仏スペイン新パイプライン 首脳合意、エネ網強化で

仏スペイン新パイプライン 首脳合意、エネ網強化で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2100O0R21C22A0000000/

『【ブリュッセル=共同】フランスのマクロン大統領は20日、スペインのサンチェス首相、ポルトガルのコスタ首相とブリュッセルで会談し、スペイン北東部バルセロナとフランス南部マルセイユを結ぶ海底パイプラインの新設などのエネルギー網強化で合意した。パイプラインは水素の輸送を主目的とし、天然ガスの輸送は限定的とする方針。

ロシアのウクライナ侵攻後、欧州のガス輸送拠点を目指すスペインは中止していたピレネー山脈を通じてフランスと結ぶパイプライン計画の再開を訴えた。ロシア産ガスへの依存脱却を図るドイツも支持したが、フランスは採算性や環境負荷の観点から反対を貫いた。
フランスとスペイン、ポルトガルの共同声明はこの計画の放棄を確認し、3カ国を欧州連合(EU)のエネルギー網と結ぶ新たな「グリーンエネルギー回廊」をつくると表明。サンチェス氏は記者団に「3カ国だけでなくEUにとっても良いニュースだ」と強調した。

新設するパイプラインの建設では、EUからの資金調達を狙う。具体的な検討を直ちに始め、12月上旬にスペインで開催する次の3カ国首脳会談で建設スケジュールなどの決定を目指す。』