共産、マイナカードの廃止要求

共産、マイナカードの廃止要求 「無理やり取得させるのは反対」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c82c42ae0b0f9f321cda959e9652a3a35b361166

『共産党の志位和夫委員長は13日の記者会見で、マイナンバーカードに運転免許証や健康保険証を一体化させ、取得を事実上義務化する政府方針を批判した。「個人情報を全部ひも付けし、無理やり取得させるやり方に反対だ。制度自体の廃止が必要だ」と述べた。

 カードの交付率が人口の半数程度にとどまっている点について「個人情報が守られるかどうかの懸念があるから普及しない。国民が政府を信頼していない」と指摘した。』

マイナンバーの在日外国人への影響

マイナンバーの在日外国人への影響
https://www.secom.co.jp/business/mynumber/about/foreigners.html

『マイナンバー制度の導入により、外国人も含めて日本国内に住民票があるすべての者にマイナンバーが付番されます。

在日外国人への影響はどのようなものがあるのでしょうか。

外国人にもマイナンバーが付与される

マイナンバー制度の導入により、日本に住民票がある人全員に1人に1つのマイナンバーが付番されます。したがって、外国人であっても、住民登録をしている中長期在留者、特別永住者などにはマイナンバーが付番されます。

マイナンバーが記載された通知カードやマイナンバーカードは、本国に帰る際に各市区町村に返納する必要があります。

市区町村において返納を受けた旨を券面に記載した後、カードそのものは本人に返却されます。これは、転出後においても税金納付の関係などでマイナンバーを確認する場面が発生する可能性があるためです。

日本に再入国し、再び中長期滞在することになった場合には、このカードを提示し、再入国の旨を券面に記載することで、引き続き同じマイナンバーを使用することになります。

特別永住者などで住民票上に「通称名」を持つ方の場合、通知カードやマイナンバーカードには、現行の健康保険証などのように通称名のみを記載することはできず、本名と通称名が併記されることになります。

したがって、国籍や本名を勤務先などに伏せておくことが難しい状況となり、特別永住者などの帰化申請が急増していると言われています。

また、外国人が永住権取得や帰化の申請をする際には「素行が善良であること」が要件の一つとなっていますが、これには納税義務等の適正な履行も含まれ、マイナンバーの導入により、これまで以上に効率的に税金や社会保険料等の納付状況が確認されるため、未払いがある場合には、審査に悪影響を及ぼすので注意が必要です。

2016.11.17更新 』

外国人のマイナンバーカードで通称名のみの記載は可能ですか。
https://help.city.kobe.lg.jp/hc/ja/articles/4488193834639-%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%A7%E9%80%9A%E7%A7%B0%E5%90%8D%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%AE%E8%A8%98%E8%BC%89%E3%81%AF%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B-#

『できません。

通知カード・マイナンバーカード共にお名前の記載は住民票を基に作成されますので、住民票に通称名を記載されている場合、本名と通称名が併記されます。』

“米中新冷戦”アメリカと中国は何を考えている?特派員が解説

“米中新冷戦”アメリカと中国は何を考えている?特派員が解説
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2022/08/05/24360.html

 ※ 今日は、こんなところで…。

『2021年11月、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談が行われました。オンラインですが、2人の顔を合わせての会談は2021年1月のバイデン政権発足以来初めてです。

米中関係が「新冷戦」とまでいわれるほど冷え込み、台湾海峡での緊張も高まる中、注目点は何なのでしょうか。

特派員がわかりやすく解説します。

(ワシントン支局・高木優支局長 / 中国総局・大山吉弘記者)

※この記事は2021年11月16日に公開したものです

会談の注目点は?

ポイントは安全保障分野などでの米中関係の「安定化」です。

台湾海峡での緊張が高まるなか、まずは、偶発的な事故が衝突に発展しないよう、最低限の信頼を醸成できるかどうかです。

その背景には、2001年に中国の海南島近くの南シナ海上空で、アメリカ軍の偵察機と中国軍の戦闘機が接触し、中国軍機が墜落したようなことが、仮にいま起きれば、軍事衝突につながりかねないとの危機感があります。

台湾海峡の緊張が軍事的衝突につながる危険性は?

アメリカ バイデン大統領

バイデン大統領は11月、「衝突は心配していない」と述べました。
しかし、アメリカ軍関係者のあいだでは、台湾海峡有事への警戒が強まっています。
デービッドソン前インド太平洋軍司令官は3月、議会公聴会で、中国軍による台湾侵攻が「6年後(2027年)までに顕在化するおそれがある」と警告し、注目されました。

バイデン政権は歴代政権と同様、「台湾は中国の一部だ」と主張する中国の立場を認識する「1つの中国」政策をとっていますが、台湾への関与は強めています。
中国が台湾に侵攻すれば、アメリカが軍事的に介入し、衝突に発展する可能性が高いと見られているだけに、中国に侵攻を思いとどまらせるための抑止力をいかに高めるかの議論が、アメリカでは急速に活発になっています。

中国はどう対応する?

中国 習近平国家主席

中国にとっては、「核心的利益」の中でもとりわけ重要な台湾に対するバイデン政権の関与は、絶対に放置できません。

中国も台湾に武力行使に踏み切れば大きな代償を伴うことは分かっていますが、台湾独立の動きは見逃せないため、台湾側に軍事的な圧力をかけ、偶発的な衝突の危険も高まっています。
それだけに、今回の会談で、アメリカとの対立の緩和につなげられるかが注目されます。
米中の対立は台湾問題だけなの?

それだけではありません。

アメリカは、
▼中国の急速な軍事力の増強と東シナ海や南シナ海での力による現状変更の動き、
▼知的財産権の侵害や国有企業の優遇といった不公正な経済慣行、
さらに
▼新疆ウイグル自治区や香港などでの人権や民主化をめぐる状況を
とりわけ問題視しています。

さらに、アメリカがいちばん警戒しているのは、中国が、民主主義の模範と自負するアメリカの立場を脅かす存在になりつつあることです。

バイデン大統領は「民主主義と専制主義の競い合い」と位置づけ、戦後、常にアメリカが中心に立ってきた国際秩序が崩れ、アメリカの国際的な影響力や利益が損なわれることへの警戒感を隠していません。

アメリカの関与と中国の発展

歴史を振り返ると、アメリカ側が中国に接近しました。

アメリカ側が中国に関与し、アメリカ主導の秩序のもとで、中国は「世界の工場」と呼ばれるまでに成長し、「リーマンショック」では危機に陥った世界経済をけん引しました。
一方、中国は、軍事力も増し、東シナ海や南シナ海への海洋進出も活発化させ、周辺国との摩擦が増えていきます。

こうしたなか、習近平氏が党のトップとなり、国内では、言論統制などを通じて、党の指導を強化。

また、巨大経済圏構想「一帯一路」や、ハイテク分野で世界トップ水準を目指す「中国製造2025」などを公表しました。

そして、トランプ前政権が2018年に、中国からの輸入品に高い関税を課し、中国側もそれに報復措置をとる「貿易戦争」が勃発した頃から、「新冷戦」という言葉が使われるようになりました。

バイデン政権は中国をどう見ている?

「最大の競合国」と位置づけています。

前提にあるのは、オバマ政権まで続いた「関与政策」から得た教訓だとされます。

アメリカは、中国との関係強化を通じて、国際秩序に反する中国の行動を変えていこうとしたものの、南シナ海の島々の軍事拠点化などを食い止めることはできませんでした。

バイデン政権は、同じ民主党政権だったオバマ政権時と比べれば、格段に「対中強硬姿勢」を強めており、トランプ前政権とその点は共通しています。

アメリカ 国家安全保障会議 キャンベル インド太平洋調整官

バイデン政権でアジア政策を統括するNSC=国家安全保障会議のキャンベル・インド太平洋調整官は「中国に広く関与する時代は終わった。これからは『競争』が主要な規範となる」と明言しています。

バイデン政権の対中政策を読み解くキーワードは?

それは「3つのC」です。

競争すべきところは競争し、気候変動対策など協力できる分野では手を携える関係を構築しようとしています。

「協力」「競争」「対決」という3つのカテゴリーに分けた米中関係です。

そしてもう1つのキーワードは「責任ある競争」です。競争を基軸とするが、危険な方向にエスカレートさせてはならないと強調しています。

具体的にはどうする?

バイデン政権は、中国が2030年ごろまでには経済規模でアメリカを追い越すと見られるなか、同盟国や友好国と手を組み、いわば「総合力」で中国と対抗しようとしています。

そのために、多国間の枠組みや2国間関係を強化し、それぞれに戦略的役割を担わせることで重層的に「対中国包囲網」を築こうとしています。

中核をなすのが以下の枠組みです。

● G7(政治・経済)
● クアッド(気候変動・感染症対策など広範囲)
● オーカス(軍事)
● D10(民主主義)G7+韓国・豪・印 (D=Democracy)

とりわけ、世界第3位の経済力と最先端技術力のある日本への期待は増しています。

日本とは外交・安全保障面での連携にとどまらず、半導体のサプライチェーンの構築や、電気自動車、AI=人工知能、量子コンピューターの開発など、いわゆる「経済安全保障」面で協力を深化させたい考えです。

一方の中国はアメリカをどう見ている?

中国は、「関与政策」を続けてきたアメリカが、トランプ前政権以降、一方的に強硬な姿勢をとっているとして、「理不尽だ」と受け止めています。

また、貿易や投資などを通じた両国関係の発展によって、アメリカも大きな利益を得てきたはずだと考えています。

その中国は、いまのアメリカの姿勢は、自国の発展を阻害している。そして、中国の体制に挑む姿勢を見せている、と受け止めています。

中国にとっては、共産党の一党支配という体制を維持することが最も重要で、これを脅かす動きは絶対に受け入れず、排除する構えです。

中国では、国民の間にも愛国主義的な動きが広がり、アメリカとの対立をいとわない雰囲気も出ています。

中国はアメリカ主導の秩序に挑むの?

習近平指導部は、「中国は、覇権を求めない。アメリカを敵視し、とってかわろうという意思もない」と繰り返し強調しています。

ただ、これを額面通り、受け入れるわけにはいきません。

習主席は、建国100年を迎える今世紀中頃までに、「社会主義の現代化強国を築く」という目標を掲げています。

「社会主義の現代化強国」とは?

アメリカを超える世界一の強国を目指す目標とも受け止められています。

中国は、民主主義などの西側のシステムは普遍的なものではなく、中国のやり方のほうが優位性があると考えているのです。

国営の新華社通信が、共産党の重要会議「6中全会」にあわせて配信した記事には、「2035年には東洋の大国(中国)は現代化を果たし、人類の世界地図は徹底的に塗り替えられる。『現代化は西洋化だ』という歴史認識を終わらせ、まったく新しい選択肢を提供する」と指摘し、中国が既存の世界秩序に挑む「野望」があることをうかがわせています。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、中国は、“権威主義国家”ならではの強制力を武器に素早く抑え込みを図ったことを大きな自信ととらえ、こうした主張を強めているように見えます。

中国は、アメリカに何を求めている?

アメリカ シャーマン国務副長官(左)と 中国 王毅外相(2021年7月)

中国の考え方が明確にわかるのが2021年7月、王毅外相がアメリカのシャーマン国務副長官と会談した際に要求した「これだけは絶対に譲れない」という3点です。

いずれも中国が核心的利益とするものです。

1つ目は、共産党の一党支配という、中国の社会主義制度に挑戦したり、転覆させようとしたりするな、という要求。

2つ目は、通信機器大手ファーウェイに対する制裁など、中国のハイテク企業への抑圧をやめよ、ということなどを意味します。

そして3つ目は、新疆ウイグル自治区やチベット自治区、香港、さらに台湾をめぐる問題への干渉をやめよ、という要求です。

中国は、これらの地域で独立や民主化を求める声が拡大すれば、国家の分裂につながると、非常に神経をとがらせています。

米中の対立は今後も続く?

冷え込んだ関係が長く続く可能性が高いと思います。

なぜなら、政治的分断が著しいアメリカですが、中国に厳しい態度をとることにおいては、超党派の合意が形成されているうえ、アメリカが重視する民主主義や人権の問題で、中国が歩み寄る可能性は低いからです。

アメリカでは2022年秋には中間選挙が、2024年秋には大統領選挙があり、その年は「選挙モード」に突入します。

バイデン大統領は2021年夏以降、支持率の低迷に悩まされており、選挙に直結する国内問題への対処に手をとられてばかりいると、対中政策で十分な指導力を発揮できない可能性があります。

中国にとってアメリカは、中国の「野望」に立ちはだかる国です。

それだけに気候変動問題などのグローバルな課題をきっかけにアメリカとの対話を続け、全面的な対立は避けたい狙いです。

しかし、“3つの要求”など「核心的利益」が絡む問題で、中国がアメリカに譲歩する可能性はゼロで、今後、長期にわたって、対立が続くとみられます。

アメリカも政治の時期に入りますが、中国でも、2022年後半、5年に1度の共産党大会が開かれ、党トップとして異例の3期目入りを目指している習主席にとっては、アメリカとの関係でも失敗できない重要な時期を迎えています。

習近平国家主席を国際ニュースナビで深掘り
バイデン大統領を国際ニュースナビで深掘り

中国総局記者大山 吉弘

1995年入局 松山局、長野局、政治部、国際部などを経て
2019年7月から北京駐在

大山 吉弘の記事一覧

ワシントン支局長高木 優

1995年入局 国際部、マニラ支局、中国総局(北京)などを経て、2021年3月から2度目のワシントン駐在

高木 優の記事一覧 』


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%B2

『欲(よく、慾、希: ἐπιθυμία, 羅: cupio, 英: desire)とは、何かを欲しいと思う心[1]。欲望、欲求などともいう。

人間(ヒト)、動物が、それを満たすために何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、それが満たされたときには快を感じる感覚のことである。生理的(本能的)なレベルのものから、社会的・愛他的な高次なものまで含まれる。心の働きや行動を決定する際に重要な役割をもつと考えられている。

仏教などでいう「欲」は、概ね生理的(本能的)なレベルのものを指しており、精神にとって心をよくしていくもの、愛情を育てるもの、抑制するべきものとして説かれている。 』

『欲求段階説

マズローの提唱する、欲求の階層をピラミッドで表現し原始的欲求に近づくほど底辺に書いた図。

アブラハム・マズローは「欲求階層論」を唱えた。

これは、人間は、ある欲求が満たされると、より高次の欲求を満たそうとする、とするものである。

人間の欲求は、「生理的欲求」「安全への欲求」「社会的欲求」「自我欲求」「自己実現欲求」の、低次元から高次元までの、5つの階層をなしている、とし、低次元の欲求が満たされて初めて高次元の欲求へと移行する、とした。

また、生理的欲求や安全への欲求を「欠乏欲求」と呼び、自己実現を求める欲求は「成長欲求」と呼んだ。

欲求を低次なものと、より高次なものに分類した。いずれにせよ、欲求が満たされると脳内で「報酬系」が活動し快の感覚を感じる。不快を感じさせないようにする。
詳細は「自己実現理論」を参照

生理的・本能的な欲求

生物が生命を維持し子孫を残すために必要な欲求である。外界からの刺激や体内の状態に直接結びついた、短期的な欲求である。

主に身体内部の情報に基づいた欲求

呼吸:呼吸中枢が血中のO2濃度低下を感知すると、呼吸回数を変えたり気道を通じさせようとしたり、別の場所に移動したりしたくなるような欲求が生じる。

食欲:視床下部の血糖値センサーが血糖値低下を感知すると、個体に「空腹感」を感じさせ、摂食行動を促す。

飲水:視床下部の浸透圧センサーが、血清の濃度上昇を感知すると、個体に「口渇感」を感じさせ、飲水行動を促す。

排便・排尿:大腸や膀胱からの情報により、排泄したいという欲求が生じる。

睡眠欲

体温調整:体温調整中枢にて設定された温度と比較して、体温が上昇/下降した場合、涼しい/暖かい場所に移動したいと感じたり、汗をかかせたり、筋の振戦を起こさせたりして体温を調整する。

性欲:性的パートナーを見つけ、性行為を行いたいと感じる性的欲求。

主に身体の外部からの情報に基づいた欲求

逃避:不安や危機を感じた場合に逃げ出したいという欲求を生じる。

闘争:逆に、戦うことで生存しようとする欲求。

困難な状況になると、宗教に関わらず祈りや念仏等を唱えてしまう行為(「あーっ、神様、仏様、ご先祖様、キリスト様…」)等、対象がはっきりしていなくても、助けを求め、すがりたくなる感情を、生存への欲(生存欲)の一部としてとらえ、その中で、最も認知されず、研究されてもいない欲として、祈り欲という単語を提唱する人もいる。

心理・社会的な欲求

ヒトは群居性の動物であり、また高度な思考力を持つために、社会的に認められたい、知識を満足させたい、他者を満足させたい、というより高次な欲求がある。

また、欲求の内容は、後天的に身につくものであり、社会や文化の影響が大きいという特徴が見られる。

マレー(Murray)の質問紙検査・臨床心理検査・面接調査を行った調査によれば以下のような欲求が多くの人間に認められる。[2]

獲得:財物を得ようとする欲求。

保存:財物を収集し、修理し、補完する欲求。

秩序:整理整頓、系統化、片付けを行う欲求。

保持:財物を持ち続ける、貯蔵する、消費を最小化する欲求。

構成:組織化し、構築する欲求。

優越:優位に立つ欲求。達成と承認の合成。

達成:困難を効果的・効率的・速やかに成し遂げる欲求。

承認:賞賛されたい、尊敬を得たい、社会的に認められたい欲求。

顕示:自己演出・扇動を行う、はらはらさせる欲求。

保身:社会的な評判・自尊心を維持する欲求。

劣等感の回避:屈辱・嘲笑・非難を回避する欲求。

防衛:非難・軽視から自己を守る、また自己正当化を行う欲求。

反発:二度目の困難に対して再び努力し、克服・報復する欲求。

支配:他人を統率する欲求。

恭順:進んで他人(優越な人間)に積極的に従う欲求。

模倣:他人の行動やあり方を真似する欲求。

自律:他人の影響・支配に抵抗し、独立する欲求。

対立:他人と異なる行動・反対の行動をとる欲求。

攻撃:他人に対して軽視・嘲笑・傷害・攻撃する欲求。

屈従:罪悪の承服・自己卑下の欲求。

非難の回避:処罰・非難を恐れて法・規範に進んで従う欲求。

親和:他人と仲良くなる欲求。

拒絶:他人を差別・無視・排斥する欲求。

養護:他人を守り、助ける欲求。

救援:他人に同情を求め、依存する欲求。

遊戯:娯楽などで楽しみ、緊張を解す欲求。

求知:好奇心を満たす欲求。

解明:事柄を解釈・説明・講釈する欲求。

知識・名誉・地位等を得ることによる満足感や他者から認知されたいといった欲求、ストレス発散行為を欲する動き、より美味しいもの・より良いものを求める動き、見栄・所有欲等がある。

子供の養育は、生殖欲求の一種でもあるが、ヒトの場合は「思いやりのある子に育って欲しい」など、高次な欲求にも基づいている。

ただし人間の欲求は非常に複雑な相互作用が起こるために単純に上記の欲求に行動を還元することはできない。

生理的な欲求が満たされれば、高次な欲求の方が、行動や心の動きを決める上で重要となってくると考えられる。

適応機制

発生した欲求を解消するために起こす行動(適応機制,Adjustment Mechanism)は、下記のように分類することができる。

欲求と適応機制

葛藤

接近と接近 - ラーメンも食べたいけど、ハンバーグも食べたい。

回避と回避 - 塾にいくのは嫌だし、かといって家に帰っても親に叱られる。

接近と回避 - 試験に受かりたいけど、勉強はしたくない。

障壁

物理的障壁(天候・時間・距離など) 例 - 運動したいが、外が雨でできない。

社会的障壁(法律・評判・習慣など) 例 - バイクに乗りたいが、まだ16歳以上でないので免許が取得できない。

個人的障壁(能力・容姿・思想など) 例 - 試合に出たいが、それだけの能力がない。
経済的障壁(お金・物資など)     例 - ブランド品を買いたいが、お金がない。

脳科学と欲 

科学的根拠については十分とは言えないものの、欲求を脳科学の見地から解明する研究も進められていて、低次な欲求ほど主に大脳辺縁系などの旧皮質の影響を受け、高次な欲求ほど主に前頭連合野などの新皮質の影響を受けやすいとされている。主な欲求を分類すると以下のようになる。

生理的欲求

安全安心の欲求

愛情や所属の欲求(集団欲・序列欲)

人から認められたいといった欲求

理想とする自分になりたいという自己実現の欲求

これらの多様な欲求を段階的・並行的に過不足なく(場合によっては適度な過不足状態を前提にしつつ)満たしていくことが心身の健康を維持する上では、大切である。

こういった欲求レベルには、個人差がありその基本的な欲求が強いほどそれに相応した理性的能力(大脳新皮質の前頭連合野など)も発達しやすい傾向があり、また向上心や進歩の原動力となりうるものでもある。

低次の欲求をコントロールしたりする理性に関わる前頭連合野は、最初は空っぽのハードウェアのようなものであり、しつけ・社会のルール・教育などの後天的な学習作用によって脳神経細胞(ニューロン)のネットワークを形成し理性的コントロール能力をつけていく。

また、より低次元な欲求が上手く満たされずに過剰な欲求不満状態(ストレス)となった場合に、前頭連合野における理性的コントロール能力を超えてしまい、神経症や犯罪・いじめ等の問題行動を引き起こしやすい状態となることも知られている。

哲学における欲望

「人間の欲望は他者の欲望である」(ジャック・ラカン、『精神分析の四基本概念』)
「他者が欲望するものを欲望する」(ルネ・ジラール、『欲望の現象学』)

社会と欲

社会的には、過剰な欲は犯罪の要因となることから制度を設けて制限を加えているが、経済活動の需要を喚起する必要から適度な欲を必要としている。

宗教において

仏教

比丘たちよ、この舟から水を汲み出せ。
汝が水を汲み出したならば、舟足軽やかに進むであろう。
このように貪欲と瞋恚とを断ったならば、汝は涅槃に達するだろう。
パーリ仏典, ダンマパダ, 369, Sri Lanka Tripitaka Project

海水は飲めば飲むほど喉が渇く。[3]

パーリ語において「欲」を意味する言葉には複数存在する[4]。

ローバ(lobha)、ラーガ(rāga) :貪 [4]
カーマ (Kāma) [4]
タンハー (Taṇhā) : トリシュナー [4]
ラティ (rati) [4]

仏教では、眼・耳・鼻・舌・身・意(げん・に・び・ぜつ・しん・い)の六根から欲を生ずるとする[5]。

また三界(無色界・色界・欲界)といい、このようなさまざまな欲へ執着している者が住む世界として欲界(よくかい)があり、現実世界の人間や天部の一部の神々などがこの欲界に含まれる存在であるとする。

仏教では、欲そのものは人間に本能的に具わっているものとして、諸悪の根源とは捉えないが、無欲を善として推奨し、修行や諸活動を通じて無欲に近づくことを求めており[3]、自制ではなく欲からの解放を求めている。

原始仏教では、出家者は少欲知足(しょうよくちそく)といい、わずかな物で満足することを基本とした [6]。南方に伝わった上座部仏教は、この少欲知足を基本とする[6]。

なお唯識仏教では、欲は別境(べつきょう、すべて心の状況に応じて起こすもの)で、そのはたらきに善・悪・無記(善と悪のどちらでもない)という3つの性(三性)を求めるとする。

善欲は精進して仏道を求める心であり、悪欲は貪(とん、むさぼり)として根本的に具わっている煩悩の1つとする。

しかし、大乗仏教の思想が発展すると、人間我・自我という欲に対し、如来我・仏性を得るという(つまり成仏すること)という大欲(たいよく)を持つことが重要視されるようになり、煩悩や欲があるからこそ菩提も生まれるという、煩悩即菩提という考えが形成された。したがって大乗仏教の中には欲そのものを全否定せず、一部肯定する考えもある。
少欲知足

「吾れ唯だ足ることを知る」(知足)

少欲之人無求無欲則無此患。 (中略) 有少欲者則有涅槃。是名少欲
(中略) 若欲脱諸苦惱。當觀知足。知足之法即是富樂安隱之處。

少欲の人は求むること無く、欲無ければ、すなわちこのうれい無し。 (中略) 少欲ある者はすなわち涅槃あり、これを少欲と名づく。
(中略) もし諸々の苦悩を脱せんと欲すれば、まさに知足を観ずべし。知足の法は、すなわち是れ富楽安穏の処なり。
—  大正新脩大蔵経, 涅槃部, 仏垂般涅槃略説教誡経[7] 

小欲(Appicchatā)はパーリ語で「ニーズが少ない」との意であり、転じて必要十分な量であることをさす[6]。知足(Santuṭṭhi)はパーリ語で「喜んでいる」との意であり、転じて満足から得られた喜びをさす[6]。』

8つの本能から顧客を理解する新たなフレームワーク「進化論マーケティング」【お薦めの書籍】

8つの本能から顧客を理解する新たなフレームワーク「進化論マーケティング」【お薦めの書籍】
https://markezine.jp/article/detail/39817

『マーケティングを行う上で、顧客への深い理解は必要不可欠です。しかし、昨今の顧客の購買動機は様々。顧客理解はまさに「言うは易く行うは難し」でしょう。本稿では、本能から顧客を理解するためのフレームワーク「進化論マーケティング」を解説した一冊を紹介します。

消費者がモノを買う理由の“奥の奥にあるもの”

 今回紹介する書籍は『ヒトが持つ8つの本能に刺さる 進化論マーケティング』。著者はサイエンスライターの鈴木祐氏です。

『ヒトが持つ8つの本能に刺さる 進化論マーケティング』鈴木祐(著) すばる舎 1,760円(税込)

 鈴木氏は慶應義塾大学SFCを卒業後、出版社勤務を経て独立。サイエンスライターとして、数多くの学者・専門医を取材する傍ら、科学に関する自身の知見を紹介したブログ「パレオな男」のPVは月間250万にも上るといいます。

 本書は4つの章で構成されています。第1章では、消費者の購買行動の動機である「8つの本能」を紹介。次章からは、それらの本能を刺激することで自社の商品・サービスの訴求につなげる具体的な方法を解説しています。

 本書の冒頭で鈴木氏は「多くの人がモノを売ろうとする際、“身近”なレベルで消費者の行動を理解したがる」と述べています。その上で「消費者の好み・感情・性格だけにフォーカスしていたら、より効果的な売り方を見過ごしかねない」と指摘。消費者がモノを買う理由の奥の奥を明らかにし、その後の消費行動の変化まで予測するためには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか。

アップルやマッキンゼーも採用する「進化論マーケティング」

 鈴木氏は消費者の購買動機の深層心理を読む手段として「進化論マーケティング」を紹介しています。進化論マーケティングとは、ダーウィンの進化論をビジネスに応用した学問です。2000年代にカナダのコンコルディア大学の教授が基礎となるコンセプトを提唱。近年ではアップルやマッキンゼーなどの企業も経営手法の一つに採用しているといいます。

 進化論マーケティングの特徴は、人類史を原始の時代にまでさかのぼった上で、現代の人間の中に顕在化した欲望を“本能”をベースに捉え直す点です。たとえば「高級品を購入したい」という欲望の背景には「他人に見栄を張りたいから」などの理由があると一般的には考えられます。進化論マーケティングでは、そこからさらに一歩踏み込んで「高級品を買いたくなる“本能”とは何か」と問いを立て、その源泉にある「性的シグナリング」を探るのです。性的シグナリングとは「私は恋人として理想的な存在だ」と周囲にアピールする行為のこと。つまり「生殖本能」が関係しているという考えです。

 鈴木氏は「消費者は自身が手に取った商品について、なぜそれを選んだのかをよく理解していないことが多い」と指摘。そうした潜在的な領域を「自分のDNAを後世に受け継がせたい欲望(=生殖)」と、さらに「個体としての自分を長生きさせたい欲望(=生存)」に帰結させたのが進化論マーケティングです。

「欲望」を見極め、インサイトを正しく把握する

 鈴木氏は「生殖」「生存」という2つの根源的な本能から派生する形で、8種類の欲望のタイプを紹介。それが「安らぐ」「進める」「決する」「有する」「属する」「高める」「伝える」「物語る」です。

 たとえば「安らぐ」は、自身に危害を及ぼすものを避けたいと願う欲求のことで、行動パターンとしては「リスクを取らない」「伝統を好む」などが挙げられます。「松竹梅のようにグレードが分かれた商品で『気づいたらミドルクラスを選んでしまっていた』という選択の背景には、安らぐ欲望が存在している」と鈴木氏は語ります。

 一つひとつの消費者の行動について「8種類の欲望のどれに当てはまるのか」を見極められるようになると、より深い仮説を生みやすくなり、ひいては消費者に真に刺さる広告コピーの発案や、正確な消費者インサイトの発掘につながるというのです。

 2章以降では、8つの基礎本能を実際のマーケティング施策に落とし込む方法を解説。「消費者行動を潜在的な領域も含めて深く理解したい」と考えるマーケターの方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?』

ベイズの定理

10-4. ベイズの定理

Step1. 基礎編
10. 条件付き確率とベイズの定理

https://bellcurve.jp/statistics/course/6444.html

ベイズの定理
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86

『確率論や統計学において、トーマス・ベイズ牧師にちなんで名付けられたベイズの定理(ベイズのていり、英: Bayes’ theorem)、ベイズの法則、ベイズの法則、最近ではベイズ・プライスの定理[1]とは、ある事象に関連する可能性のある条件についての事前の知識に基づいて、その事象の確率を記述するものである[2]。

例えば、健康問題の発生リスクが年齢とともに増加することが知られている場合、ベイズの定理により、ある年齢の個人のリスクを、単にその個人が集団全体の典型的な例であると仮定するよりも、(年齢を条件として)より正確に評価することができる。

ベイズの定理を応用したものに、推計統計学の手法の一つであるベイズ推定がある。

その際、定理に関わる確率は、異なる確率解釈をすることができる。

ベイズ確率の解釈では、定理は確率として表現された信念の度合いが、関連する証拠の入手可能性を考慮して合理的にどのように変化すべきかを表現している。ベイジアン推論は、ベイズ統計学の基本である。』

『定理の説明

ベイズの定理は数学的には次の式で表される[3]:

P ( A ∣ B ) = P ( B ∣ A ) P ( A ) P ( B ) {\displaystyle P(A\mid B)={\frac {P(B\mid A)\,P(A)}{P(B)}}} {\displaystyle P(A\mid B)={\frac {P(B\mid A)\,P(A)}{P(B)}}}

ここで、 A {\displaystyle A} A そして B {\displaystyle B} B は事象であり、 P ( B ) ≠ 0 {\displaystyle P(B)\neq 0} {\displaystyle P(B)\neq 0} である。

P ( A ∣ B ) {\displaystyle P(A\mid B)} P(A\mid B) は条件付き確率であり、 B {\displaystyle B} B が真であるとき事象 A {\displaystyle A} A が発生する確率である。 B {\displaystyle B} B が与えられたときの A {\displaystyle A} A の事後確率ともいう。

P ( B ∣ A ) {\displaystyle P(B\mid A)} {\displaystyle P(B\mid A)} もまた条件付き確率でもあり、 A {\displaystyle A} A が 真である場合に B {\displaystyle B} B が発生する確率である。また、 P ( B ∣ A ) = L ( A ∣ B ) {\displaystyle P(B\mid A)=L(A\mid B)} {\displaystyle P(B\mid A)=L(A\mid B)} であることから、固定された B {\displaystyle B} B に対する A {\displaystyle A} A の尤度とも解釈できる。

P ( A ) {\displaystyle P(A)} P(A) と P ( B ) {\displaystyle P(B)} {\displaystyle P(B)} は、与えられた条件なしに A {\displaystyle A} A と B {\displaystyle B} B がそれぞれ観測される確率で、周辺確率や事前確率と呼ばれている。

A {\displaystyle A} Aそして B {\displaystyle B} Bは別の事象である必要がある。

ベイズ推定
詳細は「ベイズ推定」を参照

ベイズの定理と組み合わせて確率的推論を行う方法がラプラスによって始められ、現在言うところのベイズ統計学の端緒となった。事象の確率という考え方を採用する特徴がある。

現在は例えば、迷惑メールの発見・分類といった作業のコンピュータを用いた自動化(フィルタリング)等のふるい分けにも利用されている。
概要

事象Bのベイズ確率について、

P(B) = 事象 A が起きる前の、事象 B の確率(事前確率, prior probability)
P(B|A) = 事象 A が起きた後での、事象 B の確率(事後確率,条件付き確率, posterior probability,conditional probability)

とする。

ベイズの定理を使えば、事後確率 P(B|A) は下記に従って計算される。

P ( B ∣ A ) = P ( A ∣ B ) P ( B ) P ( A ) {\displaystyle P(B\mid A)={\frac {P(A\mid B)\,P(B)}{P(A)}}} {\displaystyle P(B\mid A)={\frac {P(A\mid B)\,P(B)}{P(A)}}}

すなわち、事象Aに関するある結果(データ)が得られたとすると、それを反映し、尤度 P(A|B) の乗算によって、事象 B の確率は事前確率から事後確率へと更新される。なお事象 B の確率の観点からは、P(A) は規格化定数としての意味しかないため、しばしば省略される。つまり事後確率は事前確率と尤度の積に比例する:

P ( B ∣ A ) ∝ P ( A ∣ B ) P ( B ) = P ( A , B ) {\displaystyle P(B\mid A)\propto P(A\mid B)\,P(B)=P(A,B)} {\displaystyle P(B\mid A)\propto P(A\mid B)\,P(B)=P(A,B)}

ベイズ統計学(およびベイズ決定理論)は上記の手続きにその基礎をおき、名前の由来ともなっている[要出典]。

批判

ベイズ統計学では、事象の確率という考え方を採用し、必ずしも頻度には基づかない確率を「確率」として見なす。

またベイズの定理を用い、事前確率及び尤度を仮定した下で事後確率を与える、という相対的なメカニズムを主張している。

したがって事後確率の計算結果の信憑性や有用性は、事前分布と尤度の設定にかかっており、慎重を期すことが必要である。

これはベイズ統計学が、不確実性を含む問題を人によって異なる確率を用いて定式化することを許容する主観確率 (subjective probability) という立場をとっていることによる。

この立場はまだ解析対象となっていない新たな問題へのアプローチを可能にするという利点がある一方で、確率の決め方について客観性に欠けるという批判もある(客観確率)。
応用例

薬物検査

薬物検査の例を表す樹形図。記号U, Ū, +, − はそれぞれ使用者である、非使用者である、陽性である、陰性である事象を表す。

ある薬物の検査が感度99%かつ特異度99%だとしよう——つまり検査によって薬物の使用者のうち99%が陽性となり、非使用者のうち99%が陰性となると仮定する。さらに社会の0.5%が薬物使用者であるとする。無作為に選ばれた個人がこの検査で陽性だったとき、薬物使用者である確率はいくつか?ベイズの定理(と全確率の公式(英語版))から

P ( U ∣ + ) = P ( + ∣ U ) P ( U ) P ( + ) = P ( + ∣ U ) P ( U ) P ( + ∣ U ) P ( U ) + P ( + ∣ U ¯ ) P ( U ¯ ) = 0.99 × 0.005 0.99 × 0.005 + 0.01 × 0.995 ≈ 0.332 {\displaystyle {\begin{aligned}P({\text{U}}\mid {\text{+}})&={\frac {P({\text{+}}\mid {\text{U}})\,P({\text{U}})}{P(+)}}\\&={\frac {P({\text{+}}\mid {\text{U}})\,P({\text{U}})}{P({\text{+}}\mid {\text{U}})\,P({\text{U}})+P({\text{+}}\mid {\overline {\text{U}}})\,P({\overline {\text{U}}})}}\\&={\frac {0.99\times 0.005}{0.99\times 0.005+0.01\times 0.995}}\\&\approx 0.332\end{aligned}}} {\displaystyle {\begin{aligned}P({\text{U}}\mid {\text{+}})&={\frac {P({\text{+}}\mid {\text{U}})\,P({\text{U}})}{P(+)}}\\&={\frac {P({\text{+}}\mid {\text{U}})\,P({\text{U}})}{P({\text{+}}\mid {\text{U}})\,P({\text{U}})+P({\text{+}}\mid {\overline {\text{U}}})\,P({\overline {\text{U}}})}}\\&={\frac {0.99\times 0.005}{0.99\times 0.005+0.01\times 0.995}}\\&\approx 0.332\end{aligned}}}

個人の検査が陽性であるときでさえ、非使用者である可能性が使用者である可能性よりも高い。(それでも検査結果が陽性であったという情報を反映して、

事後確率 P ( U ∣ + ) ≈ 0.332 {\displaystyle P({\text{U}}\mid {\text{+}})\approx 0.332} {\displaystyle P({\text{U}}\mid {\text{+}})\approx 0.332} は事前確率 P ( U ) = 0.005 {\displaystyle P({\text{U}})=0.005} {\displaystyle P({\text{U}})=0.005} よりも大幅に上昇している。)つまり偽陽性の数は真陽性の数より多い。これは非使用者が使用者に比べて多いからである。たとえば、もし無作為に1000人が検査されるならば、995人の非使用者と5人の使用者がいると期待される。995人の非使用者からは0.01 × 995 ≈ 10 人の偽陽性が期待される。5人の使用者からは 0.99 × 5 ≈ 5人の真陽性が期待される。よって陽性であると期待される15人のうち、5人のみが薬物使用者である。

この例における特異度の重要性が次の計算からわかる。仮に感度が100%に上がり特異度が99%のままであれば陽性的中率は33.2%から33.4%に微増するに留まるが、感度が99%のままで特異度が99.5%に上がれば陽性的中率は49.9%に増加する。 』

イーロン・マスクの和平案と核戦争の確率

イーロン・マスクの和平案と核戦争の確率
https://kotobukibune.seesaa.net/article/2022-10-13.html

『目次

直ちに退避してほしい
30%×80%×70%
イーロン・マスクの和平案
プーチン大統領と事前に話していた
スターリンク
強制的な仲裁 』

『画像2

1.直ちに退避してほしい

10月11日、林芳正外相は記者会見で、ロシアによるウクライナ各地へのミサイル攻撃を踏まえ、「同様の攻撃が続き民間施設が巻き込まれる可能性も否定できない……まだウクライナに滞在中の人は安全を確保したうえで直ちに退避してほしい」と述べ、在留邦人の退避を呼びかけました。

林外相によると、10日時点では、在留邦人の被害は確認されていないとのことです。

一時閉鎖していたキエフの日本大使館は5日に再開したばかりだったのですけれども、林外相は「できる限りの安全対策を講じた上で大使館業務を行っている。現時点で方針に変更はない」と業務を続ける考えを示しました。

日本政府はロシアによるウクライナ侵攻直前の2月11日に、ウクライナ全土の危険情報を最も厳しい「レベル4」の退避勧告に上げています。この当時、ウクライナ在留の日本人は150人程だったのですけれども、10月11日時点では50人程残っているそうです。

ウクライナからの即時退避を勧告したのはアメリカもそうです。

10月10日、在ウクライナ米大使館は滞在する自国民にウクライナから即時に退避するよう勧告。ロイター通信によると、赤十字国際委員会(ICRC)は安全上の理由で、ウクライナでの活動を一時中断すると明らかにしています。

同じようなタイミングで日米共に退避勧告が呼びかけられたということは、やはり何等かの情報を掴んでいて、それらを日米あるいは西側諸国で共有されているのかもしれません。

2.30%×80%×70%

昨日のエントリーでは核戦争の危険が高まっているという見方があることについて触れましたけれども、マサチューセッツ工科大学のマックス・テグマーク教授は「差し迫った世界核戦争の可能性が 6 分の 1 であると私が考える理由」というブログ記事を公開しています。

そのおおよその内容は次の通りです。

・米露の大規模な核戦争が間近に迫っている確率はどのくらいだと思うかと尋ねられた。私の現在の予想は、6分の1である。

・私の試算は、30%×80%×70%≒1/6で、図と以下の説明のとおりである。

2022-10-12 103201.jpg

・現在の不安定な状況が「KABOOM」(核の冬を引き起こし、地球上のほとんどの人が死ぬかもしれない米露の大規模な核戦争)という結果に終わる確率を推定するには、他にどのような合理的に安定した結果と競合しているのかを知ることが重要だ。

・私がこれらの結果に付けた略語(灰色のボックス)の「コソボ」と「ベトナム」は、どちらかが完全に勝利するシナリオ。「リビア」、「韓国」、「フィンランド」は、それぞれ、戦争勃発、戦争凍結、完全平和という中間的な結果を意味している。

・2021年12月に予定されていた「キューバ」の結果(交渉による合意で侵略を回避)は、ノルドストリームによるEUとロシアのガス輸出の再開と同様に、現在は予定外であるため、示していない。

・灰色の楕円は、比較的短期間の状況を表している。「コソボ」はウクライナと西側諸国が容認できない、「ベトナム」はロシアが容認できないと判断したため、双方が負けを恐れてさらにエスカレートするという、自己増殖的なエスカレーション・スパイラルに陥っている。

・このようなエスカレーションには、量的なもの(兵器の増加、動員の増加)と質的なもの(斬新な制裁、より重い兵器、より長距離の兵器、ロシア国内の攻撃、民間インフラへの攻撃の拡大、原子力発電所の砲撃、暗殺、ガスパイプラインとヨーロッパ最長の橋の破壊工作、併合、核使用に関するエスカレートしたレトリックなど)の両方が見られる。

・GDPがイタリア並みのロシアは、もはや量的なエスカレーションでは欧米に太刀打ちできず、「ベトナム」の結末を避けるには、核兵器使用を最終手段とした質的エスカレーションしかないとプーチンは理解しているというのが私の評価だ。

・プーチンが核武装せずに「ベトナム」を受け入れる可能性は極めて低い(10%未満)と見ている。なぜなら、そうすれば彼はほぼ間違いなく打倒され、投獄されるか殺されるからだ。

・一方、ロシアが併合したものをすべて保持する平和協定を結ぶ「コソボ」シナリオを西側諸国が受け入れる可能性も極めて低い(10%未満)と見ている。もし西側諸国の権力者がそれほど宥和的であれば、2021年にはウクライナのNATO加盟を認めないというロシアの要求を受け入れて「キューバ」シナリオを選択したと思われるからだ。

・現在のエスカレーションの悪循環は、高い確率(80%以上)で、中間的な結果(「リビア」、「韓国」、「フィンランド」)への非エスカレーションか、小文字の「kaboom」(ウクライナでのロシアの核使用)でしか終わらないということだ。

・最近、メタクルス(Metaculus)の予測コミュニティでは、「kaboom」の確率を5%から9%の範囲で推定している。なぜなら、欧米ではウクライナの指導者も含めて、ウクライナは勝っており、プーチンは「ベトナム」を不承不承受け入れるだろうという思い込みが蔓延しているからだ。

・さらに、イーロン・マスクが最近提案した和平交渉への敵対的な反応などに代表されるように、西側の主流メディアと政界には和平交渉に対するほぼコンセンサスが存在する。

・「kaboom(ウクライナでの核使用)」が「KABOOM(第3次世界大戦)」につながる確率は、明らかに西側の対応とその後のエスカレーションの力学に依存する。私の予想では、NATOの主要な指導者がすでに強い言葉でその旨を表明していることから、NATOの対応はロシアへの非核軍事攻撃を含むほど強力なものになる(80%)と思われる。

・ロシアの黒海艦隊を撃沈するという選択肢も検討されているが、ロシアがこれを宣戦布告と見なさないとは考えにくい。その後、私が最も可能性の高い(70%)シナリオは、ロシアの反撃に続いて、双方の報復行動によって急速にエスカレートし、最終的には双方が何十年もかけて準備してきた全面核戦争計画を実行に移すというものだ。

・私の70%という見積もりは、核兵器のニアミスの長い歴史から、米露両国がエスカレーションよりもデエスカレーションの方がはるかに苦手であることを確信させるものだからだ。

・可能性がやや低い(30%)シナリオでは、世界的な大混乱によって米ロが瀬戸際から立ち直り、図の左側に向かってデエスカレーションを行うものだが、この場合、どちらが先に手を下すかによって、つまり「kaboom」と「Expansion」のどちらの後にデエスカレーションが起こるかによって、結果は「コソボ」と「ベトナム」のいずれかに近くなる可能性がある。

・核戦争による影響については、多くの詳細な試算が学術文献に発表されている。シアら(Nature Food, 3, 586-596, 2022)は、核の冬によってロシア人、アメリカ人、ヨーロッパ人、中国人の約99%が死亡し、戦後最も強力に残った経済圏は南米、南部アフリカ、オセアニアであると推定している。しかし、不確実性を減らすために、さらなる研究が必要である。

・アメリカがこれまでに公表した唯一の核ターゲット地図では、米露戦争でも中国が標的となり、戦後最強の経済大国として台頭することを防いでいる。米中関係が冷え込んでいる現在も、そのような戦略が有効なのだろうと推測される。

・この投稿に対する多くのツイッターの反応は、核の非エスカレーションを降伏や宥和と混同している。逆に言えば、すべてのエスカレーションに軍事的価値があるわけではない。例えば、モスクワの自動車爆弾やバイラルビデオでプーチンを煽ってエスカレートさせることは、間違いなくウクライナと欧米の国家安全保障上の利益に反している。もしあなたが一般的にデエスカレーションに反対しているのであれば、双方が、以下のどのエスカレーションを止めることを望んでいないのかに興味がある。

1) 核による威嚇

2) 残虐行為

3) 軍事的価値のない暗殺

4) 軍事的価値のないインフラ攻撃(例:ノルドストリーム妨害工作)。

5) ザポリジャー原子力発電所への砲撃

6) 非エスカレーション支持者を非国民と蔑視すること

テグマーク教授によると、現在、ロシアとウクライナの両国は互いに自身の負けを恐れてさらにエスカレートするという、自己増殖的なエスカレーション・スパイラルに陥っているとし、ここから「kaboom(ウクライナでの核使用)」へと進む確立が30%、それがNATOの強力な反撃を呼ぶ可能性が80%、そして、それがロシアとNATOとの間で報復合戦となり、世界核戦争になる確率が70%。それぞれ全部掛けると、30%×80%×70%=16.8%と約1/6くらいになる、というものです。

数字だけみれば、16.8%というのは2割にも満たない数値で、一見大したことないように見えますけれども、その肝は、現時点から「kaboom(ウクライナでの核使用)」の確率が30%だからであって、一度ここを通過してしまったら、あとは8割と7割でほぼそのまま「KABOOM(第3次世界大戦)」に雪崩れ込むことになります。

従って六分の一だといって安心していられるような状況ではないと思います。

3.イーロン・マスクの和平案

10月3日、アメリカの実業家イーロン・マスク氏が、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に対し「和平案」なるものをツイートし、波紋を呼んでいます。

マスク氏がツイートで提案したのは、次の4点です。

・ロシアが併合を宣言したウクライナ4州での住民投票を国連の監視下でやり直す
・2014年にロシアが一方的に併合したクリミア半島を正式にロシア領とする
・クリミア半島への水の供給を保証する
・ウクライナは中立を維持する

マスク氏は、この案への賛否を投票するようユーザーに呼び掛けました。

その結果、投票総数2748378票、賛成が40.9%、反対が59.1%でした。筆者は反対が8割くらいあるものと思っていたのですけれども、賛成が4割と、予想よりも差がつかなかった印象です。

マスク氏の経営する宇宙ベンチャー「スペースX」はウクライナ侵攻の初期に、戦地からもインターネットに接続できる通信衛星システム「スターリンク」のサービスを始めて注目を集め、ウクライナもマスク氏に比較的行為的でした。

ところが、それも今回のツイートで一変。ウクライナからの猛反発を受けることになりました。

ウクライナのメルニク駐独大使は「失せろ、というのが私からの至って外交的な返答だ」とコメントし、ゼレンスキー大統領はツイッターで「皆さんはウクライナを支持するマスク氏とロシアを支持する同氏のどちらが好きか」と質問し、新たな投票を呼び掛けました。

ウクライナ紙「キーウ・ポスト」も「投票を実施するなら自分が知っている事柄を」と、マスク氏を批判しています。

Ukraine-Russia Peace:

- Redo elections of annexed regions under UN supervision. Russia leaves if that is will of the people.

- Crimea formally part of Russia, as it has been since 1783 (until Khrushchev’s mistake).

- Water supply to Crimea assured.

- Ukraine remains neutral.
— Elon Musk (@elonmusk) October 3, 2022

4.プーチン大統領と事前に話していた

10月12日、世界最大の政治リスク専門コンサルティング会社として知られているユーラシア・グループ社長のイアン・ブレマー氏は、「イーロン・マスク氏は、ウクライナについてプーチンやクレムリンと直接話したと私に言った。彼はまた、クレムリンのレッドラインが何であるかを教えてくれた」とツイートしました。

その後、ブレマー氏はユーラシア・グループのニュースレター購読者に向けて同じ主張を繰り返しています。ブレマー氏は、これまで24年間、地政学に関する週刊ニュースレターを書き続けているのですけれども、「恐れや好意を持たずに正直に書いてきたが、今週の更新も同じだった……私は長い間、マスク氏をユニークで世界を変える起業家として尊敬しており、それは公言もしている。彼は地政学の専門家ではない」とも述べています。

ブレマー氏は、ユーラシア・グループの購読者に送られたメールの中で、マスク氏が、プーチンは「交渉の用意がある」と言ったが、それはクリミアがロシアのままである場合、ウクライナが永世中立の形を受け入れ、ウクライナがロシアのルハンスク、ドネツク、ケルソン、ザポリジャの編入を認める場合だけだと書いているそうです。

マスク氏はプーチン大統領から、2014年にロシアが併合したクリミアにウクライナが侵攻すれば、核攻撃の可能性を含め、これらの目標は「何があっても」達成されると言われたそうで、マスク氏がは「その結果を避けるためにあらゆることを行う必要がある 」と話したとブレマー氏は書いています。

これについて、当のイーロン・マスク氏は、「プーチン大統領と一度だけ話をしたことがあるが、それは18ヶ月前のことで、宇宙がテーマだった」と否定していますけれども、こんな重大なことを、本当だなんてホイホイと認める筈もありません。

マスク氏の突然の和平提案といい、プーチン大統領がウクライナに交渉を呼びかけていることといい、裏で何かが動いていると見ていいのではないかと思います。

elon musk told me he had spoken with putin and the kremlin directly about ukraine. he also told me what the kremlin’s red lines were.
— ian bremmer (@ianbremmer) October 11, 2022

5.スターリンク

10月3日のエントリー「ウクライナのNATO加盟申請とエスカレーション・ラダー」で、筆者は、ロシアとウクライナの間のエスカレーション・ラダーは、グラスルのモデルによれば、レベル5以上の段階にあり「外部の専門家の仲介」か「自発的または強制的な仲裁」でないと解決できないところにまで来ていると述べましたけれども、イーロン・マスク氏が和平を仲介あるいは提案したとして、果たして、マスク氏にその資格があるのか。
実は、マスク氏ならその可能性があります。スターリンク・システムです。

マスク氏はロシアのウクライナ侵攻の初期段階で、ウクライナ軍にスターリンク・システムを提供し、ウクライナで人気を博しました。

スターリンク・システムとは、イーロン・マスク氏のスペースX社が運用している衛星通信サービスのことです。

従来の衛星通信は、地球の高軌道に1つの静止衛星を置いて通信を提供していたのに対し、スターリンクは、地球低軌道に数千個もの通信衛星を飛ばしてより遅延の少ない通信を提供するシステムです。多数個の通信衛星があたかも星座のように大規模に拡散していることから、「衛星コンステレーション(星座)」とも呼ばれています。

スターリンク・システムについて、アメリカ空軍研究所は、戦争が行われている環境において低軌道衛星は「信号妨害に強く、戦術的な任務をサポートするために必要な低遅延を提供することがわかった」と指摘しています。

では、このスターリンク・システムがウクライナの戦場でどのように利用されているのか。

まず、ロシア軍からの攻撃で通信インフラがダウンしてしまった地域では、地元の通信事業者がスターリンクを使って通信サービスの復旧を行っています。

3月26日付のウクライナ厚生省のプレスリリースによると、デジタル転換省との協力のもと、計590台が医療機関に送られ、戦闘中にたとえ通信がダウンしたとしても医療が続けられるようにしたそうです。

また、スターリンク・システムはウクライナの情報戦でも大きな役割を果たしています。
アメリカのポリティコ紙によれば、ゼレンスキー大統領がソーシャルメディア上で最新情報を共有できるのも、アメリカのバイデン大統領やフランスのマクロン大統領など世界の指導者たちとオンラインミーティングを実施できるのも、スターリンクのお陰だとしています。

アメリカ国防イノベーション・ユニットで宇宙局長を務めるスティーブン・バトゥ陸軍准将は、ゼレンスキー大統領を沈黙させず、プーチンの情報戦を完全に打破したことこそがスターリンクの戦略的成果だと指摘しています。

ゼレンスキー大統領は6月2日付ワイアード誌の独占取材で、スターリンクの提供するインターネット・アクセスが偽情報と戦う上で果たす役割に感謝の意を示しました。

なんでも、ロシア軍の占領地域から脱出した人々の話では、占領地域で完全に通信手段を失ってしまうと、ウクライナがもう存在しないとロシア側から聞かされ、一部の人々はそれを信じ始めてしまうのだそうです。

これについて、スタンフォード大学情報セキュリティ協力センターのハーブ・リン上級研究員は、ロシアが武力を使ってウクライナ人が正確な情報にアクセスできないようにし、偽情報活動をより強化しようとしていることに注目。ロシア軍がウクライナの情報機器の接続を断つのは、正確な情報を与えないことが偽情報作戦の遂行に効果的だと認識しているからにほかならないと指摘しています。

さらに、スターリンク・システムはドローンや軍事通信などの軍事目的でも活用されており、ウクライナ軍のドローン部隊は通信状況の悪い地域においてもスターリンクを使うことで、戦場用データベースに接続してターゲティングを行い、ロシア軍に対戦車弾を落とせるようになったと伝えられています。

2022-10-12 103202.jpg

6.強制的な仲裁

これほど重要なスターリンク・システムを握っている民間企業のCEOがイーロン・マスク氏です。

もし、マスク氏がウクライナ軍にスターリンク・システムの提供を止めたとしたら、戦局が大きく動くことは明らかです。

先述したユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長は、「クリミアでスターリンクを起動するというウクライナの要求をマスクが拒否したと言った」とコメントし、イギリスのフィナンシャル・タイムズ紙もウクライナ軍が反撃を続けている東部と北東部で、スターリンクへの接続に問題が発生していると伝えたと報じているようなのですけれども、マスク氏はこの報道を批判し、戦場で起こっていることは「機密」であると述べたとのことです。

また、ネットでは、ウクライナ東部と南部でスターリンクが突然使えなくなったなんていう投稿も出てきました。

もし、マスク氏が「スターリンク・システム」を取引材料に、ゼレンスキー大統領に停戦交渉を迫ったとしたら、これはグラスルのエスカレーションラダーモデルでいうところのレベル6、すなわち「自発的または強制的な仲裁」に相当する可能性があります。

最前線でスターリンクのサービスが壊滅的な停止に見舞われているというフィナンシャル・タイムズの報道をマスク氏は「否定」せずに「機密」だといった。停止していないのであれば否定すれば済むことです。なのにそれをしなかった。疑われても仕方ないというか、意図的にクリミヤでスターリンクを使えないようにしている可能性は高いと思います。

となると、ウクライナ軍はスターリンクなしで、ロシア占領地域の奪還しなければならなくなります。

ロシア、ウクライナ両国には、エスカレーションラダーを登り切る前に、和平への糸口を見つけて欲しいと思いますね。

イーロン マスクのStarlinkの衛星は、 Ukraineの抵抗が最も必要としている地域で突然使えなくなりました。
ロシア人がどのようにして突然妨害できるようになったのかはわかりませんが、これは@elonmuskが親プーチンのレトリックを放送し始めた数日後に起こった。 pic.twitter.com/bksouBvJm5

— ゼロトラスト•節電中⚡ (@kabuman1000) October 9, 2022』

樋泉克夫

樋泉克夫(ヒイズミ・カツオ)
https://www.shinchosha.co.jp/writer/2586/

『愛知県立大学外国語学部教授。1947年生まれ。中央大学法学部、香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士後期課程を経て外務省専門調査員として在タイ日本国大使館勤務(1983~1985年、1988年~1992年)。1998年より愛知県立大学に勤務。華僑・華人論の他に京劇や相声(まんざい)など中国庶民文化と政治の関係に関心を持つ。著書に『華僑コネクション』『京劇と中国人』『華僑烈々―大中華圏を動かす覇者たち―』(以上、新潮社刊)などがある。』

中国と北朝鮮 「血で結ばれた同盟」は続いているのか

中国と北朝鮮 「血で結ばれた同盟」は続いているのか
樋泉克夫 (愛知県立大学名誉教授)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/28206

『10月16日の開催目前になっても〝習近平軟禁説〟がまことしやかに流れる第20回中国共産党全国大会だが、習近平中国共産党総書記(国家主席)が同大会で前例のない政権3期目続投を果たし、毛沢東に匹敵するとも評価される権力と権威を手中に収めることが確実視されている。一方、東の隣国である北朝鮮では、金正恩朝鮮労働党総書記(最高指導者)は空前の頻度でミサイル発射を繰り返し、核実験実施の構えを隠さない。
政権3期目をほぼ手中に収めた中国の習近平とミサイル発射を繰り返す北朝鮮の金正恩。2カ国は「血で結ばれた同盟」を保ち続けるのか(代表撮影/AP/アフロ、Korean Central News Agency/Korea News Service/AP/アフロ)

 ――鴨緑江と豆満江の両河川を境にして国を接する中国と北朝鮮の両国では、共に最高指導者の強権振りがエスカレートするばかり。彼らの独裁の度合いが強まるほどに台湾、朝鮮半島のみならず東アジアの不安定化は増す。そこで、この地域の安全保障は「血で結ばれた同盟」で結ばれた両国の最高指導者の振る舞いに、否応なく、しかも大きく左右されることになる。

 一般に「血で結ばれた同盟」で形容される中国と北朝鮮の関係は朝鮮戦争(1950~53年)を機に成立し、現在に続いている。
中国人の北朝鮮への〝本音〟

 「血で結ばれた同盟」で思い浮かぶのが、朝鮮平安北道出身で1925年に広州で中国共産党に入党した張志楽(1905~38年)である。金山(キム・サン)の別名を持つ彼は、36年に朝鮮民族解放同盟代表として延安入りし、37年夏には延安の抗日軍政大学で物理・数学・日本語・朝鮮語などを教えていた。

 彼が語った人生の激動の軌跡は、米国人女性ジャーナリストのニム・ウェールズ(『中国の赤い星』(ちくま学芸文庫)を著したエドガー・スノーの前夫人)の手で記録され、『アリランの歌 ――ある朝鮮人革命家の生涯――』(岩波文庫 1987年)として出版された。そこには、張志楽が中国と中国人に抱いた素朴な感情が赤裸々に記されている。
――「中国では澄んだ川や運河を見たことがないのです。私たち朝鮮人は朝鮮の川で自殺するなら満足だというのですが、中国の川はきたなくて、そんな気になりません」と呟き、「自分たちがもうかるというのでなければ面倒を避けたがる中国人の性格を承知していた」と語り、「中国は無法律だ」と断じ、逮捕に来た官憲に対し無抵抗の中国人同志を前に「なぜあほうみたいにつっ立ってる? 卑怯者め! なぜ逃げないんだ?」「朝鮮人ならこんな時絶対にあきらめない」と罵声を浴びせ掛ける。
 「私の苦労の幾分かは朝鮮人である自分が中国人の中に立ち交じっているところから来るという感じを捨て去ることができなかった。中国の共産主義者にしてもナショナリズムの傾向は持っているのである」と、中国の共産主義者が宿す「ナショナリズムの傾向」を指摘することを忘れない。共産主義者であったとしても、やはりインターナショナルというわけではなかった。
 張志楽を変わることなく援助した兄は、中国に向かう彼を「われわれ朝鮮人はすべて理想主義者であり、理想主義は歴史を創り出す。中国人はあまりにも拝金主義者であるためキリスト教民族とはなれず、やがてその物質主義のため亡びるであろう」と諭した――

 ここに見られる張志楽の激語の多くは、もちろん彼の個人的体験に強く裏打ちされているに違いない。だが、当時の朝鮮半島の多く人々が共通して持った素朴な感情を含んでいるようにも思える。

 時代は下って2010年5月のこと。黒河、孫呉、ハルピン、瀋陽、営口、大連など旧満洲の主要都市を周った旅行の最後の目的地である旅順で、筆者は偶然にも中国旅行中の金正日一行に遭遇したことがある。』

『その日の昼過ぎから、旅順市内の幹線道路は厳重に封鎖され身動きが取れない。夕闇が迫る頃、歩道に幾重にも列をなした野次馬の1人となった。やがて目の前を数輌の大型ベンツを守るかのように、60数台で編成された車列が猛スピードで駆け抜けた。

 「北の将軍様」の一行滞在によって、旅順中心部は半日以上も交通マヒ状態を余儀なくされたわけだ。やがて車列が去り、人だかりが崩れ出す。隣の中国人が「厄介な国の厄介な人がやって来た。大型ベンツに納まっていたのがイチバン厄介な人だ」と話してくれた。

 どうやら旅順の一般市民からするなら、北朝鮮は「厄介な国」で、その国を統べる金正日は「イチバン厄介な人」でしかなかったことになる。

 たしかに張志楽と筆者が接した旅順の野次馬との間には70年以上の隔たりがあり、この間に、この地域を取り巻く国際環境は激変している。だが張志楽の思い、あるいは名も無き中国人の「厄介な国の厄介な人」との呟きからは、「血で結ばれた同盟」は浮かび上がって来そうにない。
幻影か、外交的な装いか

 「血で結ばれた同盟」を生み出すに至った朝鮮戦争を米国の中国政策の失敗の延長線上で捉えた『ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(上下)』(文春文庫 2012年)で、著者のデイヴィッド・ハルバースタムは金日成に対する毛沢東の印象を、次のように描いている。
――「毛はけちな軍功?しかないこの自信過剰な若造が高飛車な態度で自分をあつかい、(駐中国ソ連大使に向かって)公然と自分を代弁したことが不愉快だった」。
「金日成に再教育が必要なことは明らかだった。中国が軽蔑しきっている金日成に中国部隊を任せることなどありえなかった」――

 「自信過剰な若造」が金日成を指していることは言うまでもないが、「中国が軽蔑しきっている」ことを知ったなら、金日成が次の措置を取ったことは十分に想像できる。つまり「朝鮮労働党政治局と軍内の親中派は高度な機密部署から念入りに排除された」。

 中国側で「血で結ばれた同盟」に疑義を唱えたのが、沈志華(1950年生まれ。華東師範大学周辺国家研究院長)である。彼は『最後の「天朝」(上下)』(岩波書店、2016年)で「血で結ばれた同盟」は「神話」に過ぎないとまで断言する。

 毛沢東は自らが打ち立てた共産中国の心臓部である北京を守るために朝鮮半島に対する影響力保持を狙い、朝鮮労働党内での親中派拡大に腐心した。それは、彼の立場からするなら、東方の守りを固めようと朝鮮半島へ強い関心を持ち続けた中国歴代王朝の皇帝に倣ったとも考えられる。

 だが、同書の「朝鮮民族の参加がなければ、満洲事変以後(特に初期)における中国共産党の指導する武装抗日運動はなかったと言ってもよい」との指摘に従うなら、金日成が毛沢東に対して「高飛車な態度」で応じたことも想像可能だ。中国共産党に貸しはあっても借りはないと考え、自ら指導する朝鮮労働党内の親中派を毛沢東の手先を見なし、金日成が毛沢東に強い警戒感を抱いたとしても、あながち不思議ではないだろう。

 こう見ると、どうやら「血で結ばれた同盟」は発足当初から幻影に過ぎなかった。少なくとも双方の対立を包み隠そうとする外交的装いではなかったか。』

『因みに中国共産党欽定の毛沢東伝でもある『毛沢東伝(1949-1976)(上下)』(中共中央文献研究室編、中央文献出版社、2003年)では、朝鮮戦争の部分は時系列に沿った記述に終始し、「血で結ばれた同盟」を称える雰囲気は薄い。むしろ同じ時期に中国全土で展開された反革命鎮圧闘争に力点が置かれていると感じた。
それぞれが突き進む一強体制

 「血で結ばれた同盟」の今後を考えた時、中国は習近平の、北朝鮮は金正恩による、一元的強権支配が当分は揺らぎそうにない現況が大前提となるだろう。

 習近平からするなら、台湾問題はもとより、朝鮮半島をめぐっても、米国との対決姿勢は必然的に先鋭化の方向に進まざるをえない。それは覚悟のことだろう。

 そこで米国を牽制するためにも、韓国を巻き込みながら朝鮮半島に対する影響力の行使を強めるはず。であればこそ核とミサイルによる軍拡のみならず米国との直接交渉を含め、金正恩による〝独断専行〟は断固として避けたい。

 一方、金王朝を存続させ、祖父以来の悲願である朝鮮半島の統一を進めるため、金正恩にとっては核とミサイルによる国防体制確立が急がれる。金正恩は米国を交渉のテーブルに引きずり出すことを目的に核とミサイルの開発に政策資源を傾注していると、一般に伝えられる。だが、それだけが金正恩の狙いとも思えない。

 あるいは金正恩はウクライナの現状から、超大国に接した小国にとって「核」の果たす役割の大きさを痛感したのではないか。太平洋を隔てた遙か東の超大国だけが敵ではなく、国境を西に接する超大国もまた自らの存立を脅かす可能性を秘めている敵であることを、祖父である金日成が身を以て教えている。

 ミサイル発射の頻度を逆算するなら、それが習近平一強体制のさらなる強化を確約する第20回中国共産党全国大会に向けた、北朝鮮なりの意思表示と読み取ることも可能だ。

 もちろん中朝両国関係は北朝鮮の核保有をめぐるチキンレースを水面下で展開しながら、今後とも「血で結ばれた同盟」を内外に誇示し維持されることだろう。だが、ここで両国共に最高指導者による一強体制が一層強大な方向に突き進んでいるという事実を忘れてはならない。

 内外に難問の山積するわが国にとって選択肢は限られている。当面は歴史的経緯を踏まえ、予断を持つことなく、現実を冷静に直視することしか打つ手はなさそうだ。』

ウラジーミル・プーチン氏は何を考え、何を計画しているのか

ウラジーミル・プーチン氏は何を考え、何を計画しているのか
BBC News
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/28204

 ※ 『「この仕組みは、社会を作り出さなかった。ロシアにはとてもいい人が大勢いる。けれども、この国には市民社会がない。ロシアが抵抗できないのはそのせいだ」』…。
 ※ そういう「ワケわからん話し」で、世界は「核戦争」「第三次世界大戦」に巻き込まれていくことになるのか…。

『スティーヴ・ローゼンバーグ、BBCロシア編集長

同じ質問を、私たちはもう何カ月も繰り返してきた。ロシアがウクライナに侵攻する以前から。

ウラジーミル・プーチン氏はいったい何を考え、何を計画しているのか。

まず早いうちに、このお断りを入れておく。私はロシア政府の内情が見渡せる水晶の玉を持つわけでも、プーチン氏に直通電話がかけられるわけでもない。

アメリカのジョージ・W・ブッシュ元大統領はかつて、プーチン氏の目をのぞきこんで「彼の魂を感じた」と有名な発言をしている。その結果、ロシアと西側の関係がどうなったかは、言うまでもない。

というわけで、ロシア大統領の頭の中を探ろうとしても、徒労に終わるのは目に見えている。しかしそれでも、試してみるのは大事だ。ロシア政府が最近再び、核兵器を使うぞと世界を脅しているだけに、なおさらのこと。

ロシアの大統領にプレッシャーがかかっているのは、ほぼ確実だろう。いわゆるウクライナでの「特別軍事作戦」と本人が呼ぶものは、プーチン氏にとって困った展開になっている。

そもそも、ほんの数日で終わるはずだったのだ。しかし、まもなく開始から8カ月になるし、終わる兆しは見えない。

ロシア政府は、部隊に「相当」の犠牲が出ていると認めている。この数週間というものロシア軍は、かつてウクライナで占領していた土地を失っている。

兵士増員のため、プーチン大統領は9月に部分的動員を発表した。そのつもりはないと、かねて強調していたのだが。他方、国際的な制裁がロシア経済を悪化させ続けている。

というわけで、プーチン氏の頭の中の話に戻る。自分がひどく間違っていた、自分が下した侵攻の決定は根本的な過ちだったと、そう考えているだろうか。

そんな風には思わない方がいい。

「この紛争の状況すべてを動かしているのは、プーチン氏の物の見方だ」と、コンスタンティン・レムチュコフ氏は言う。レムチュコフ氏はロシア紙「ニェザヴィシマヤ・ガゼータ(独立新聞)」のオーナーで編集長だ。

「彼は核保有国の、独裁的指導者だ。彼の権威に挑戦する者は、この国で誰もいない。特定の信念や物の見方に凝り固まり、それに狂ったように突き動かされている。そしてこれは存亡をかけた戦いだと信じ始めている。自分にとってだけでなく、ロシアの未来にとって」

この戦いが存亡をかけたものなら、勝つためにプーチン大統領は何をどこまでする覚悟があるのだろう。

数カ月前から(プーチン氏自身を含む)ロシア当局者は、この戦いで大統領は核兵器を使う用意があるのだと、かなりあからさまにほのめかし続けている。

「(プーチン氏は)やらないと思う」と、ジョー・バイデン米大統領はCNNに話した。「しかし、そういう彼がそういう話をするのは無責任だと思う」とも述べた。

ロシアは今月10日からウクライナ全土を激しく砲撃した。このことから、ロシア政府はウクライナに対して事態を少なからずエスカレートさせるつもりでいる様子がうかがえる。

西側に対しても、そのつもりなのだろうか。

「西側との直接対決は避けようとしているが、同時にいざとなればそのための準備もできている」と、リベラル政治家のベテラン、グリゴリー・ヤヴリンスキー氏は言う。「私が一番恐れているのは、核戦争の可能性だ。二番目に恐れているのが、果てしない戦争だ」。

しかし、「果てしない戦争」には、果てしない物資その他のリソースが必要だ。どうやらロシアにはそれがなさそうだ。ウクライナ各地の都市にミサイル砲撃を次々と繰り広げたのは、劇的な威力行使だった。しかし、ロシアはそれをいつまで続けられるのか。

「これだけのミサイル発射を何日、何週間、何カ月、続けられるのか。それにはミサイルが足りないのではないかと、多くの専門家が指摘している」とレムチュコフ氏は言う。

「加えて、軍事的に言って、何が究極的な(ロシアの)勝利のしるしになるのか、まだ誰も口にしていない。何が勝利のシンボルになるのか。1945年には、ベルリンに掲げられた(ソ連の)旗だった。現在は、何が成功の指標になるのか。キーウに旗がひらめくことか? ヘルソンに? ハルキウに? 私は知らない。誰も知らない」

プーチン氏が知っているのかどうかも、はっきりしない。

2月当時のロシア政府の目的は、ウクライナ軍をたちまち敗北させ、長引く戦争などないままウクライナをロシア政府の勢力圏に引き戻す――というものだったようだ。しかし、プーチン氏は計算を間違えた。自分たちの国を守るというウクライナの軍と国民の意志の強さを見くびり、ロシア軍の能力を過信していたようだ。

今は何を考えているのだろう。

併合を一方的に宣言したウクライナの領土に対する支配を固めて、この紛争をそのまま凍結しようというのが、今の計画だろうか。あるいは、ウクライナ全土がロシア政府の影響圏に戻るまで、突き進むつもりだろうか。

ロシアのドミトリー・メドヴェージェフ前大統領は10日、「現在の構成のウクライナ政府は(中略)はロシアにとって常に直接かつ明白な脅威であり続ける」と書き、「我々の今後の行動の目標は、ウクライナの政治体制の完全な解体であるべきだと考える」と述べた。

メドヴェージェフ氏の言葉がプーチン氏の考えを反映しているならば、血にまみれた戦争は長引くと思ったほうがいい。

しかし、プーチン氏の国外での行動は、国内に避けがたい影響をもたらしている。クレムリン(ロシア大統領府)はこれまで長年かけて「プーチン氏=安定」というイメージを丁寧に作り上げてきた。プーチン氏が国を仕切っている限り、国民は安全だと、そう信じるようロシア国民に促してきたのだ。

今となっては、それはそう簡単には通用しない。

「プーチンとロシア社会のこれまでの社会契約は、『私が皆さんを守る』というものだった」と、レムチュコフ氏は言う。

「もう何年も、『予測可能』が政府にとって最大のスローガンだった。それが今はどうだ? 何が予測できる? そのコンセプトはもうおしまいだ。何も予測できない。うちの新聞の記者たちも、今日帰宅したら招集令状が届くのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。先のことなどわからないんだ」

ウクライナ侵攻というプーチン氏の決定は、多くを驚かせた。しかし、ヤヴリンスキー氏は驚かなかった。

「(プーチン氏は)もうずっとその方向へ向かっていたと思う。毎年毎年、今の状態へ、道を作っていた」とヤヴリンスキー氏はいう。

「たとえば、独立メディアを破壊した。それは2001年に着手した。独立した企業の破壊。それは2003年に始めた。そして2014年になって、クリミアとドンバスでのことがあった。盲目でなければ見えたはずだ」

「この国の仕組みがロシアの問題だ。(プーチン氏のような)人間を作り出した仕組みが、この国に作られてしまった。この仕組み構築に西側がどういう役割を果たしたか。それは深刻な問題だ」

「この仕組みは、社会を作り出さなかった。ロシアにはとてもいい人が大勢いる。けれども、この国には市民社会がない。ロシアが抵抗できないのはそのせいだ」

(英語記事 What is Vladimir Putin thinking and planning?)

提供元:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63238830

イランで抗議デモが広がっても体制転覆はしない事情

イランで抗議デモが広がっても体制転覆はしない事情
岡崎研究所
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/28153

 ※ 良記事だ…。

『イランでは、ヒジャブ(女性が髪の毛を隠すための頭巾やスカーフ等)の着用義務違反で道徳警察に逮捕された、22歳のアミーニさんが警察署内で亡くなった事件に対して抗議デモが広まっており、治安部隊との衝突で死傷者がでている。さらに、デモ隊はイスラム革命体制打倒を叫んでいると伝えられる。
Kachura Oleg / iStock / Getty Images Plus

 この抗議デモにつき、ニューヨーク・タイムズ紙の9月20日付け解説記事は、次のように報じている。

・抗議デモは女性が主導していて、12以上の都市及びテヘランの大学で起きている。19日のデモでは、女性はヒジャブを外して抗議の意味で振り回し、男女を問わず参加者達は「われわれは、闘い、国を(イスラム革命体制から)取り戻す」と唱和していた。治安当局はデモ隊に対して銃を発射し、放水を行い、さらに、デモ隊のメンバーを追いかけて容赦なく警棒で殴りかかっている。

・アミーニさんの故郷であるイラン北西部のクルディスタンでは、9月17日の彼女の葬儀以来、抗議活動が起きており、人権団体によれば3つの都市で4人が射殺され、85人が負傷し、200人が逮捕された。

・イランにおける過去の全国規模の抗議活動と同じく、特定の出来事(今回はアミーニさんの死亡)をきっかけに抗議活動が始まり、すぐさま、群衆は「イスラム革命体制を終わらせろ」と叫ぶようになった。このような抗議活動は、抑圧的な体制と経済的困難の下で殆ど希望が無いという多くのイラン人のフラストレーションを反映している。しかし、これまで、大きな反政府デモは、治安部隊が大規模に動員されて蹴散らされてきた。他方、アミーニさんの死は、宗教界を含めてイラン国内で広範な怒りをもたらしている。高位の聖職者等も道徳警察の廃止を要求し、政府が宗教的モラルを強要するために暴力を用いる事を非難している。


 イランでは、理由はさまざまだが、数年おきに全国規模で反政府デモが起きている。例えば、2017年にはロウハニ前大統領再選後にロウハニ政権を批判する大規模なデモが起きたが、これは大統領選挙に負けたライシ師(現大統領)を支持した保守強硬派が仕掛けたものと言われている。しかし、ロウハニ大統領への批判は、たちまち、イスラム革命体制批判になり、保守強硬派を慌てさせた。

 また、19年にもガソリン価格の突然の大幅値上げをきっかけに全国規模でデモが起きたが、やはり、デモ隊は、イスラム革命体制打倒を主張した。今回も、若い女性の不審死への抗議がイスラム革命体制への批判となっていると指摘されているが、イランで大きなデモが起こると、イスラム革命体制自体に対する批判となるのが特徴である。

 イランで体制を批判する大規模なデモが起きると、イラン嫌いの米国や欧州諸国はこのようなデモを大きく取り上げるきらいがあるが、イランのイスラム革命体制が今にも倒れると思うのは早計であろう。なぜならば、イランのイスラム革命体制は、40年間かけて強固な支配体制を構築しており、特に1979年のイラン革命前の王政時代には、農村部の犠牲の上に都市部の繁栄があったが、革命後、イスラム革命体制は、農村の開発に力を入れた結果、元々、信心深く保守的な農村部の支持を確保していると思われるからである。』

『度々起きている全国規模のデモも、都市部で起きており、農村部で大規模な反政府デモが起きたとは聞かない。逆に言えば、これまで農村の犠牲の上で特権を得ていた都市部の住民が今度は損な役回りとなり、都市部住民がイスラム革命体制に対して不満をつのらせがちであることも大規模なデモが都市部で起こる遠因であろう。

イスラム革命体制終わりの始まりの可能性も

 ちなみに、イランのイスラム革命体制は、「聖職者による支配」に象徴される神権政治体制だが、その正当性は、イラン革命後、民衆が神権政治体制を支持した結果である。言い換えると、本来の神権政治は、神の思し召しによるものであるべきであるが、イランでは、民意に基づく神権政治という矛盾をはらんでいる。その結果、民意で選ばれた大統領は必ずしも最高指導者の指示に唯々諾々と従う訳で無いというような両者の間の緊張関係も存在する。

 他方、イスラム革命体制は、依然として農村部で強固な支持を得ているとは言え、保守強硬派もイスラム革命から40年以上経過して、徐々に民衆のイスラム革命体制への支持が衰えつつあると認識しているのであろう。その結果、純粋なイスラム革命体制の護持を金科玉条とする保守強硬派は、2020年の国会選挙、21年の大統領選挙で強引に保守強硬派以外の候補を選挙から排除して、元々、保守強硬派の牙城であった司法権(例えば、ライシ大統領は、大統領になる前は司法府長官であった)に加えて、立法府、行政府の3権全てを手中に収めている。

 この事は、保守強硬派が民意に基づく神権政治から、民意に基づかない神権政治に舵を切ったことを示しているのではないかと想像される。言い換えれば、国民に支持されない独裁体制の構築である。これは長期的視野に立てばイランのイスラム革命体制の終わりの始まりかも知れない。

 最後に、今回の出来事が欧米で大きく取り上げられている一因は、犠牲者が、クルド系イラン人であったことも関係していると思われる。イランではクルド系は人口の7%に過ぎないが、クルド人自体は、2000万人がイラン、トルコ、シリア、イラクに分かれて居住しており、国家を持たない最大の民族と言われているが、昔から独立運動の動きが伝えられていて、これらの国にとり政治的に機微な問題となっている。』

「習近平指導部は要らない」「辞めさせろ」北京市内にスローガン 党大会直前に衝撃広がる

「習近平指導部は要らない」「辞めさせろ」北京市内にスローガン 党大会直前に衝撃広がる
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ae68bb33ebabef1cd6557f67e192079462b3095

『16日から始まる中国共産党大会を前に、習近平国家主席を批判するスローガンが北京市内に掲げられ衝撃が広がっています。

北京市内の高架橋に掲げられたのは2つのスローガンです。

1枚目には「PCR検査は要らない、ご飯が欲しい」「ロックダウンは要らない、自由が欲しい」「嘘は要らない尊厳が欲しい」「文革は要らない改革が欲しい」「習近平指導部は要らない選挙が欲しい」「奴隷になりたくない国民になりたい」の文字。

2枚目には「独裁者習近平を辞めさせろ」と書かれています。

記者

「つい先ほど、こちらの橋には習近平国家主席を批判するスローガンが掲げられました。周辺には警察関係者が警戒に当たっています」

スローガンはすぐに撤去されたということですが、習近平指導部が厳しい言論統制を敷く中、党大会直前にこのようなスローガンが張り出されたことに衝撃が広がっています。』

株式会社デイリースポーツ

株式会社デイリースポーツ
https://www.daily.co.jp/company/

『社名 株式会社デイリースポーツ

代表取締役社長 改発 博明

創刊 1948年(昭和23年)8月1日

資本金 1000万円

所在地 〒650-0044
神戸市中央区東川崎町1-5-7

電話 078-362-7293
従業員 206名(2018年4月1日現在)
事業所 神戸、東京、大阪、広島、高松』

中国、来春までゼロコロナ党大会後も医療体制優先

中国、来春までゼロコロナ党大会後も医療体制優先
https://www.daily.co.jp/society/main/2022/10/14/0015722030.shtml

『【北京共同】中国が新型コロナウイルスの封じ込めを図る「ゼロコロナ」政策を、少なくとも来年春までは解除しない方針を固めたことが13日分かった。共産党筋が明らかにした。16日開幕の党大会後の大幅緩和を期待する声も出ていたが、感染が拡大すれば医療体制が追い付かなくなると判断した。コロナ対策を優先し、今年の経済成長率目標は未達を容認する。訪日中国人観光客の本格的な回復も当面は見込めなさそうだ。

 共産党筋は、高齢者の重症化や死亡のリスクが依然として高い上、農村を中心に医療体制が万全ではないと指摘した。』

中国、来春までゼロコロナ 党大会後も医療体制優先
https://nordot.app/953321436599910400?c=39546741839462401

 ※ コレが、元記事か…。

『【北京共同】中国が新型コロナウイルスの封じ込めを図る「ゼロコロナ」政策を、少なくとも来年春までは解除しない方針を固めたことが13日分かった。共産党筋が明らかにした。16日開幕の党大会後の大幅緩和を期待する声も出ていたが、感染が拡大すれば医療体制が追い付かなくなると判断した。コロナ対策を優先し、今年の経済成長率目標は未達を容認する。訪日中国人観光客の本格的な回復も当面は見込めなさそうだ。

 共産党筋は、高齢者の重症化や死亡のリスクが依然として高い上、農村を中心に医療体制が万全ではないと指摘した。

c 一般社団法人共同通信社』

「汚い戦争」に終始するロシアと増え続ける戦争犠牲者

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:「汚い戦争」に終始するロシアと増え続ける戦争犠牲者
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5379179.html

『ウクライナ東部ドンバス地域の前線で捕らえられたロシア人捕虜が、わずか2日の訓練で戦地に送られ、1分で所属する小隊が全滅したと証言した。ウクライナ保安庁(SBU)が、本人が調査官に証言する様子をSNSアプリ「テレグラム」:ウクライナ語?で公開している。映像:証言するロシア人捕虜

ウクライナのニュースサイト「ウクラインスカヤ・プラウダ」がまとめた英語記事によると、捕虜となった兵士はロシア連邦ウドムルト共和国の出身で、ロシア軍の招集に応じて先月13日にウクライナ国境に近いロストフ州ミレロボ(ロシア東部、露軍空軍基地がある:左矢印)に到着。小隊のFireShot Webpage Screenshot #2121 – ‘Ukraine Interact一員としてウクライナ東部のドンバス地域Donbassへ送られ、最終的にハリコフ州(ハルキウ:Kharkiv)の前線に行き着いた。先月9月25日にウクライナ軍に投降し捕虜になった。

ロシアで戦闘訓練を受けた期間はわずか2日間だった。戦車の乗組員でも最長10日しか訓練を受けていないといい、そんな短い時間で兵を訓練するのは不可能だ、と率直な考えを語った。

ウクライナ兵と対峙した経験について「武器も豊富で、兵はしっかり訓練されていた。2人に1人は無線機やサーモグラフィー、暗視スコープを持っていた。彼らは我々の隊を1分で丸ごと壊滅させた。1分で20人の兵士が殺された」と話した。

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一方、各地で書ききれないほどのロシア軍の戦争犯罪が見つかっている。侵略時から、露軍は「汚い戦争」に終始しているが、2022年10月12日の記事では、法執行官が北東部ハルキウ州クピアンスクkupiansk・ライオンのクリリフカ村近くを検査中に、森林地帯で、露軍による民間人避難車列への銃撃の犠牲者25人を発見した。警察官は、75 歳の女性が、死亡するまで 200 メートルも森の中を這って逃げていたと述べた。英文記事、、、爆音も死臭もしないクレムリンで、プーチンは一人「報復だ!」と騒いでいるようだ。しかしそれは、侵略されたウクライナ人の言うべきセリフだろう。

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10月12日にロシアメディア筋が発表した、露情報機関「連邦保安局」(FSB)当局者らの話としての露軍の戦争死傷者数「9万人を超えている」は、ベン・ウォレス英国国防長官が9月上旬に公開したデータに近い。

同長官によると、ウクライナで死亡したロシア兵は2万5000人以上であり[発言時、9月5日]、負傷者や捕虜、脱走者を加えれば、その総数は8万人以上と推定されると指摘していた。ロシア国防省が最後に損失額を報告したのは9月だった。

そのとき、セルゲイ・ショイグ国防相Defence Minister Sergei Shoiguは、ウクライナで5,937人のロシア軍人が死亡したと発表している。英文記事 3030

これほど少ないのは、ロシアは回収された遺体しかカウントせず、撤退に際しロシア軍は自軍兵士の遺体を放置しているからだ。

露南部ロストフ州や西部クルスク州は、ウクライナへの兵員補充を目的にした部分的動員の「第2弾」を始めた。モスクワでは、徴兵当局者がホームレスの支援施設などで招集を始めたとの情報がある。参照記事』

クリミア大橋テロ説のロシアの説明と浮上した疑惑

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:クリミア大橋テロ説のロシアの説明と浮上した疑惑
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5379230.html

『ロシア連邦保安庁(FSB)は、202022年10月8日に発生したクリミア大橋テロの準備を行った容疑で9人を拘束した。拘束されたのは、ロシア人、ウクライナ人、アルメニア人。爆発物はオデッサから運ばれ、その際には偽造した文書が使用された。

これに先立ち、FSBはクリミア大橋テロ事件の首謀者はウクライナ国防省情報総局だと発表していた。

FSBの発表によると、クリミア大橋テロ事件では、ロシア人5人、ウクライナ人3人、アルメニア人1人の計9人が拘束された。テロには合わせて12人が関与した。

FSBによると、これらの人物は貨物をトラックでブルガリアからグルジアのポチ港、その後、アルメニアを経由してロシアへ運ぶことにかかわった。
FireShot Webpage Screenshot #2128 – ‘(2) Oliver Alexand

クリミア大橋でのテロはどのように準備されたのか:爆発物は、総重量2万2770キロ超の22枚のパレットに建築用ポリフィルムを巻いてカモフラージュされていた。

貨物は8月初旬、オデッサ港からブルガリアのルセに送ら れた。その後、貨物は9月29日から10月3日にかけてアルメニアのエレバンで通関手続きを終え、書類のすり替えが行われ、モスクワの会社とされる住所へ送られた。写真は、ロシア側が積載物を検問所でX線で撮ったものと、積載物などが書かれた書類らしい。

その後、ヴェルフニー・ラルス検問所でロシアとグルジアの国境を越え、10月6日にロシア・クラスノダール地方アルマヴィル市の物流倉庫に届けられ、荷降ろしされた。ここで再び書類が変更された。受取人は存在していないクリミアの会社となった。パレットはロシア人のトラックに積み込まれ、このロシア人はクリミア半島のシンフェロポリへ向かった。
FireShot Webpage Screenshot #2124 – ‘(2) SpFireShot Webpage Screenshot #2123 – ‘(2) Sputn

10月8日、ロシア本土とクリミア半島を結ぶクリミア大橋で爆発物が爆発した。FSBは、クリミア大橋に乗り入れる前のトラックを検査しているビデオ映像も公開した。写真は問題のトラックと、形式だけの検査をしている状況。ビデオでも確認できる。

ロシア連邦保安庁は、 #クリミア大橋 でトラックが爆発した #テロ事件 をめぐり、爆発物を搭載したトラックを検査している様子を映したビデオ映像を公開した。#ロシア pic.twitter.com/8myOXoS3PQ
? Sputnik 日本 (@sputnik_jp) October 12, 2022

FSBによると、全ルートの貨物輸送と参加者とのやり取りの管理を行ったのは、イワン・イワノヴィチと名乗るウクライナ国防省情報総局の職員。この人物は、行動連携のためにインターネットで購入した匿名の仮想電話番号を使用した。この番号は、クレメンチューク市の住民セルゲイ・ウラジーミロヴィチ・アンドレイチェンコというウクライナ人に登録されていた。参考:ウクライナにおけるインフラ施設への攻撃 12日時点の状況

FSBはまた、ウクライナの情報機関がロシアで準備していた2件のテロも未然に防いだと発表した。そのうち1件は、ウクライナ保安庁がモスクワ地域で準備していた。もう1件のテロは、ロシア西部ブリャンスクで準備されていた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9日、クリミア大橋爆発の考案者、依頼者、実行者はウクライナの特殊機関であり、これはテロ攻撃であると表明していた。参照記事:2022年10月13日スプートニク

FireShot Webpage Screenshot #2127 – ‘(Sta、、、、、

疑問だらけのロシアの説明である。ご丁寧に別映像で、FSBによるロシア国内での容疑者逮捕の瞬間と、容疑者が不審な爆弾らしきものを持っていたと、カメラの前で包みを開けるが、全てヤラセ臭い。

上記は、2022年10月13日の、ロシア系メディア・スプートニクの翻訳記事に、筆者がその記事に関係する写真を張り付けたもので、写真は全てロシア側が公表したものだ。

疑問としては「爆発物は、総重量2万2770キロ超の22枚のパレットに建築用ポリフィルムを巻いてカモフラージュされていた。」とあるが、爆発前にこれだけの重量物が載っているが分かっていて、1枚異常に重いと思わなかったのが変である。

パレット1枚が約1000キロで、記事の誤記でなければ1枚が車1台に相当する重量だ。恐らく記事の誤記か、間違いだとは思うが、、、

次に、何時ウクライナ国防省情報総局の職員の関与をFSBが知ったのか不明だが、早めに知っていたなら、なぜ10月8日まで放置したのか?今はどこの国でも、船舶と同様に貨物トラックの移動状況などGPSで簡単に把握でき、トラックもその位置情報発信装置を搭載している。

FSBは知っていて、クリミアへ到着してから関係者一網打尽にするつもりが、その動きをウクライナ情報部に知られ、ウクライナ側は、橋の上を走行中のトラックを橋の下に遠隔操作のボートを近づけて爆発させトラックを炎上させた。貨物列車の炎上は偶然だった。
FireShot Webpage Screenshot #2130 – ‘(2) Ukrainska Pravda in

こんな、映画的ストーリーが想像できる。トラックに在ったのが爆弾とも思えない。20トンの爆発物の爆発なら、橋も貨車も吹き飛ぶのではないか?

また、ロシア側がX線の写真を公表しているが、詳しく見ると、現車とX線写真の車輪に違いが在り、X線写真は偽物だと言う指摘が在り、なぜ敢えてそんな写真を公開したのか?

確かに、後ろから5列目の車輪が映っていない。想像できるのは、軍用トラックでは運ぶのが目立つので、ロシア側が違うものを民間トラックで運搬していたのではと言う事だが、全ては想像の域を出ない。

ツウィート画像 参照した映像と記事:橋の炎上と現場検証、積載物、、、、細切れで出てくる記事を読んでは整理していると、我が家の上空をオスプレイが通る。さすがにでかいのが遠目でもわかる。あっちもこっちも物騒な世の中だ。過去ブログ:2022年10月クリミアの橋の爆発はどうやって起きたのか?>露が報復攻撃』

野砲・戦車を中核とした大隊規模のBTG。このコンセプトはWWIIの独ソ戦中に自然発生的に両陣営で発明された。WWII後には米軍も採用した。

野砲・戦車を中核とした大隊規模のBTG。このコンセプトはWWIIの独ソ戦中に自然発生的に両陣営で発明された。WWII後には米軍も採用した。
https://st2019.site/?p=20444

『ストラテジーペイジの2022-10-13記事。

   野砲・戦車を中核とした大隊規模のBTG。このコンセプトはWWIIの独ソ戦中に自然発生的に両陣営で発明された。WWII後には米軍も採用した。

 ソ連軍は、1980年代のアフガン介入でも、それ以降の小戦争でも、BTGで問題なかった。それがついに2022年に、通用しなくなった。

 2022以降と以前とでは何が違うのだろうか?

 BTG戦法は、敵軍に、有力なATW手段が無いことが大前提だったのである。

砲兵や歩兵が、味方戦車の援護に信頼を寄せている場合、BTG内は団結と士気が保たれる。将校と下士官の資質が低くても、戦車の防護力が、それをカバーしてくれていたのである。

 ところがウクライナ軍は濃密なATW手段を有し、それを果敢に用い、露軍AFVは紙細工のオモチャのように破壊されると知れ渡った。

これで、露軍BTG内の規律と団結と士気は、まったく保てなくなってしまった。兵隊たちはウクライナ軍と接触するや、すぐさまAFVを放棄して逃げようとする。それでも、将校と下士官がしっかりしていれば、兵隊たちを統率できるのであるが、露軍は将校と下士官の質を重視する軍隊文化をもっていない。そもそも下級指揮官にじぶんで何かを判断させようとしない。

よって、これも大きくは、軍隊文化の敗北なのだ。

 T-72が防護力に関して完全な欠陥戦車であることが、大きな敗因のひとつには違いないが、その欠陥がこれまで半世紀間も放置されてきたのは、やはりロシアの軍隊文化のせいである。欠陥品を欠陥品と認めることもできず、国産のダメ兵器をダメ兵器と指摘することもゆるされず、嘘宣伝で真相をごまかし続け、誰も上級の幹部には逆らえないという文化が、今まさに、ロシアを滅ぼそうとしているのだ。

 露軍の大ジレンマは、燃料補給のためのタンクローリーを、自軍のどこに位置させるかであった。この運転手たちは徴兵だから、戦意はゼロ。けっきょく部隊の最後尾をついてくることになり、最先頭の戦車では直衛ができなかった。ウクライナ兵は道路脇に潜んでタンクローリーが通りかかるまで待ち、RPG1発でタンクローリーを炎上させる。それで徴兵のドライバーは国境まで徒歩で逃げ戻ろうとする。先頭の戦車は燃料切れで立ち往生するしかなかった。

 ソ連軍は1920年代に従軍司祭を廃止しているが、2010年、それを復活させている。これがどうも「ザムポリト」の代用だったらしい。つまり政治将校代わりに、部隊の士気の実態を、上級部にチクる目付役らしいのだ。』

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第49諸兵科連合軍の、500名の徴兵は、ソ連時代の鉄帽と防弾ヴェスト、ならびに2011年設計の初期型の「AK-12」を支給された。

第49諸兵科連合軍の、500名の徴兵は、ソ連時代の鉄帽と防弾ヴェスト、ならびに2011年設計の初期型の「AK-12」を支給された。
https://st2019.site/?p=20444

『Defense Express の2022-10-13記事「russian Mobilized Troops Received ‘Demodernized’ AK-12 Rifles as They Arrived in Ukraine」。

  第49諸兵科連合軍の、500名の徴兵は、ソ連時代の鉄帽と防弾ヴェスト、ならびに2011年設計の初期型の「AK-12」を支給された。

 この型の自動小銃は、信頼性が低くて不評で、ロシアの特殊部隊ではAKMに交換してしまっている。

 2021年にカラシニコフ社の新CEOに就任したレピンによると、ロシア国防省は22年3月に「AK-12」の改善命令を出した。
 これは、AK-12の売り物だった「2発バースト」機能を廃止しろ、という意味である。

 ちなみにそのセレクターはフレームの左側でも操作できるようになっている。

 AK-12は、過去2回、モデルチェンジされている。2018と、2020に。それぞれ、互換性はない。

 AK-74以降の露軍の小銃は迷走し続けている。
 2016に「Ratnik」のテストにAK-74が不合格になった。

 そこでAK-74の改善型が「AK-12」の名前で2018年に納品された。

 さかのぼると、AK-74が1990年代前半に「AK-74M」に進化し、さらに90年代後半から2010年代にかけては「AK-100」と変わり、さらにその後「AK-200」と称していた。

 AK-12の2011年モデルと2018年モデルは、レシーバーからしてまったく別物。その上にサイトもすっかり異なっている。

 露軍はこの2018年モデルの「AK-12」を、AK-74の補備用として採用した。
 さんざんモデルチェンジしてきたように見えるけれども、ぶっちゃけ、AK-74との違いと言ったら「二点バースト」機能以外には、ほぼない。

 ※初期の「M-4カービン」に無駄な対抗心を燃やしちまったということ。

 AK-74のセレクターはシンプルそのもので枯れたデザインなのだったが、「2点射」をつけくわえるためにこのセレクターを改変せねばならず、その結果は、ユーザーに大不評だった。

 2011モデルのセレクターは、親指で操作する。
 しかるに2018モデルのセレクターは、人差し指を使う必要があるのだ。

 このほど「AK-12」から2点バースト機能が取り除かれるというのだが、そうなると単純な疑問。「AK-74」と何が違うんだ?

 ともあれ、とっくに軍内でダメ出しされていた2011年型の「AK-12」をあらためて支給されてウクライナの最前線までやってきたロシアの新兵諸君の感想を待とうではないか。』

TSMC工場を中共が占領してもチップを製造することなどできない。

TSMC工場を中共が占領してもチップを製造することなどできない。
https://st2019.site/?p=20444

『Lawrence Chung 記者による2022-10-12記事「Taiwan denies US has plan to evacuate chip engineers and destroy TSMC facilities in event of attack from mainland China」。

   もし中共軍が台湾に攻め込んできたら、米軍は、TSMCのエンジニアを全員、台湾国外へ連れ出すとともに、チップ工場を破壊して、中共による活用を阻止するのではないかという憶測(『ブルームズバーグ』の金曜日報道)を、台湾の国防大臣は否定した。
 国家安全保障会議の陳明通は説明した。TSMC工場を中共が占領してもチップを製造することなどできない。最先端チップ製造は、そんな簡単な世界ではないのだ。

 たとえばの話、オランダのSSML社がTSMCに対して提供している「焼付け」のシステムが稼動しなくなれば、1個のチップもできないのである。』