ※ ここで、『「OFDM」(直交周波数分割多重方式)』が出てくるとは…。

 『Mark Harris 記者による2022-10-21記事「Starlink signals can be reverse-engineered to work like GPS?whether SpaceX likes it or not」。

   オースティンにあるテキサス大学の電波航法研究所員、トッド・ハンフリーによれば、「スペースX」衛星群からの電波を勝手に利用することで航法補助に役立てることができるという。
 すなわちGPSが使えない場合のバックアップに使えるという。

 このような可能性は「スペースX」の幹部によってすでに2020年に語られていたという。

 ハンフリーは「スペースX」の幹部連を通じて、社主のイーロン・マスクの問題意識を垣間見た。低軌道周回衛星ビジネスは、他社前例によれば、倒産と紙一重のビジネスなのだという。倒産回避が、まず、同社の至上命題なのだ。

 となれば、「スペースX」を第二のGPSにするなどという構想を、儲け至上主義のマスクが前向きに検討するはずがないから、ハンフリーは独自に解析をして、「スペースX」電波を地上のユーザー側において勝手にナビ信号化する方法を見つけた。

 解析の結果、スターリンクの信号は「OFDM」(直交周波数分割多重方式)によって送出情報量を濃密化していることがわかった。

 そのさい、「100分の1」秒を四分割している。このパターンを利用することによって、誤差30mほどの簡易ポジショニングが可能だという。

 オハイオ州立大のザク・カサスのチームも、昨年、スターリンクの電波を利用して精度10mのポジショニングを、してみせている。ただしカサスの方法は、頭上を通過するLEO衛星の完全軌道データが事前に知られていることが前提だ。』