ドイツ銀行を家宅捜索、独検察当局 税還付不正で疑惑

ドイツ銀行を家宅捜索、独検察当局 税還付不正で疑惑
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR18DOB0Y2A011C2000000/

『【ベルリン=南毅郎】ドイツの検察当局は18日、金融大手ドイツ銀行に対して家宅捜索に入った。独メディアが一斉に報じた。「Cum-Ex取引」と呼ばれる不正な税還付の取引に関与した疑いが浮上しており、関係者の証拠の押収に乗り出したもようだ。

独DPA通信によると、捜索の対象になったのはフランクフルトにある本店など。電子メールなどの記録を押収するため、捜索は西部ノルトライン・ウェストファーレン州の捜査員など100人規模の体制で実施した。当局の捜査は2017年から続いており、追加の措置が必要と判断したとみられる。

「Cum-Ex取引」は配当権利落ち日前後の株式取引を通じて、納めてもいない税金の還付を受け取れるようだます不正な手口。これまでにドイツ国内で巨額の不正還付が発覚しており、ケルン検察当局などが捜査を進めている。

ブルームバーグ通信によると、ケルン検察はこれまでにJPモルガン・チェースやバークレイズ、モルガン・スタンレーのフランクフルト拠点も捜索している。ドイツ銀行は今春にもマネーロンダリング(資金洗浄)対策などに関連して家宅捜索を受けたばかりで、今回の捜査では個人の自宅も対象に入っているもようだ。』