弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&A

弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&A – 内閣官房 国民保護ポータルサイト
https://www.kokuminhogo.go.jp/kokuminaction/qa.html

 ※ 今日は、こんなところで…。

『情報伝達の概要について
Q1

どのような場合にJアラートが使用されるのでしょうか。
A1

全国瞬時警報システム(Jアラート)は、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海の上空を通過する可能性がある場合に使用します。
逆に、日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海の上空を通過する可能性がないと判断した場合は、Jアラートは使用しません。
なお、領海外の日本の周辺海域(排他的経済水域(EEZ)等)にミサイルが落下する可能性がある場合は、Jアラートは使用しませんが、船舶、航空機に対して迅速に警報を発します。

Q2

実際、どのように情報伝達が行われるのでしょうか。

A2

政府からJアラートにより情報伝達があった場合は、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信されます。
詳しくは消防庁のホームページをご確認下さい。

弾道ミサイル落下時の行動(落下又は通過する前)について

Q3

「ミサイルが発射された」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
A3

弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、弾道ミサイル発射の情報を伝達し、避難を呼びかけます。
屋外にいる場合は近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難してください。
屋内にいる場合は、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。
なお、ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合には、その時点で改めて、ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し、直ちに避難することを呼びかけます。

Q4

「ミサイルが落下する」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのでしょうか。

A4

【屋外にいる場合】
近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下に避難してください。
近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください。
【屋内にいる場合】
できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。

Q5

どのような建物などに避難すれば良いのでしょうか。

A5

近くの建物(できればコンクリート造り等頑丈な建物)の中又は地下街、地下駅舎などの地下施設に避難してください。

Q6

近くに頑丈な建物又は地下がない場合はどこに避難すれば良いのでしょうか。

A6

近くの建物の中へ避難してください。近くに避難できる建物がない場合には、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。

Q7

なぜ建物の中又は地下へ避難するのですか。

A7

ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためには建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)への避難が有効だからです。

Q8

近くに建物又は地下がない場合はどうすれば良いのでしょうか。

A8

ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるため、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。

Q9

避難する際には、避難施設として都道府県知事に指定されている建物又は地下施設に避難しなければならないのでしょうか。

A9

避難施設として指定されているかどうかにかかわらず、近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下施設に避難してください。

Q10

自宅にいる場合はどうしたらよいでしょうか。

A10

すぐに避難できるところに、より頑丈な建物や地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)があれば直ちにそちらに避難してください。それができない場合は、自宅で、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。

Q11

建物内に避難してから気を付けることはありますか。

A11

爆風で壊れた窓ガラスなどで被害を受けないよう、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。

Q12

弾道ミサイルの情報が伝達されたとき、自動車の車内にいる場合はどうすればよいですか。

A12

車は燃料のガソリンなどに引火するおそれがあります。
車を止めて近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)に避難してください。周囲に避難できる建物又は地下施設がない場合、車から離れて地面に伏せ、頭部を守ってください。

Q13

車から出ると危険な場合はどうしたらよいですか。

A13

高速道路を通行している時など、車から出ると危険な場合には、車を安全な場所に止め、車内で姿勢を低くして、行政からの指示があるまで待機してください。

弾道ミサイル落下時の行動(落下又は通過した後)について

Q14

「ミサイルは、●●へ通過した」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのでしょうか。

A14

政府からの情報について、テレビやラジオで確認してください。
引き続き避難をしていただく必要はありませんが、もし、不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、すぐに警察、消防や海上保安庁に連絡してください。

Q15

「ミサイルが落下した」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのでしょうか。

A15

続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難して下さい。
弾頭の種類に応じて被害の様相や対応が大きく異なります。
そのため、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努めてください。
また、行政からの指示があればそれに従って、落ち着いて行動してください。
もし、近くにミサイルが着弾した場合は、弾頭の種類に応じて被害の及ぶ範囲などが異なりますが、次のように行動してください。

屋外にいる場合は、口と鼻をハンカチで覆いながら、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内の部屋または風上に避難してください。
屋内にいる場合は、換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉してください。

情報伝達について

Q16

国民保護サイレン音はどのような時に鳴るのですか。

A16

Jアラートを使用すると市町村の防災行政無線などが自動的に起動し、屋外スピーカーなどから警報が流れますが、この時に原則として国民保護サイレンが鳴ることとなっています。
防災行政無線の設置状況などは、お住まいの市町村にお問い合わせください。

Q17

ミサイル情報を伝達するエリアメール・緊急速報メールの着信音は国民保護サイレン音なのでしょうか。

A17

津波や火山情報などに関するエリアメール・緊急速報メールと同じ着信音です。国民保護サイレン音ではありません。ミサイル情報のエリアメール・緊急速報メールの着信音は以下のサイトをご確認ください。

NTTドコモ エリアメール(災害・避難情報)のページ
au 緊急速報メール(災害・避難情報)のページ
ソフトバンク 緊急速報メール(災害・避難情報)のページ
Yモバイル 緊急速報メール(災害・避難情報)のページ

Q18

所有している携帯電話・スマートフォンが、Jアラート作動時にエリアメール・緊急速報メールを受信するか知りたいのですが。
A18

消防庁において、受信可能な機種かどうかの確認方法と、受信できない場合等の対策をまとめて、ホームページに公表しています。こちらをご覧ください。

「スマートフォンアプリ等による国民保護情報の配信サービスの活用」

弾道ミサイル落下時の行動

落下時の行動に関するQ&A
Jアラートによる情報伝達
Jアラートによる弾道ミサイル情報の伝達に関するQ&A
弾道ミサイル落下時における避難の必要性について 』

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達について – 内閣官房 国民保護ポータルサイト
https://www.kokuminhogo.go.jp/kokuminaction/jalert.html

『北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達について

北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し(※1)、平成29年8月29日及び9月15日には、予告することなく発射した弾道ミサイルが、日本の上空を通過する事案も起こっています。

政府としては、いかなる事態にも対応することができるよう緊張感をもって必要な対応に万全を期しているところです。

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する場合、弾道ミサイルは極めて短時間で日本に飛来することが予想されます(※2)。 仮に、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、政府としては、24時間いつでも全国瞬時警報システム (Jアラート)を使用し、緊急情報を伝達します。

Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信されます(※3)。なお、Jアラートによる情報伝達は、国民保護に係る警報のサイレン音を使用し、弾道ミサイルに注意が必要な地域の方に、 行います。

Jアラートによる情報伝達では、

弾道ミサイルが日本に飛来する可能性があると判断した場合に、まず、弾道ミサイルが発射された旨の情報(1)を伝達し、避難を呼びかけます。

屋外にいる場合は、近くの建物(コンクリート造り等頑丈な建物が望ましいですが、頑丈な建物がなければ、それ以外の建物でも構いません)の中、又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。

屋内にいる場合には、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。(※4)

その後、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合には、続報として直ちに避難することを呼びかけるとともに、落下時刻及び落下場所についてお知らせします(1.(2))。

屋外にいる場合には、直ちに近くの建物の中、又は地下に避難してください。また、近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守って下さい。
屋内にいる場合には、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。

その後、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下したと推定された場合には落下時刻及び落下場所についてお知らせします(1.(3))。
続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難していて下さい。

弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には、他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土・領海に落下する可能性が無いことを確認した後、弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします(2.(2))

引き続き屋内に避難する必要はありませんが、不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。

このほか、日本まで飛来せず、領海外の海域に落下した場合には、その旨を続報としてお知らせします(3.(2))。

引き続き屋内に避難する必要はありませんが、不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。

※1 防衛省ホームページ 北朝鮮のミサイル等関連情報 参照
※2 平成28年2月7日に、北朝鮮西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から発射された弾道ミサイルは約10分後に、発射場所から約1,600km離れた沖縄県先島諸島上空を通過しています。
(平成28年版防衛白書 図表I-2-2-3、コラム解説16 参照)
なお、ミサイルの種類や発射の方法、発射場所等により日本へ飛来するまでの時間は異なります。
※3 消防庁ホームページ Jアラートの概要 参照
※4 内閣官房ホームページ 弾道ミサイルの落下時の行動について

情報伝達の基本的な流れは、以下のとおりです。

「情報伝達の基本的な流れ」の図

(注)「(3) 日本の領海外の海域に落下した場合」とは、発射直後、我が国に飛来する可能性があると判断して①の情報伝達を行った後、結果的に本邦の手前の領海外に落下した場合
「エリアメール・緊急速報メールの受信画面の実例」の写真

【参考】エリアメール・緊急速報メールの受信画面の実例
(平成29年9月15日に配信されたもの)

1.日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合
弾道ミサイル発射

(1)ミサイル発射情報・避難の呼びかけ

ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい。

※まず、上記の発射情報を伝達し、避難を呼びかけます。
屋外にいる場合は近くの建物(コンクリート造り等頑丈な建物が望ましいですが、頑丈な建物がなければ、それ以外の建物でも構いません)の中、又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。
屋内にいる場合には、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。

(2)直ちに避難することの呼びかけ

直ちに避難。直ちに避難。直ちに建物の中、又は地下に避難して下さい。ミサイルが、●時●分頃、●●県周辺に落下するものとみられます。直ちに避難して下さい。

※ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合、直ちに避難することを呼びかけるとともに、落下時刻及び落下場所の情報を伝達します。 屋外にいる場合には、直ちに近くの建物の中、又は地下に避難して下さい。また、近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守って下さい。

屋内にいる場合には、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。
(3)落下場所等についての情報(日本の領土・領海に落下)

ミサイル落下。ミサイル落下。ミサイルが、●時●分頃、●●県●●市周辺に落下したものとみられます。続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難して下さい。

※ミサイルが日本の領土・領海に落下したと推定された場合は、落下時刻及び落下場所の情報を伝達します。

続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難して下さい。

2.日本の領土・領海の上空を通過した場合

弾道ミサイル発射

(1)ミサイル発射情報・避難の呼びかけ

ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい。

※まず、上記の発射情報を伝達し、避難を呼びかけます。
屋外にいる場合は近くの建物(コンクリート造り等頑丈な建物が望ましいですが、頑丈な建物がなければ、それ以外の建物でも構いません)の中、又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。

屋内にいる場合には、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。

(2)ミサイル通過情報

ミサイル通過。ミサイル通過。先程のミサイルは、●時●分頃、●●へ通過したものとみられます。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。

※ミサイルが日本の上空を通過したことが確認された場合は、その情報を伝達します。
引き続き屋内に避難する必要はありませんが、不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察、消防や海上保安庁に連絡して下さい。

3.日本の領海外の海域に落下した場合

弾道ミサイル発射

(1)ミサイル発射情報・避難の呼びかけ

ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい。

※まず、上記の発射情報を伝達し、避難を呼びかけます。
屋外にいる場合は近くの建物(コンクリート造り等頑丈な建物が望ましいですが、頑丈な建物がなければ、それ以外の建物でも構いません)の中、又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。
屋内にいる場合には、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。

(2)落下場所等についての情報(日本の領海外の海域に落下)

先程のミサイルは、●時●分頃、●●海に落下したものとみられます。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。

※ミサイルが日本まで飛来せず、領域外の海域に落下したと推定される場合は、上記の情報を伝達します。

引き続き屋内に避難する必要はありませんが、不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察、消防や海上保安庁に連絡して下さい。

(注1)状況に応じて送信するため、上記のメッセージを全て送信するとは限りません。
(注2)上記のメッセージは、状況に応じ、変更する可能性があります。
(注3)自衛隊によるミサイルの迎撃の状況等により情報伝達の流れが変わる可能性があります。

全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達に関するQ&A

弾道ミサイル落下時の行動

落下時の行動に関するQ&A
Jアラートによる情報伝達
Jアラートによる弾道ミサイル情報の伝達に関するQ&A
弾道ミサイル落下時における避難の必要性について

北朝鮮の能力は“日本を核攻撃できる域に”

北朝鮮の能力は“日本を核攻撃できる域に” 浜田防衛大臣が認識示す
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/177499?display=1

『弾道ミサイルを相次ぎ発射している北朝鮮について、浜田防衛大臣は核兵器の小型化を実現し、その能力は日本を核攻撃できる域まで達しているとの認識を示しました。

立憲民主党 玄葉光一郎 衆院議員

「北朝鮮は既に核を保有し、我が国を攻撃する能力を有していると考えているか」

浜田靖一 防衛大臣

「(北朝鮮は)我が国を射程におさめる弾道ミサイルについては、これらに核兵器を搭載して攻撃するために必要な核兵器の小型化・弾頭化などを既に実現しているものと見られます」

また、浜田防衛大臣は北朝鮮の核開発について、「既に6回の核実験を行ったことを踏まえれば、相当進んでいるものと考えられる」と述べ、北朝鮮の能力は日本を核攻撃できる域まで達しているとの認識を示しました。

浜田大臣は「国民の命と暮らしを守り抜くため、いわゆる反撃能力を含めあらゆる選択肢を検討し、スピード感を持って防衛力を抜本的に強化していく」と述べました。』

北朝鮮、核の小型化・弾頭化をすでに実現しているとみられる

北朝鮮、核の小型化・弾頭化をすでに実現しているとみられる=浜田防衛相
https://jp.reuters.com/article/north-korea-war-head-idJPKBN2R803V

『[東京 13日 ロイター] – 浜田靖一防衛相は13日の衆院安保・外務・拉致特別委員会連合審査会で、北朝鮮が核兵器の小型化により日本を射程に入れた弾道ミサイルにで核を搭載可能かとの質問に対して「その域まで達していると考える」と述べた。玄葉光一郎議員(立憲)への答弁。

浜田防衛相は弾頭ミサイルに核搭載するため「必要な核の小型化・弾頭化をすでに実現しているものとみられる」とも述べた。

防衛力強化に関し「反撃能力を含めあらゆる選択肢を排除しない」と強調するとともに、「先制攻撃は許されないとの考えに変更はない」、「憲法・国際法の範囲内でしっかり検討したい」とも述べた。』

現代のミダス王、イーロン・マスク氏

現代のミダス王、イーロン・マスク氏
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/29884506.html

『ギリシャ神話の中にミダス王という、触ったもの全てを黄金に変える能力(ミダス タッチ)で知られる人物がいます。もちろん、神話上の登場人物です。この能力により、彼の周りは黄金だらけになりましたが、食事や飲み物も、一瞬で黄金に変化してしまう為、富に囲まれながら、彼自身は飢えに苦しむ事になります。この話には、続きがあって、この呪いとも言える能力を無効化した後で、彼の心のあり方をアポロン神に試されて、「王様の耳はロバの耳」の物語の元になった試しを受ける事になります。

私が「触ったモノを黄金に変える能力」という意味で、現代のミダス王と考えているのが、テスラ・モータースのCEOであるイーロン・マスク氏です。経歴については、過去の記事で詳しく書いてありますので、ここでは省略します。彼の現在の位置づけは、単に成功した実業家、世界一の資産を持つ金持ちというだけではなく、オタクの大将でもあるという事です。

彼は、複数の事業を推進する多忙な経営者であるにも関わらず、ゲームフリークがブログで語るような重量級の大作ゲームを自力でクリアーするゲーマーでもあります。実際に彼がプレイしているかどうかは、彼のTwitterの呟きを追えば、ガチでプレイしている事が判断できるので、マジモノのヘビーゲーマーです。私が3ヶ月かかってクリアーした「エルデンリング」も、彼はクリアーしています。その時に、最終的に到達した、ゲーム内のキャラクターのステータスや装備、戦闘スタイルは、それ自体がゲーマー間で話題になる程で、彼がいわゆるオタクと言われる連中にいかに愛されているか判ります。

彼のTwitterの影響力というのは、ある意味アメリカ大統領並に経済に影響を与えます。去年の2月頃に、「今度、ビットコインを買う事にした。資産形成のポートフォリオに組み入れるつもりだ」として、15億ドル分のビットコインを購入し、テスラ車の購入にビットコインを使えると発表しました。その瞬間に、ビットコインは、急騰を始め、最高値をつけた同年11月の777万円/1BTCの口火を切ったと言えます。その後、テスラ車購入に使える通貨からビットコインを外し、今年の4-6月に売却をしています。そして、これが、ビットコイン暴落の口火を切る事にもなります。ある意味、彼の挙動で、ビットコインの価格が翻弄されたとも言えます。

実際、彼がTwitterで呟いた一言で、テスラ・モータースの株価は、数百億円単位で動きますし、以前に上げた記事「イート・ザ・リッチ~ゲームストップを救え!~ Part1」のドキュメンタリー上でも、ゲームストップ株の最後のブースターとして、株価を200ドル近く押し上げるキッカケになったのは、彼のTwitterでの一言の呟きでした。つまり、イーロン・マスク氏が興味を示したという事が、株価を押し上げる理由になるのです。それとは、対照的に、ちょっと差別的な表現を使った呟きでも、まったく業績と関係の無いテスラ株の暴落を招いたりします。

つまり、女性が人気の美女の使っている化粧品に群がるように、イーロン・マスク氏が興味を示したり手にかけたモノが、飛ぶように売れるわけです。その為、彼は経営するテスラ・モータースや、ハイパーループの事業を手掛けるザ・ボーリング・カンパニーのサイト上で、自身がプロデュースした、テキーラや香水を販売して、数百万ドルの利益を挙げています。

この事で判るのは、購買者が買っているのは、単なるテキーラ・香水ではなく、「成功者の香り」ともいうべきイーロン・マスク・ブランドの価値なのです。例えば、彼のプロデュースした香水は、「燃える髪」という名前なのですが、ようは悋気に燃える若き挑戦者・成功者のイメージを、香水に被せただけです。それを、イーロン・マスクが売る事で、恐らく原価の何十倍の価値を生むわけです。このあたりの、信者の心の掴み方が、単なる敏腕経営者に留まらない彼の真骨頂です。彼は、今という時代に、自分に興味を持つ人間の傾向を把握していて、彼らが喜びそうなものをメインの事業と無関係に販売し、いい利益を稼いでいます。経営者像としての自分を、ブランド化して商売に変えているのです。単に業績や収入を誇る普通の大企業の経営者には、真似できない独自のスタイルがイローン・マスク氏にはあります。私が、ミダス王と呼ぶ能力です。何でも黄金に変えてしまう。

そして、そのブランドを支えているのが、時価総額で世界一の金持ちであり、最も成功した経営者と評される経営手腕です。単なるイメージや幻が後ろ盾になっているわけではなく、決算で数字で出てくる業績で、信用を構築しているのが特別なのです。その上、常に未知の事業に挑戦する事業スタイル自体が価値を生んでいます。最初は、Paypalという国際決済システム、次はテスラ・モータースによる電気自動車、次はスペースXによる民間宇宙事業、次はザ・ボーリング・カンパニーによる、ハイパールーブ高速列車の事業化と、手につけた時点では、事業見通しすら怪しい挑戦的な事業を、次々とモノにしています。

「単に高収益を挙げている」のではなく、「形にもなっていない事業を推進してモノにする」そのチャレンジャー精神が、ブランドになる程の価値を生み出しているのです。今のところ、彼が手を着けた事業は、全てモノになっています。

こうなると、心配になるのは、その後の「王様の耳はロバの耳」のトラップに、晩年の彼の思考が囚われないかという事ですね。彼のようなタイプの経営者は、自らの言葉を自己暗示のように信じる傾向があるので、結果として事業が成功しているうちは良いのですが、何らかの理由で頓挫した時に、ちゃんと経営者として合理的な判断ができるかどうかが問題です。 』

茂田宏

茂田宏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%82%E7%94%B0%E5%AE%8F

『茂田 宏(しげた ひろし、1942年(昭和17年)6月13日[1] – )は、日本の外交官。1999年から2002年までイスラエル駐箚特命全権大使。 』

『経歴・人物

1942年(昭和17年)朝鮮生まれ。1965年(昭和40年)東京大学中退、外務省に入省する。ハーバード大学留学を経て、1967年度には、外務省在ソ連邦日本国大使館とソ連邦対外文化連絡国家委員会の合意に基づき、松井啓及び宮鍋幟らとモスクワ大学派遣研究員を務めた[2]。

外務省欧亜局ソヴィエト連邦課長、1992年(平成4年)駐露公使、1996年(平成8年)外務省国際情報局長、総理府国際平和協力本部事務局長を経て、1999年(平成11年)8月、駐イスラエル大使。2002年から2004年まで、テロ対策担当大使も務めた[3]。退官後は、東京大学、拓殖大学、同志社女子大学で客員教授として活動するかたわら、2006年(平成18年)7月、日本財団特別顧問、2007年(平成19年)10月1日から2013年(平成25年)まで、北方領土問題対策協会理事(非常勤)なども務めている[4]。

2017年(平成29年)秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章。

岡崎久彦亡き後の岡崎研究所の運営を引き受けている[5]。

同期

加藤良三(駐米大使・外務審議官・総合外交政策局長・アジア局長・プロ野球コミッショナー)
折田正樹(駐英大使・北米局長・条約局長)
津守滋(00年駐ミャンマー大使・98年駐クウェート大使)
田中克之(駐メキシコ大使・中南米局長)
木谷隆(駐ペルー大使)
小西正樹(駐マレーシア大使・国連大使)
佐藤裕美(駐コートジボワール大使)
佐々木高久(駐ナイジェリア大使)
朝海和夫(欧州連合大使・国際社会協力部長)
河村武和(欧州連合大使・儀典長)
内田富夫(00年駐スウェーデン大使・95年駐シリア大使)
松井啓(01年駐ナイジェリア大使・98年駐ブルガリア大使・93年初代駐カザフスタン大使)
竹中繁雄(03年査察担当大使・99年駐トルコ大使・97年法務省入国管理局長・93年駐バングラデシュ大使)

著作

編著

『日露(ソ連)基本文書・資料集』(ラヂオプレス/RPプリンティング、2003年4月、BB21007410) ISBN 978-4947638007

翻訳

『米ソ核軍縮交渉』(サイマル出版会、1990年4月) ISBN 978-4377308402
『ペンタゴン報告書:中華人民共和国の軍事力 2009年版』(国際情報センター、2009年7月) ISBN 978-4990474102
『インテリジェンス 機密から政策へ』(慶應義塾大学出版会、2011年5月) ISBN 978-4766418262
『戦後の誕生 テヘラン・ヤルタ・ポツダム会談全議事録』 ISBN 978-4120055096

    (小西正樹・倉井高志・川端一郎共編訳、中央公論新社、2022年3月)

脚注

^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.192
^ 「国際文化交流の現状 」外務省
^ (日本語) “慶應義塾大学出版会”. 慶應義塾大学出版会. 2014年3月27日閲覧。
^ (日本語) “平成19年10月1日時点における役員名簿”. 北方領土問題対策協会. 2014年3月27日閲覧。
^ 所長紹介 NPO岡崎研究所

外部リンク

(日本語)強気のプーチンが涙したロシア大統領選 新政権の今後の課題、対日政策を読む(ダイアモンドオンライン特別リポート)』

岡崎久彦

岡崎久彦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%B4%8E%E4%B9%85%E5%BD%A6

『岡崎 久彦(おかざき ひさひこ、1930年(昭和5年)4月8日[1] – 2014年(平成26年)10月26日[2])は、日本の外交官、評論家。サウジアラビアとタイ王国で特命全権大使を歴任し、また外務省で情報調査局長を務めた。祖父の岡崎邦輔は、陸奥宗光の従弟にあたる。 』

『人物

関東州・大連生まれ[1][2]。白金小学校、府立高等学校を経て、東京大学法学部に進んだ。東大法学部在学中に外交官試験合格する[3]。大学を中退し、外務省に入省[4]。八木秀次によれば、岡崎は卒業証書は小学校のものしか持っておらず、その後は大学まですべて「飛び級」だったという[5]。岡崎邦輔は祖父。

外務省ではケンブリッジ大学での英語研修を皮切りに、在外で在フィリピン大使館、在フランス大使館、在米国大使館、在韓国大使館に駐在し、本省では国際連合局に勤務する。課長就任後は、調査企画部の分析課長、調査課長、調査室長、さらに調査企画部長、情報調査局長と、情報部門の幹部を歴任する。駐タイ大使を経て1992年に退官。外交評論家として活動する。

外務省在職中から執筆活動を行い、外務省の論客として知られた。1977年、長坂覚[6]のペンネームで著した『隣の国で考えたこと』で日本エッセイストクラブ賞受賞。 1981年、『国家と情報』でサントリー学芸賞を受賞。1995年、第11回正論大賞受賞[7]。“アングロサクソンとの協調こそが日本の国益とアジアの平和につながる”と一貫して主張。また、自ら本を出すなど気功に傾倒していた。また、祖父が陸奥宗光の従弟にあたる政党政治家ということから「陸奥宗光」などでは戦前デモクラシーに関しても多く取り上げている。

イラク戦争では、開戦前の2003年2月19日に採択した日本国際フォーラムの「イラク問題について米国の立場と行動を支持する声明」に名を連ねていた。3月19日の開戦後、米国をいち早く支持した小泉首相を絶賛し、「日本が唯一指針とすべき事は、評論家的な善悪是非の論ではなく、日本の国家と国民の安全と繁栄である。」と主張した[8]。また、著書の中で「極東軍事裁判以来、歴史を論じる時には歴史的事件の当事者の善悪、責任を論じるのが習慣のようになっているが、そんなことばかりしていると是非の論争にこだわって歴史の真実を見失ってしまう恐れがある。歴史は流れであり、その流れの中で戦争も平和も起こる」と述べている[9]。

安保騒動後に全日本学生自治会総連合(全学連)で反対運動をしていた人間と話した際「お前たちのような教育のある人間がどうしてああいうことをするんだ。大学に行っているインテリがどうして安保反対など言うんだ」と聞いて「あの時の雰囲気がわからない人に話してもわかりませんよ」と返され「雰囲気とは何だ。お前インテリだろう。雰囲気だけで動くのか」と問い詰めたことがあるという[10]。

新しい歴史教科書をつくる会賛同者(のち日本教育再生機構顧問)、日本李登輝友の会副会長、歴史事実委員会会員を務める等の政治運動でも知られた。

「何十年の経験を誇るプロでも、一年間情勢の変化から目をそらしていると、その一年情勢をフォローしてきた駆け出しの現場の人間より判断が劣ることがある。」[11]とする一方で、米英などのイラク戦争を支持した東大教授の田中明彦、北岡伸一の発言を受けて、「昔は重大な国際的国内的政治問題が起こると、新聞は社会面に東大の政治学の教授の意見を掲載し、国民は「ああ、そういうことなのか」と啓発されたものである。その後、東大法学部は長い間左傾して権威を失墜して、誰もその発言を顧みなくなっていたが、そういう時代も終わっている。本来なら、この二教授の発言でこの論争は決着している」[12]とも述べている。

2012年秋の叙勲で瑞宝重光章受章[13]。同年9月に行われた自由民主党総裁選挙の際は、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」発起人に名を連ねた[14]。

核拡散防止条約調印後の1969年2月に、外務省の課長級(当時分析課長だった本人、国際資料室の鈴木孝、調査課長村田良平)が西ドイツ外務省のエゴン・バール政策企画部長、ペア・フィッシャー参事官、クラウス・ブレヒ参事官を箱根の旅館に招いて、核保有の可能性を探る非公式会合に参加。

2014年10月26日、東京都内の病院で死去[2]。84歳没。死因は非公表。夫人によると敗血症から来る肺機能の低下が致命的だったという[15]。叙従三位[16]。岡崎が多く寄稿した産経新聞ではその訃報を10月28日付朝刊の一面に掲載し、五面掲載の評伝では文化部編集委員・桑原聡が「エレガントなサムライ」「教えを請いたくなるようなオーラがあった」と評した[17]。

略歴

岡崎久彦の遺著『国際情勢判断・半世紀』巻末に略年譜が収録されている。[4]

学歴

1930年 関東州・大連生まれ
1949年 府立高等学校卒業、東京大学法学部入学
1953年 ケンブリッジ大学経済学部入学
1954年 同卒業
1956年 同大学院経済学研究科修士課程修了

職歴

1952年 外交官試験に合格して外務省入省(欧米局第三課)
1953年 英語研修(ケンブリッジ大学)
1956年 国際協力局第一課
1958年 国際連合局政治課
1960年 在フィリピン大使館三等書記官
1962年 在フランス日本国大使館二等書記官
1965年 国際連合局政治課
1966年 大臣官房国際資料部資料課長
1967年 同分析課長
1969年 同調査課長
1971年 在米国大使館参事官
1973年 在大韓民国日本国大使館参事官
1976年 中近東アフリカ局外務参事官
1978年 防衛庁参事官(国際関係担当)
1981年 在アメリカ合衆国日本国大使館公使(ハーバード大学研究員)
1982年 調査企画部長
1984年 情報調査局長(初代)、駐サウジアラビア日本国特命全権大使(10月-)
1988年 駐タイ日本国特命大使
1992年 外務省退官
2002年 岡崎研究所創設
2007年 安倍晋三首相の日本の集団的自衛権保持の可能性について考える私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」有識者委員(4月- 会は2008年6月24日の最終報告書提出で解散するが2013年の第二次安倍内閣で再結成、この時も委員に就任[18])

同期

村田良平(駐独大使、駐米大使、外務事務次官)
大木浩(環境大臣、環境庁長官、自民党参議院議員、ホノルル総領事)
松村正義(帝京大学教授、ニューヨーク領事)

退官後の主な役職

博報堂特別顧問
千代田化工建設特別顧問
松下政経塾顧問
防衛法学会顧問
日本教育再生機構顧問
上野学園理事
國語問題協議會理事
国際経済政策調査会理事
日本財団評議員
博報児童教育振興会評議員
中東調査会評議員
日本国際フォーラム評議員
日本戦略研究フォーラム副理事長
国際生命情報科学会特別顧問
平河総合戦略研究所相談役

歴史認識
靖国神社
遊就館

2006年8月24日の産経新聞朝刊「正論」欄に「遊就館から未熟な反米史観を廃せ」と題した記事を掲載[19]。この記事で、遊就館の展示説明の論理性を求めている。主張の内容は遊就館の展示中にある、「アメリカが不況の脱却のために資源の乏しい日本を経済制裁により戦争に追い込み、これによりアメリカ経済は回復した」という旨の主張が不適切だというものである。また、この発言の影響から靖国神社は反米的な展示物の多数を一掃し、日本兵の手紙などに展示物を置き換えた。アメリカに関する記述以外(日中戦争・韓国・台湾植民地支配等)については記述内容を訂正しなかった(ただし、2012年の著書「二十一世紀をいかに生き抜くか」P162では、「支那事変の原因としてコミンテルンの反日工作しか記述がなかったので日本の北支工作を追加した」「たった四文字の追加ではあったが歴史の正しい認識に寄与したとひそかに自負している」と述べている)。

2006年8月25日の産経新聞記事によると、遊就館は同年4月より展示の当該部分の修正を検討し、7月から内容の見直し作業に入ったとしている[20]。この動きについて岡崎は、「早急に良心的な対応をしていただき感動している」とコメントしている[20]。
アメリカ下院国際関係委員会委員長であるヘンリー・ハイド(英語版)共和党議員も2006年9月14日の同委員会公聴会で遊就館の展示内容を日本を西洋帝国主義からの解放者のように教えるものとして批判している[21]。ラントス筆頭委員は、日本国首相による靖国神社参拝の中止を求めた[22]。同下院委員会(ハイド委員長)は前日の2006年9月13日にも、慰安婦問題対日決議を採択している[23]。

西尾幹二は、委員長発言を「岡崎久彦が「正論」コラムで先走って書いたテーマとぴったり一致している。やっぱりアメリカの悪意ある対日非難に彼が口裏を合わせ、同一歩調をとっていたというのはただの憶測ではなく、ほぼ事実であったことがあらためて確認されたといってよいだろう[24]」と「媚米反日[24]」として批判している。
「富田メモ」

富田メモについて、「本物であるはずがない」「昭和史の基礎的な知識があれば(富田メモに)信憑性があると考えるはずがない」と主張している。[25]死後に出版された回顧録では、1.昭和天皇は「ですます」調の言葉は使わない、2.昭和63年頃の証言だけで、その前の証言が何十年、一切ないのも不自然、3.千代の富士が連勝を続けていた昭和63年の七月場所か九月場所の頃、(相撲が大好きな昭和天皇が)「もう相撲はご覧になっていない」と宮内庁の人間に聞いたことから、あの頃の証言の記録は少し怪しい、ことを根拠として挙げている。[26]
慰安婦

慰安婦問題に関するアメリカ下院での決議案に異を唱えている。慰安婦は売春婦であったが、性奴隷・性的搾取などは事実でないと考え、歴史事実委員会名義でワシントン・ポストに掲載された反論のための全面広告「THE FACTS」にも賛同者として名を連ねた。
2007年5月14日の産経新聞朝刊「正論」欄への寄稿において、「慰安婦制度が女性の尊厳を傷つける人権違反の行為であったことに謝罪するのが正しいというのが昨今の道徳的基準である」と述べた[27]。

歴史教科書

西尾幹二が『新しい歴史教科書』に記したアメリカ批判の文章を当人に無断で削り、親米色に替えたことはつとに知られる。『中央公論』『Voice』で岡崎は第二版で完成の域に達したのは自分の削除のおかげだ、というような自画自賛のことばを、海外にまで伝わるように列ねた[28]。

小林よしのりは、岡崎の第二版『新しい歴史教科書』書きかえを厳しく批判し、その中でも、原爆投下が「日本のせい」というアメリカの言い分に近づけた内容に変質していることを指摘している[29]。

西尾幹二は初版と第二版を対照し、岡崎の記述が「不自然なまでにアメリカの立場に立っている」という。
語録

古来、軍事バランスなくして戦略はあり得ません。相手の方が明らかに強い時、同じ位で戦ってみなければどっちが勝つかわからない時、相手の方が明らかに弱い時、それぞれの場合で戦略戦術が異なってくるのは、子供でもわかる話です[30]。
国際情勢判断というものは、客観的な事実の認識であって、そんなに伸び縮みがきくものではない[31]。
日本をとりまく国際情勢の力関係を考えれば、ソ連と米国という二つの強大な力を持つ国の間にあって、しかも戦略的に高い重要性を有する日本のような国にとっては、生存と平和を維持するためだけでも、どちらかの力と協力し、他の力を抑止する以外に方法がない[32]。
アメリカの世論というものは二十世紀の国際政治における与件と考えるべきものです[33]。
私の戦略論は、日本が置かれている客観的な状況の中で、いかにして日本民族の安全と繁栄を維持するかということであって、それを考える側の個人的な経験や主観は、これとは全く無関係な話[34]。
戦略が良ければ、戦術の失敗は挽回できますが、戦略が悪いと戦術的に成功すればするほど傷が深くなります[35]。
全ての戦略の基礎には、良質の情報と正確な情勢判断があります[35]。
米国と協力しようとしまいと、それは日本が自然権を行使できる自然体の国家となれば、自分で国益に基づいて判断することです。そして結論は日米同盟の維持となることは十分想定できます。それなのに、自分で自分の手を縛っておきながら、自らを責めず、よその国-日本の重要な同盟国-に恨み言を言い、楯ついてみせて主体性を求めるという惨めなことになっているのが現状です[35]。
1980年という年を採って、この段階で、中国、韓国、日本のメディアをみても、現在のような歴史認識問題や過去の謝罪問題など出てきてはいない[36]。
日米は一体となって交渉に当たるべきだ。(北朝鮮について)[37]。

著書
単著

『緊張緩和外交』(日本国際問題研究所、1971年)
『隣の国で考えたこと』(長坂覚名義、日本経済新聞社、1977年/中公文庫、1983年)
    改題新版『なぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか』(ワック、2006年)
『国家と情報――日本の外交戦略を求めて』(文藝春秋、1980年、新版2000年/文春文庫、1984年)
『戦略的思考とは何か』(中央公論社〈中公新書〉、1983年、改版2019年)
『情報・戦略論ノート』(PHP研究所、1984年/PHP文庫、1988年)
『米・中・ソの戦略構想と日本の羅針盤』(野田経済研究所、1985年)
『陸奥宗光 (上・下)』(PHP研究所、1987~1988年/PHP文庫、1990年)
『歴史と戦略について――情報・戦略論ノートPart2』(PHP研究所、1990年)
『繁栄と衰退と――オランダ史に日本が見える』(文藝春秋、1991年/文春文庫、1999年/土曜社、2016年)
『新しいアジアへの大戦略――日本発展のビジョン』(読売新聞社、1993年)
『国際情勢の見方』(新潮社、1994年)
『悔恨の世紀から希望の世紀へ』(PHP研究所、1994年)
『国際情勢判断――歴史の教訓・戦略の哲学』(PHP研究所、1996年)
『国家は誰が守るのか』(徳間書店、1997年)
『なぜ気功は効くのか』(海竜社、2000年/PHP文庫、2003年)
シリーズ『外交官とその時代』(PHP研究所、1998~2002年/PHP文庫、2003年)
    小村壽太郎 新装版2009年
    陸奥宗光 新装版2010年
    幣原喜重郎
    重光葵・東郷茂徳
    吉田茂
『岡崎久彦自選集(1)アジアの中の日本』(徳間文庫 教養シリーズ、1998年)
『―(2)新「戦略的思考」 アングロ・サクソンとロシアの狭間で』(徳間文庫 教養シリーズ、1998年)
『自分の国を愛するということ――21世紀の日本の戦略的進路』(海竜社、1999年)
『情勢判断の鉄則――21世紀の世界と日本の選択』(PHP研究所、1999年)
『日本外交の分水嶺――日米韓体制が築くアジアの平和』(PHP研究所、2000年)
『日本は希望の新世紀を迎えられるか――悔恨の20世紀を越えて』(廣済堂出版、2000年)
『アジアにも半世紀の平和を――情報戦略論ノート1999‐2000』(PHP研究所、2001年)
『岡崎久彦の情報戦略のすべて』(PHP研究所、2002年)
『百年の遺産――日本の近代外交史73話』(産経新聞ニュースサービス、2002年/扶桑社文庫、2005年)
『日本外交の情報戦略』(PHP新書、2003年)
『どこで日本人の歴史観は歪んだのか』(海竜社、2003年)
『教養のすすめ――明治の知の巨人に学ぶ』(青春出版社、2005年)
『国家戦略からみた靖国問題――日本外交の正念場』(PHP新書、2005年)
『この国を守るための外交戦略』(PHP新書、2007年)
『台湾問題は日本問題』(海竜社、2008年)
『真の保守とは何か』(PHP新書、2010年)
『明治の外交力――陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ』(海竜社、2011年)
『二十一世紀をいかに生き抜くか――近代国際政治の潮流と日本』(PHP研究所、2012年)
『国際情勢判断 半世紀』(岡崎研究所編、育鵬社、2015年)。遺著

共著

(佐藤誠三郎・西村繁樹)『日米同盟と日本の戦略――アメリカを見誤ってはならない』(PHP研究所、1991年)ISBN 978-4569532295
(藤井昭彦・横田順子)『クーデターの政治学――政治の天才の国タイ』(中央公論社[中公新書]、1993年)ISBN 978-4121011497
(中嶋嶺雄)『日本にアジア戦略はあるのか――幻想の中国・有事の極東』(PHP研究所、1996年)ISBN 978-4569554181
(渡部昇一)『賢者は歴史に学ぶ――日本が「尊敬される国」となるために』(クレスト社、1997年/ザ・マサダ、2000年9月)ISBN 978-4877120528/ISBN 978-4883970353
    『尊敬される国民 品格ある国家』(ワック、2002年)ISBN 978-4898315101
(西岡力・渡辺利夫・小島朋之・田久保忠衛/取材構成・稲垣武)
    『アジアは油断大敵!-北朝鮮、香港、中国…動乱のシナリオを読む』(PHP研究所、1997年9月)ISBN 978-4569556796
(青木盛久)『人質-ペルー日本大使公邸の126日』(クレスト社、1997年9月)ISBN 978-4877120597
(長谷川慶太郎)『中国発の危機と日本――見えてきた中国の危うい未来』(徳間書店, 1998年)ISBN 978-4198608385
(ウィリアム・ペリー・小此木政夫・アレクサンドル・パノフ・朱建栄・康仁徳・ゴードン・フレーク)
    『北朝鮮とペリー報告-暴発は止められるか』(読売新聞社、1999年11月)ISBN 978-4643990461
(佐藤誠三郎)『日本の失敗と成功――近代160年の教訓』(扶桑社、2000年/扶桑社文庫、2003年)ISBN 978-4594029173/ISBN 978-4594041168
(渡部昇一)『国のつくり方――明治維新人物学』(致知出版社、2000年)ISBN 978-4884745929
(渡辺利夫・江畑謙介・中嶋嶺雄・小島朋之)
    『「台湾問題」の先にある日本の危機――緊急提言田中真紀子外相に捧ぐ』(ビジネス社、2001年)ISBN 978-4828409276
(渡部昇一・猪木正道・唐津一・西尾幹二・竹村健一・三浦朱門・西部邁・堺屋太一・加藤寛・田久保忠衛・曽野綾子・小堀桂一郎・石原慎太郎・上坂冬子)
    『日本の正論-21世紀日本人への伝言』(産経新聞ニュースサービス、2001年7月)ISBN 978-4594032166
(長谷川慶太郎・野口雅昭・達増拓也・柿沢弘治)『外務省の掟-徹底検証!外務省なんていらない』(ビジネス社、2001年10月)ISBN 978-4828409504
(阿川尚之)『対論・日本とアメリカ』(廣済堂出版、2002年)ISBN 978-4331508367
(古森義久)『アメリカン・ショック――日本に残された時間は、あと2年!』(ビジネス社、2002年)ISBN 978-4828409962
(安倍晋三)『この国を守る決意』(扶桑社、2004年)ISBN 978-4594043315
(渡部昇一)『明治の教訓 日本の気骨-明治維新人物学』(致知出版社、2005年7月)ISBN 978-4884747213
(上坂冬子・半藤一利・坂本多加雄・中西輝政・秦郁彦・伊原吉之助・御厨貴・松本健一・櫻田淳・小堀桂一郎・三浦朱門・入江隆則)
    『運命の十年-柳条湖から真珠湾へ』(産経新聞ニュースサービス、2002年/扶桑社文庫、2005年)ISBN 978-4594034948/ISBN 978-4594050337
(船井幸雄)『気の力』(海竜社、2006年)ISBN 978-4759309331
(屋山太郎)『靖国問題と中国』(海竜社、2006年)ISBN 978-4759309386
(堺屋太一・渡部昇一・松田尚士)『こんな日本に誰がした』(2006年12月)ISBN 978-4594052850
(中西輝政)『国家の叡智――決断できないリーダーが国を過つ』(ビジネス社、2007年)ISBN 978-4828413655
(長谷川三千子)『【激論】日本の民主主義に将来はあるか』(海竜社、2012年)
(岡崎久彦・蔡焜燦・遠藤浩一・藍川由美・福田逸・高島俊男・桶谷秀昭・稲田朋美・鷲尾英一郎・小堀桂一郎・笹原宏之・松本徹・市村真一・早川聞多・土田龍太郎)
    『今昔秀歌百撰』(特定非営利活動法人文字文化協會、2012年)
(北岡伸一・坂本多加雄)『日本人の歴史観――黒船来航から集団的自衛権まで』(文春新書、2015年9月)

編著

『歴史の教訓――日本外交・失敗の本質と21世紀の国家戦略』(PHP研究所、2005年)ISBN 978-4569643113

共編著

(猪口孝・粕谷一希・小島明)『文明としてのアメリカ(5)「アメリカの世紀」の盛衰』(日本経済新聞社、1984年)ISBN 978-4532093556

訳書

ハミルトン・フィッシュ『日米・開戦の悲劇――誰が第二次大戦を招いたのか』(PHP研究所、1985年/PHP文庫、1992年)ISBN 978-4569214870/ISBN 978-4569565163
ヘンリー・A・キッシンジャー『外交 (上・下)』(監訳・解説、日本経済新聞社、1996年)ISBN 978-4532161897/ISBN 978-4532161903 』

認定特定非営利活動法人 岡崎研究所

認定特定非営利活動法人 岡崎研究所
http://okazaki-institute.org/%e7%a0%94%e7%a9%b6%e6%89%80%e6%a6%82%e8%a6%81 

『 研究所の沿革

岡崎研究所は平成14年(2002年)岡崎久彦大使が設立した研究所です。

岡崎大使  岡崎 久彦

設立者の岡崎大使は東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し、東京大学を中退、外務省に入省しました。その後、ケンブリッジ大学に留学、経済学部で学士号、修士号を取得しました。

外務本省では情報調査局長を務めたあと、駐サウジアラビア大使、駐タイ大使を務められました。大使として任国の要路との関係をよく培われ、外交官として立派な業績を挙げられました。

岡崎大使は外交官であると同時に、大変優れた外交史家でしたし、著述家でもありました。いろいろな分野での著作がありますが、外交史、国際情勢判断についての主要著作としては、次のようなものがあります。

隣の国で考えたこと(ペンネーム:長坂覚)(日本経済新聞社 1977年)日本エッセイストクラブ賞受賞

戦略的思考とは何か (中央公論社 1983年)サントリー学芸賞受賞

陸奥宗光(上・下) (PHP研究所 1987年)

陸奥宗光とその時代 (PHP研究所 1999年)

小村寿太郎とその時代(PHP研究所 1998年)

幣原喜重郎とその時代(PHP研究所 2000年)

東郷・重光とその時代(PHP研究所 2001年)

吉田茂とその時代  (PHP研究所 2002年)

この「外交官とその時代」シリーズは出版文化産業振興財団から野田牧人氏の翻訳により、2018年-2019年、英語に翻訳され、英語版が出版されています。

岡崎大使は次の翻訳本も出されています。

ハミルトン・フィッシュ著:日米開戦の悲劇―誰が第2次大戦を招いたのか(PHP研究所 1992年)

ヘンリー・キッシンジャー著:外交(上下巻)(日本経済新聞社 1996年)

また産経新聞の正論の寄稿者であり、1995年第11回正論大賞を受賞されています。

岡崎大使は2014年10月26日病気でなくなられるまで、岡崎研究所の理事長、所長を務められました。

岡崎大使は入院中見舞いに行った茂田宏(現理事長)に対しまだ大丈夫だと思うが、万が一の場合、太田大使とともに研究所を引き続きやってほしいとの意向を示されました。

岡崎大使逝去後、2014年11月10日に研究所の理事会を開き、理事長に太田博理事を選び、茂田宏が副理事長になり、岡崎研究所を継続することにしました。

太田理事長も外交官で、岡崎大使と一緒に情報分析の仕事をした経験があり、また岡崎大使と同じく駐サウジアラビア大使、駐タイ大使を務められました。岡崎研究所の理事長として適任でした。岡崎大使が亡くなった中で、岡崎研究所の過渡期を上手く乗り切ってくれたと思います。

太田理事長の経歴は次の通りです。

太田大使  太田 博

1959年外交官試験に合格し、1960年外務省に入省しました。

在外研修は米国アンティオーク大学、フレッチャースクール大学院に1年ずつで、修士号を獲得しました。

外務本省では経済局、経済協力局などに勤務したのち科学技術担当審議官を務め、在外では、駐韓国特命全権公使、駐サウジアラビア大使、駐タイ大使を務めました。

退職後は三菱重工顧問、近畿大学教授などを務めました。

2017年6月、太田大使より後進に道を譲るということで理事長を辞任したいとの申し出があり、2017年6月26日に開催された理事会で理事長に茂田宏が就任しました。

茂田大使  茂田 宏

1964年東京大学在学中に外交官試験に合格、東京大学を中退し、外務省に入省しました。

在外研修としてハーバード大学に2年、モスクワ大学に1年留学した後、在外と東京において勤務しました。

東京では、外務省国際情報局長、総理府PKO事務局長、外務省テロ担当大使、在外では在韓国特命全権公使、イスラエル大使を務めました。

退官後は、東京大学、拓殖大学、同志社女子大学で客員教授を勤めるほか、三井住友海上顧問、日本財団特別顧問、北方領土対策協会理事などを務めました。

かねてより都庁に特定NPO法人から認定NPO法人になることを申請をしていましたが、2017年9月7日、都庁より認定NPO法人として認定されました。これは岡崎研究所が適切に運営されていることが都庁から認められたことであり、その結果、岡崎研究所への寄付金は免税になることになりました。

これが簡単な岡崎研究所の沿革です。

岡崎研究所設立年月日:平成14年10月9日登記
認定特定非営利活動法人取得:平成30年9月7日認定 』

見えてきたプーチンと習近平の友情の限界

見えてきたプーチンと習近平の友情の限界
岡崎研究所
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/28151

『英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)のギデオン・ラックマンが「プーチンと習近平の友情の限界」と題する論説を9月19日付のFTに寄せ、上海協力機構(SCO) サミットの際の中露首脳会談の結果等に基づき、習近平が弱体化するプーチンとの近すぎる関係を後悔しているのではないか、と論じている。
masterSergeant / iStock / Getty Images Plus

 2月4日の北京での中露首脳会談後の共同声明は両国の友情に限界が無いと表明したが、今や習は後悔しているかもしれない。9月16日の中露首脳会談でプーチンはウクライナ戦争に関する中国の「疑問や懸念」に対応することを約した。

 戦争はロシアを弱体化し、ユーラシアを不安定化させ、西側同盟を強化した。中国から見れば、これは全て良くない。

 SCOサミットで、インドのモディ首相は「今は戦争の時ではない」と公開の場でプーチンを窘めた。プーチンは、出来る限り早急な紛争終結に全力を尽くすと約束した。

 ロシアの弱体化には中国の利益もある。現在ロシアは経済的に一層中国に依存している。

 プーチンと習は明らかに相手のスタイルを気に入っており、自分たちを国家の化身と見ている。しかし、習は、プーチンをここまで全面的に支持してきたことを後悔しているに違いない。


 SCOサミットの際の中露、印露の首脳会談を受け各種分析がなされているが、この論説も概ね主流の見方を反映したものだ。要は、ウクライナ戦争の現状は中国の想定外であり、中露関係に隙間風が吹き始めているということである。これについては、過度な楽観視は戒めるべきで、状況を冷静に見続けるべきだ。

 第一に、確かに2月の中露首脳会談に比べ、今回の中国側の対応が後退しているのは明白だ。2月の共同声明で限界の無い友情を表明したのに、今回は共同声明も無い。

 プーチンが公の場でウクライナ問題への「中国の懸念を理解」と発言せざるを得なかったのは異例だ。習は、ロシアと「核心的利益に関わる問題」で互いに支持したと述べた。これは台湾・ウクライナを念頭に置いているが、「限界の無い」友情からは後退したと言わざるを得ない。

 この冷遇は会談内容以外にも見て取れる。例えば、人民日報では中・ウズベク会談がトップニュースで、中露はその次、かつ、握手をしていない写真が掲載された。

 一方、第二に、米国と対峙する上で、中露共に他に意味のある協力相手はおらず、今後も協力し合わざるを得ないので、今回の動きを過度に重視すべきではない。また、天然ガスの欧州市場を失ったロシアは資源貿易で益々中国に依存し、中国にとっても安価なエネルギー供給先としてロシアは有用だ。実際、中露貿易は拡大し、2022年には約15%増の予測がある。』

『ウクライナ戦争後の急増は顕著で、8月の中国の対露輸入は前月比6割増で過去最大である。特にロシアからの原油輸入は5月以降サウジアラビアを超え、中国の輸入先トップになっている。一方、ロシアの対中輸出の約8割は資源で、増えているのはその部分のみであり、これはロシアの対中従属性を示している。
国力弱まるロシアへの外交戦略

 第三に、今回一層明白になった注目点は、中央アジアを巡る中露の力関係の行方だ。習はSCOサミット出席前に、ロシアと隙間風があるカザフスタンを訪問した。その際のトカエフ大統領との首脳会談で、心の底ではロシアの侵攻を警戒する同国と共に「領土の一体性尊重」を強調したのは、ロシアとの関係では相当の事である。

 なおトカエフは、6月のサンクト国際経済会議で、ウクライナ東部の親露派地域を正式な国家とは認めないと明言している。今回、習はカザフとウズベクスタンから勲章を授与され、ベラルーシと全面的パートナーシップを締結したのに対し、プーチン大統領はウズベク大統領に勲章を授与した。ロシア・キルギス首脳会談に遅刻したのは、常習犯のプーチンではなくキルギス大統領の方だった。

 中央アジア諸国では、ロシアがウクライナに集中する中、各国間の紛争が表面化した。タジク・キルギス国境紛争は、両国駐在のロシア兵のウクライナ投入による影響もあろうし、アルメニア・アゼルバイジャン国境紛争は、トルコの支援を受けるアゼルの仕掛けという見方もある。ペロシ米下院議長がアルメニアを訪問し、米国務長官による仲介をアルメニアが発表したのは、アルメニアの同盟国であるロシアにとっては屈辱的だろう。

 最後に、国力が低下し孤立を深めるロシアが中国を必要とする度合いは増加する一方、台頭する中国にとってのロシアの意味は相対的に低下する。その中で、ロシアが持つ数少ない優位性の一つである中央アジアとの関係に中国が手を突っ込みすぎると、ロシアの第三国との関係が相対的に緊密化する可能性もある。

 過去の歴史から見ても、その相手は、インドではなかろうか。これは日米や西側諸国にとって悪い話ばかりではない。』

外国人部隊

フランス外国人部隊
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E9%83%A8%E9%9A%8A

『この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。
出典検索?: “フランス外国人部隊” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2015年6月)』

『フランス外国人部隊(仏: Légion étrangère, 英: French Foreign Legion)は、フランス陸軍所属の外国人の志願兵で構成される正規部隊である。

部隊の象徴は、「7つの炎の手榴弾」である。

総兵員数は約8,360人である[1]。 』

『概要
FA-MAS小銃で着剣捧げ銃の敬礼を行う外国人部隊兵。同部隊の創設以来、180年以上に及ぶ歴史の中で、のべ60万人以上が軍務についた。

1831年に創設されて以来現代まで一貫して存続している。「フランス外国人部隊」とも呼ばれる。

フランスに限らず、ヨーロッパにおいては戦争の際にスイス人など外国人の傭兵が活躍することが多かったが、近代になるとほとんどの国で軍隊は徴兵制度による国民軍の形態を採るようになった。これはフランス革命戦争およびナポレオン戦争でフランスの国民軍が、他国の寄せ集め職業軍人集団である傭兵隊に対し圧倒的な強さを見せたためである。

「国民軍」を生み出したフランスにおいて外国人による純然たる職業的戦士集団から構成される外国人部隊の設立に至った経緯は、皮肉にもナポレオン戦争によって創設・普及した国民軍の一員として戦った多数の青壮年男性が命を落とし、その後も産業革命による生活水準の向上と男性の生産年齢人口の激減、男女比の歪みが響いて人口が伸び悩んだことで兵力の確保に問題を抱えるようになっていたことに起因する。

さらに1830年から始まったアルジェリア征服戦争では、征服予定地のアルジェリアへ派遣されたフランス国民軍の間に非常に多くの死傷者を出していたため、国民の非難を受けることを怖れた政府は、それまでの傭兵とは異なった、自国軍の士官によって外国人兵士を指揮する、正規軍と同じ地位を与えられた部隊[注釈 1]の設立に踏み切った。かつてワーテルローの戦いで総参謀長を務めたこともあるスールト軍事大臣の取り纏めで、1831年3月10日、ルイ・フィリップ国王の署名によって誕生した。

外国人部隊は、当初フランスの北アフリカにおける植民地支配・権益確保を主任務にしていたが、後には他地域・他任務へも利用されることになる。長らく本部はフランス最初期の植民地であったアルジェリアのシディ・ベル・アベスにあったが、1962年アルジェリアが独立してからはコルシカに移転[2]している。

沿革

第1外国人連隊と第2外国人歩兵連隊の軍旗(2003年撮影)

19世紀

設立初期の外国人部隊は、設立の経緯から、アルジェリアで活躍し、その後もアルジェリアに駐屯することが多かった。

その後のナポレオン3世の第二帝政下で、クリミア戦争、イタリア統一戦争、メキシコの内政への武力介入などに派遣され、多方面で戦争を繰り広げ、フランス外国人部隊は各地の戦闘で活躍した。後にアンリ・デュナンが赤十字を創設するきっかけとなった1859年のソルフェリーノの戦いでは、第2外国人連隊がオーストリア軍を相手に敢闘した。1863年のメキシコのカマロンの戦いではダンジュー大尉率いる部隊がメキシコ軍との間で行った外国人部隊史上に残る全滅を覚悟しての激戦は、メキシコ軍の司令官であったミラン大佐 (es) に「こいつらは人間ではない、鬼だ」と賞賛された。

普仏戦争敗戦後のパリ・コミューンを鎮圧したヴェルサイユ軍においても、その一部として投入された外国人部隊3個大隊が中心的役割を果たし、清仏戦争でもインドシナ派遣軍に参加した外国人部隊が清朝軍と戦闘を交えた。

これ以外にもスーダン、ダホメー(ベナン)、マダガスカル、カサブランカ(フランス領モロッコ)と植民地での活躍は数え切れない。

二つの大戦

1914年に第一次世界大戦が勃発すると、100ヶ国を超える国の国民が外国人部隊に志願し、とくに初期にはリソルジメントの英雄ガリバルディの孫が率いる「ガリバルディ旅団」がドイツ軍相手に奮戦した。記録によれば、1930年から1939年にかけて日本人も60名参加している。当時最も多かったのはイタリア人約6千人、ロシア人約5千人であった。この頃、ゲイリー・クーパー、マレーネ・ディートリヒ主演のアメリカ映画「モロッコ」が製作され、当時の外国人部隊の姿を忠実に伝えていると賞賛された。

1939年に勃発した第二次世界大戦では、フランスは開戦後まもなくナチス・ドイツに降伏したため、フランス国内にいた外国人部隊の多くはドイツ軍の指揮下に入り、縮小した。
インドシナ植民地は日本軍の平和裡の仏印進駐を受け入れたが、フランス本国の政変(ヴィシー政府の崩壊)にともなう1945年3月の日本軍のクーデター(明号作戦)によって外国人部隊も多くの犠牲を出し、中国の雲南省へ逃れた部隊もあった。

戦後

1946年に勃発したインドシナ戦争では、フランス国内の厭戦気分が強く、徴集兵は使い物にならなかったため、外国人部隊が重用され、1953年のディエンビエンフーの戦いに投入されたフランス軍17個歩兵大隊中、7個大隊が外国人部隊であった。

第二次世界大戦後、帰郷が困難な元ドイツ軍人や戦犯逃れのため入隊した元ナチス親衛隊も参加していた。 そのため外国人部隊の隊歌はドイツ軍や親衛隊からの影響を受けている。

1954年に勃発したアルジェリア戦争では、外国人部隊の本部がある地であるだけに重要な役割を果たし、1958年には第1及び第2外国人落下傘連隊が参加する第10落下傘師団長マルシュ将軍を中心とするアルジェ駐屯軍がド・ゴール将軍を擁立して大統領の地位に就けた。しかし、ドゴール将軍がアルジェリア独立に傾いたため、1961年にアルジェで外国人落下傘連隊を中心とする反ドゴール反乱が起ったが失敗、多くの将軍や将校が逮捕された。ドゴールは外国人部隊自体は解散せず、反乱に積極的に参加した第1外人落下傘連隊(フランス語版)を解散させるなど大幅な改編を実施、司令部をマルセイユ近郊のオーバーニュに移し、ストラスブールにも駐屯させた。

その後も1969年から1971年にかけて勃発したチャドへの介入、1978年から現在まで、対テロ戦争中のレバノンでの国連暫定軍を含む、地中海周辺の平和維持活動、1978年のコルヴェジの戦い(旧ザイール、現コンゴ)、 1981年から1984年にかけてにレバノン内戦におけるレバノンの部隊と国連多国籍軍での平和維持活動業務などがあげられる。

1991年勃発の湾岸戦争にも派遣されるが、以降2020年まで現地に関わる。1991年以降はフランス国籍民と民間人の避難誘導を目的にルワンダ、ガボン、ザイール、1992年にカンボジアとソマリア、1993年にサラエボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、1995年に再びルワンダ、1996年に中央アフリカ共和国、1997年にコンゴ-ブラザビルなどに、1999年以来KFORでコソボと北マケドニアに派遣されている。

2001年以降は対テロ戦争に対して、2001年から2014年にかけて不朽の自由作戦でアフガニスタン、2002年にはコートジボワールの紛争に対しフランス政府は旧宗主国として外国人部隊を派遣している。

2008年にはチャドのEUFOR Tchad / RCAで、2013年から2014年にかけてマリ北部紛争におけるセルヴァル作戦などに外国人部隊を派遣している。

外国人部隊の仕組み

白色のケピ帽 (ケピ・ブラン) をかぶり、弾帯の下に青い毛布 (ブーダン)を巻き、FA-MASを持ったフランス外国人部隊の兵士

フランス外国人部隊の象徴の一つである、グリーンベレー(Béret vert)

構成員

フランス外国人部隊の構成員は、将校は基本的に全員フランス国籍を有する者で、フランス軍の陸軍士官学校や正規軍下士官からの将校任官を経て外国人部隊に配属されたものであり、下士官以下は基本的に外国人志願者で、第1外国人連隊において募集、採用される。よって、将校は完全にフランス正規軍の採用枠で入隊し、下士官以下とはまったく別物であるが、能力と実績があれば、外国人志願者が兵卒から叩き上げて将校となることも可能であり、外国人部隊において、そのような経歴の将校は約10%を占める。

外国籍の構成員は、フランスの法律によってフランス陸軍軍人の地位を与えられており、傭兵の募集、使用、資金供与及び訓練を禁止する条約で禁止されている傭兵ではない。

選抜・契約

フランス外国人部隊では、兵卒を外国人応募者の中から選抜して合格した者を契約という形で採用する。建前として将校以外にフランス国籍を有する者はいないとされ、内部では公用語としてフランス語のみが使用されるとしていたが[3]、2022年現在ではフランス語は入隊後に学べるため不要ではあるが簡単な英語が使えることが好ましいこと、入隊後3年経過時点でフランス国籍の申請が可能であると募集要項に記載されている[4]。

一般的に、各国の正規軍は、同盟国の軍を含めた公的組織からの人材の受け入れや、戦時における徴兵及び志願基準の緩和などの特例を除けば、生まれながらのその国民以外・または市民権や永住権を持たない者の入隊を拒否している。フランス外国人部隊は「外国籍の者であっても、フランス軍に正式に志願・入隊する事ができる特別部門」と捉えればよい。

入隊資格については国籍、人種、宗教に関係なく17歳以上、40歳未満の健康な男性なら入隊可能[5]。

(18歳以下の場合、両親の承諾書が必要)

応募に関しては、第1外国人連隊が設置する募兵所へ赴いた応募者を受け付けるという形で行われ、入隊の際は本名を変更し、外国人部隊特有のアノニマと呼ばれる制度によって偽名にすることが要求される。近年は本名のまま入隊できる傾向にある。

建前では「外国人部隊への兵卒の志願者は外国人に限る」とする入隊条件は、フランス国民であってもフランス系外国人と申請することで回避できることがあり[6]、実際に多くのフランス人が志願している。その場合、入隊時に国籍をモナコやカナダ(フランス語圏があるため)、スイスなどに変更し、フランス国民の志願者は全員、氏名、生年月日、出身地、両親の名前、母親の旧姓まですべて変更されて書類上まったくの別人に変わることになる。(通常は年齢と国籍はそのまま変わることはないが、フランス人の場合はその国籍が変更となる)その後すべての正式書類(軍の身分証、生命保険、郵便貯金の口座、社会保障など)は偽の名前、生年月日で発行される。

偽名制度のため、また任務に殉じる覚悟があるならば国際指名手配された者でない限り素行等は問わないとして、駆け込み寺的に犯罪者が入隊することもあった。近年では、中等教育修了以上の学歴や正規の国籍が要求され、経歴の調査も厳しく行われ、特に犯罪で手配中の者や刑事処罰を受けたことが判明した場合は入隊できないなど、採用基準は厳しくなっている。

このような形で選抜を通過、採用された者は、契約期間を5年間とする初回の契約をフランス政府と交わすことになる。初回の契約期間を満了した後の任期の延長は6ヶ月から5年までの申告制で、続けるか辞めるかの選択も自由で、延長契約は半年、1年、1年半、2年、2年半、3年という様に半年単位で決めることができる。たとえば初回の契約の満了後に半年だけ延長し、その後、1年半延長するというようなこともできる。

最近では採用人数が徐々に減少傾向にあり、2022年現在での合格率は20%程度と採用は以前に増して非常に狭き門となっており、外国人部隊全体が縮小傾向にある。

教育・訓練

外国人部隊における新兵訓練は約4ヶ月間で、この間にフランス語の習得を含めた戦闘訓練を第4外国人連隊において受ける。訓練内容は非常に厳しく、軍隊経験者でも無事に訓練を終えることができるのはごく少数である。部隊配属後も規律や訓練の厳しさに堪えかねて脱走する新兵が絶えない。かつては、契約期間を満了するか、再起不能の負傷による除隊を除いて中途離脱を認めず、脱走者は八方手を尽くして探索していたが、現在は、脱走兵の探索はほとんど行わず、訓練期間中の自発的な除隊も認めている。

契約期間中は、海外派遣で出国する場合は原則としてフランスの発行するパスポートを所持して行動することになる。アノニマによって登録した偽名を本名に戻す手続き(RSM)が完了し、海外休暇申請をすれば休暇の時のみパスポートが戻ってくる。または5年以上の勤務年数であればパスポートは個人管理となる。近年では制度が変わり、本名に戻せば5年未満の隊員でもパスポートは個人管理となる。

外国人部隊に所属する外国人の軍人は、出身国に対する戦闘への参加は拒否できる権利が認められている。現在130ヶ国以上の国籍の者が部隊で活動している。

福利厚生

入隊から3年以上が経過し、税金を滞納することなく、フランス国籍取得の申請手続きが通ればフランス国籍を取得できる。近年には、戦闘で再起不能の負傷をした者は契約満了を待たずにフランス国籍が与えられることになっている。

15年以上勤務すればフランス軍人の軍人年金の受給資格を得ることができる。勤務年数と階級によって受給額が変わり(階級が高ければ高いほど、勤務年数が多ければ多いほど、受給金額が増していく)、除隊してからは母国に戻った後も生涯に渡って受給できる。

フランスに定住せず、出身国へ戻った外国籍の元外国人部隊構成員の福利厚生に関しては、各国に所在するフランス大使館が取り扱うことになっている。

部隊規範

Le Code d'honneur du Légionnaire

(外国人部隊の名誉なる規範)は、1980年に制定された部隊規範。

志願兵は、新兵訓練過程中のケピ・ブラン 授与式で、これをフランス語で暗唱し宣誓しなければならない。

1.

Légionnaire, tu es un volontaire servant la France avec honneur et fidélité.
(外国人兵よ、諸君は信義と忠誠をもってフランスに尽くす志願兵である。)

2.

Chaque légionnaire est ton frère d'arme quelle que soit sa nationalité, sa race, sa religion.
Tu lui manifestes toujours la solidarité étroite qui doit unir les membres d'une même famille.
(各々の外国人兵は、国籍、人種、宗教にかかわらず諸君の戦友である。諸君は常に同じ家族の者達が団結しなければならないように、その強い連帯感を常に示さなければならない。)

3.

Respectueux des traditions, attaché à tes chefs, la discipline et la camaraderie sont ta force, le courage et la loyauté tes vertus.
(伝統の尊重、上官を慕い、規律と仲間意識をもつことは、諸君の力となり、勇気と素晴らしい美点となるだろう。)

4.

Fier de ton état de légionnaire, tu le montres dans ta tenue toujours élégante, ton comportement toujours digne mais modeste, ton casernement toujours net.
(外国人兵であることに誇りを持ち、身だしなみ、謙虚であるがそれにふさわしい振る舞い、あるいは清潔な兵舎の中に常にそれを示さなければならない。)

5.

Soldat d'élite, tu t'entraînes avec rigueur, tu entretiens ton arme comme ton bien le plus précieux, tu as le souci constant de ta forme physique.
(精鋭兵士よ、諸君は厳しさを持って鍛錬し、最も大切な物として武器を手入れし、常に身体への配慮を怠ってはならない。)

6.

La mission est sacrée, tu l'exécutes jusqu'au bout et si besoin, en opérations, au péril de ta vie.
(任務は絶対に尊重するものである、最後まで実行し、作戦においてもし必要ならば命をかけて実行しなければならない。)

7.

Au combat, tu agis sans passion et sans haine, tu respectes les ennemis vaincus, tu n'abandonnes jamais ni tes morts,ni tes blessés, ni tes armes.
(戦闘において、諸君は憎しみや偏見なしに行動し、敗者を尊重し、決して仲間の亡骸、負傷者、武器を見捨ててはならない。)

編成

以下の8個連隊+1個准旅団+1個分遣隊の編成となっている。

司令部・連隊

外国人部隊司令部 - オーバーニュ駐屯
第1外国人連隊 (1er RE) - オーバーニュ駐屯

    1841年に外国人部隊の連隊制の導入によって第2外国人歩兵連隊とともに設立された歩兵部隊であったが、1962年に戦闘任務から離れて以来、司令部付の業務部隊となっている。

第2外国人歩兵連隊 (2e REI) - ニーム駐屯

    現在では第1外国人連隊が戦闘に従事しないため、戦闘部隊としては外国人部隊において最も創設時期の古い部隊である。機械化が進んだ汎用歩兵部隊で、海外派遣の多い外国人部隊の中でも特に派遣が多いことで知られる。

第3外国人歩兵連隊 (3e REI) - フランス領ギアナ駐屯

    1915年にアルジェリアにおいて外国人行進連隊として設立したものを1945年に改編したもの。ジャングル戦の訓練教育を行っている。

第4外国人連隊 (4e RE) - カステルノダリ駐屯

    当初の設立は1920年であるが、現在の直接のルーツとなるものは、1964年の解散後、1976年に再設置されたもので、下士官、兵士の訓練部隊となっている。

第1外国人騎兵連隊 (1er REC) - オランジュ駐屯

    1921年に設立された部隊であり、現在の主力戦車はAMX-10RCで、主に威力偵察を担当する。

第2外国人落下傘連隊 (2e REP) - コルシカ島カルヴィ駐屯

    1948年に設置された外国人落下傘大隊から発展した空挺部隊。1961年の反ドゴールを目的とする将軍達の反乱において、決起に参加した第1外国人落下傘連隊が解隊されたのに対し、当時の連隊長の優柔不断な態度によって決起に参加しなかったため、解隊の憂き目を逃れた。フランスの海兵隊や特殊部隊はもとより、同じ外国人部隊内でも一目置かれるエリート部隊。24時間以内に世界のどこへでも展開できるといわれている。
    偵察戦闘支援中隊(CEA)には、特殊作戦能力を有する空挺コマンド小隊(GCP:Group Command Parachute)が存在する。GCPは連隊長直轄部隊であり、基本的に連隊の先遣部隊として少数で敵地に潜入し、偵察、監視が主要任務である。また特殊作戦や目標追跡等の極秘任務などに投入されこともある。

連隊の編成としては

    連隊本部付中隊(CCL)
    業務中隊(CAS)
    偵察戦闘支援中隊(CEA) - 偵察小隊、対戦車小隊、狙撃小隊、空挺コマンド小隊
    第1中隊(市街戦)
    第2中隊(山岳戦)
    第3中隊(潜水、上陸戦)
    第4中隊(狙撃・破壊工作)
    第5中隊(砂漠戦)
    第6中隊(予備役)

2010年のアフガニスタン派遣の作戦では、政府及び軍上層部の予想を遥かに超える功績を挙げ、ISAF総司令官から2010年度の最優秀連隊と称された。

第1外国人工兵連隊 (1er REG) - アヴィニョン近郊駐屯

    現在の直接のルーツとなるものは、1984年に第6外国人工兵連隊として設置されたもので、1999年に第2外国人工兵連隊の創設にあたって現在の名称になった戦闘工兵部隊。パリ祭の軍事パレードにおける髭を蓄え、革のエプロンを着用して斧を携えた兵士による行進が有名であり、DINOPS(ディノプス)と呼ばれる水中・水上工作専門の特殊部隊が存在する。

第2外国人工兵連隊 (2e REG) - アルビオン高地駐屯

    1999年に新設された山岳工兵部隊。兵舎が市街地から隔離された広大な盆地の真ん中に存在するため、買い物一つするにも非常に不便であるといわれている。
    特殊作戦能力を有する山岳コマンド小隊(GCM:Group Command Montagnes)が存在する。

半旅団

第13外国人准旅団 (13e DBLE) - ラルザック駐屯

    1940年に編成された、現在におけるフランス軍唯一の半旅団で、実際の規模は1個連隊程度。

分遣隊

マヨット外国人部隊分遣隊 (DLEM) - コモロ諸島付近、フランス領マヨットに駐屯

    1958年にマダガスカル駐屯の外国人歩兵大隊から兵員を抽出、分派したのが発端。現在は外国人部隊の各連隊からの交代での派遣によって、島嶼であるマヨットの警備、防衛の任務を担っている。

著名な出身者

詳細は「フランス外人部隊の人物一覧」および「Category:フランス外人部隊の人物」を参照

脚注
[脚注の使い方]
注釈

^ 当時の外国人傭兵部隊は、取りまとめ役である傭兵隊長と契約することが多かった。[要出典]

出典

^ “French Foreign Legion structure in 2018 | French Foreign Legion Information” (英語). 2021年6月5日閲覧。
^ 『世界の特殊部隊 ヴィジュアル版』p. 81.
^ 『世界の特殊部隊 ヴィジュアル版』pp. 81-84.
^ “フランス外人部隊募集要項 [fr]”. 在日フランス大使館. 2022年3月17日閲覧。
^ 厳密には応募できる年齢は17歳6ヶ月以上から39歳半年未満までと募集要項に記載されている
^ 『世界の特殊部隊 ヴィジュアル版』p. 84.

参考文献

ライアン, マイク、マン, クリス、スティルウェル, アレグザンダー 『世界の特殊部隊 ヴィジュアル版 戦術・歴史・戦略・武器』小林朋則訳、原書房、2004年2月。ISBN 978-4-562-03727-8。

関連項目
ウィキメディア・コモンズには、フランス外国人部隊に関連するメディアがあります。

フランス外国人部隊の人物一覧
フランス軍
傭兵
スイス傭兵
スペイン外国人部隊
国民軍
ルイ・フィリップ (フランス王)

外部リンク

フランス外国人部隊 (フランス語)
外国人部隊募集事務所公式サイト (英語)』

ブラックウォーター

ブラックウォーターUSA
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BCUSA

『Academi[1](アカデミ、旧XeサービシズLLC、旧ブラックウォーターUSA)は、アメリカ合衆国の民間軍事会社である。

1997年にアメリカ海軍特殊部隊SEALsを退役したエリック・プリンスにより、ブラックウォーターUSAとして創設された。

企業体制

主な事業

物資の空中投下を行うブラックウォーター社のCASA C-212輸送機。

軍事サービス

訓練を受けた自社要員と、ヘリコプターなど航空機を含む装備を有し、戦闘への参加、戦地での護衛、治安維持活動、危険地域での輸送、後方支援、軍事コンサルティング等を提供する。

軍事訓練サービス

ノースカロライナ州のアメリカ国内最大級の軍事訓練施設の他、射撃訓練場、軍用犬訓練施設を保有しており、民間人のみならず正規軍に対しても戦闘訓練を提供する。

訓練施設
Academiの訓練施設

ブラックウォーターはノースカロライナの北西に7000エーカーの訓練施設を持ち、施設内には射撃場、屋内・屋外施設、街路を再現した施設、人工湖、運転用のコースなどがある。ブラックウォーターによる資料によると、この訓練施設は国内で最も大規模なものだという。2006年11月、ブラックウォーターはシカゴの西240kmの場所に80エーカーの土地(Blackwater Northと呼ばれる)を購入したことを発表した。この施設は2007年4月から使用されている。加えて、現在はサンディエゴから45マイル東の小さな町ポトレロの近くに824エーカーの訓練施設を設立しようとしている[2][3][4][5][6]。しかしこの施設のオープンに対しては地元住民や環境保護団体、反戦団体からの強硬な反対がある。この土地がCleveland National Forestに近いこともあり、施設によって山火事の増加や騒音が懸念される。またブラックウォーターのイラクにおける非人道的な行いに反対する者もいる[7][8]。

自社ブランドの衣服や装備品の他に「グリズリーAPC」と呼ばれる装甲車を自社で開発。また、宣伝用のテレビゲームも発売されている。

経営陣

ブラックウォーターは株式非公開の企業で、内部情報はほとんど公開していない。ブラックウォーターの創業者であり、CEOだったエリック・プリンスは元ネイビーシールズである。プリンスは海軍兵学校で学び、ヒルズデール・カレッジ (Hillsdale College) を卒業、ホワイトハウス実習生としてホワイトハウスで働いたこともある。また、ブラックウォーターには9つの事業部があり、更にBlackwater Vehiclesという子会社を持っている。
アメリカの政府、米軍、CIAと密接な関係を持ち、ブラックウォーターの代表取締役であるゲイリー・ジャクソンも元ネイビーシールズで[9]、副会長を務めたコーファー・ブラック(英語版)は対テロ戦争で法的に議論のある無人攻撃機を運用した標的殺害プログラムを推し進めたことで有名なCIAの元対テロセンター(英語版)所長であり、副社長であったロバート・リッチャー(英語版)は元CIA副本部長である[10][11]。ペンタゴンの元監察総監であるジョセフ・E・シュミッツ(英語版)[12]、元司法長官のジョン・アシュクロフトや元NSA長官のボビー・インマン(英語版)なども取締役会に名を連ねた[13][14]。

歴史

1990年代後半、エリック・プリンスはノースカロライナ州とヴァージニア州の境にある沼地 Great Dismal Swamp の6,000エーカーの土地を購入。その土地は現在では大部分は国有地となっている。彼はそこに最新鋭の訓練施設と、沼地の水が泥炭で黒くなっている所から名づけられたブラックウォーターという企業を設立[15]。軍や警察当局への訓練サポートの提供を主とするブラックウォーターUSAは1997年に設立された。2002年にはブラックウォーター・セキュリティ・コンサルティング (以下BSC 、Blackwater Security Consulting ) が設立された。

2002年、ブラックウォーターUSAはアフガニスタン紛争の際に雇われた企業の一つとなった。ブラックウォーターはアフガニスタンやパキスタンで無人航空機RQ-1 プレデターによるテロリストの暗殺などCIAの秘密任務を請け負った[16][17][18][19]。また、BSCはイラク戦争の際に軍人や基地を守ったり、イラクの新しい軍や警察を訓練するために雇われた60を超える警備会社の1つとなった[20]。更にブラックウォーターはハリケーン・カトリーナが猛威を振るった後にアメリカ国土安全保障省によって用いられたり、通信、石油、保険会社といった企業とも契約している[21]。いずれのケースでもブラックウォーターは入札なしで受注している。全体的に見て、ブラックウォーターは10億ドル(1040億円)以上を政府との契約によって得ている[22]。

バグダッドを飛ぶブラックウォーターのヘリコプター

2004年、イラクのファルージャにて、輸送会社ESSのトラックを警備していた4人の警備要員が武装した市民達に殺害される。この4人はかつてネイビー・シールズやレンジャーといった精鋭部隊に所属していたが、人数や装備が不十分なまま警備に当たっていた。この事件は後にファルージャの戦闘のきっかけとなった。

2004年、エリック・プリンスがグレイストーン・リミテッドを設立する。ブラックウォーターがアメリカ軍人を中心とした警備サービスをする事に対し、グレイストーン社は警備員達を現地雇用しアメリカ軍人らが指揮するイギリス型民間軍事会社の方式を採用している。

Xeのロゴ

2007年9月16日、イラク、バグダードでアメリカ外交官を護衛していたブラックウォーターの傭員が民間人に発砲 (en: Blackwater Baghdad shootings) 、10人が死亡、13人が負傷[23]。

2007年10月、ブラックウォーターUSAはブラックウォーター・ワールドワイドと名前を変え、ロゴも新しいものに変えた[24]。ブラックウォーターの代表の1人は、名前やロゴの変更は、前月に発生した発砲事件よりも前に決定されていたと語ったが、公式発表は事件の後であった。 更に2009年には、事件に関わったコントラクター側が一方的に発砲したことがほぼ立証され、業界内での評価は急落したという説がある。しかし、他のPMCによる問題行動をさしおいて、同社の事件が報道されたこと自体が米国政府との契約ではないか、とする説もある。同年2月に社長自らが社名変更を発表。現在は“Xe”の看板に架け替え活動を行っている。 ブラックウォーターUSAは2007年10月で民間軍事会社の協会であるIPOAを除名されている。

2009年よりイラク政府は、Xe社へ国内での警備活動に対するライセンスを与えず、また同社社員(すでに別の社に所属している元社員を含む)に対し、2010年2月10日から1週間以内の[25]国外退去を求めることとした[注 1]。それまでの米共和党政権からバラク・オバマ大統領の民主党へと政権が移譲され、イラクでの米国の関与に関する方針も大きく転換されたことも影響して、国内外で非常に評判の悪くなったXe社の立場を擁護する者は著しく減った[注 2]。これらのことからXe社は米国政府との契約という収入源の大半を失い、主要な経営者達がXe社を去る事態となっている[26]。

2012年、Academi社がトルコ・シリアの国境において自由シリア軍などといった反アサド派勢力に対して軍事訓練サービスを行なっている。

2014年、民主化運動後のウクライナ東部にて、アメリカ風の戦闘服に身を包んで英語を喋り、AK74と見られる自動小銃で武装した部隊が150人~300人規模で現れ、Academi傘下のグレイストーン社の警備要員がロシア系の住民の暴動などを見越して活動していると見られている。

2020年12月、アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプは2007年にイラクで民間人を射殺したブラックウォーターの元社員4人に恩赦を与えた[27]。

イラク戦争への関与

Question book-4.svg

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出典検索?: “ブラックウォーターUSA” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2018年9月)

連合国暫定当局代表ポール・ブレマーを警護するブラックウォーター社員(2004年)

ブラックウォーターは、イラク占領当局の最高責任者だった連合国暫定当局(CPA)の代表ポール・ブレマーのボディーガードを請け負ったのを皮切りに[28]、アメリカ政府の国務省が契約するコントラクターの中でも最大の会社となった。特にイラク戦争におけるアメリカ軍正規兵の慢性的不足により傭兵の需要が増したことから、急成長を遂げた。同社サイトでは年4万人以上の社員を訓練していると発表している[29]。

警護対象に死者を一人も出さないなど業務の優秀さに定評がある一方で「イラク人のことを動物扱いしている」と評され、2007年9月に社員によるイラク人射殺事件が表面化したことから、議論の的になっている[30]。また、武器の横流しや目に付いた民間人を無差別に撃って遊ぶ「実弾演習」が常態化しているという噂もあり、これに対し、イラクの反米派からは「ブラックウォーター社の社員は犯罪者だ」とする声も大きい[要出典]。また、秘密主義で閉鎖的な社風があることや、一部社員達の傲慢な言動や猟色癖など態度が非常に悪いことなどを指摘されており、同じ民間軍事会社の社員など関係者達からもブラックウォーターを酷評する声があった[30]。

民間軍事会社の「不祥事」で、駐留アメリカ軍とイラクとの関係が悪化しかねないという懸念も強い。アメリカ国内においては、FBIがこれに関する事件の調査に乗り出すことを宣言しているが、紛争地での充分な捜査が可能かどうかは疑問である[要出典]。民間軍事会社の犯罪をアメリカ国内法の管轄下におく法案が下院で可決されているが、ホワイトハウスは反発しており、アメリカ政府内では「民間業者に頼るしかなく、むしろその人達の能力、勇気を称えるべきだ」と民間軍事会社を擁護する立場が主流である[要出典]。

2007年9月、バグダッドにおいてブラックウォーターの社員がイラク人17人を射殺する事件が発生し、当初ブラックウォーター側は正当性を主張したが、アメリカ政府は、少なくとも14人の射殺には正当性が認められないと判断した[31]。一方で、アメリカ政府はブラックウォーター社との再契約を「問題ない」とし、その契約を継続している。

日本での展開

2006年6月、青森県つがる市の航空自衛隊車力分屯基地で、ミサイル防衛用のレーダー:AN/TPY-2(Xバンドレーダー)の搬入の際、アメリカ政府と契約していたブラックウォーター社の要員が、車力分屯基地、及び、AN/TPY-2の警備にあたっていたことがある。レーダーの運用の為、開発元のレイセオン社から派遣された同社社員もそこにおり、つがる市に派遣された民間企業の要員は、ブラックウォーター社の人間と合わせて、約100名であった(2名の米軍軍人が監督)[32]。

脚注
[脚注の使い方]

注釈

^ 正確にはイラク政府はそれまでもXe社へライセンスを与えたことはなく、イラク駐留の米国政府機関がなし崩し的にライセンスを持たないXe社へ任意契約を発注していただけである。米Xe社と同様にイラク国内で主要な警備業務を担っていた米DynCorp社と米Paratus World Wide Protectionはライセンスを更新された。

^ 米DynCorp社と米Paratus World Wide Protectionのようなイラク国内で活動する民間軍事会社は米国政府機関等から警備業務の契約を受ける時点で、自分達の会社がどれだけXe社と異なっているかを強調するようになっている。

出典

^ “Former Blackwater firm renamed again”. BBC News. (2011年12月12日) 2012年11月22日閲覧。
^ “Locals Against Training Camp In East County”. 10News.com. (2007年5月12日) 2007年9月28日閲覧。
^ R. J. Hillhouse (2007年4月26日). “Exclusive Interview: Blackwater USA's President Gary Jackson”. The Spy Who Billed Me 2007年9月28日閲覧。
^ Bauder, Don (2007年2月22日). “Tiny Potrero Battles County and Blackwater USA”. San Diego Reader 2007年9月28日閲覧。
^ Van Deerlin, Lionel (2007年4月19日). “Blackwater in Potrero?” 2007年9月28日閲覧。
^ Bauder, Don. "Tiny Potrero Battles County and Blackwater USA". San Diego Reader. Retrieved on 2007-10-07.
^ "Blackwater Plans for New Military Facility Near San Diego Draws Fire From Residents, Peace Activists and Local Congressmember". Democracy Now!. 2007-04-19. Retrieved on 2007-10-07.
^ Kahn, Carrie. "Blackwater's San Diego-Area Plan Spurs Protest". National Public Radio (2007-10-09). Retrieved on 2007-10-15.
^ Four Civilians Worked for N.C. Security Firm, Associated Press, March 31, 2004.
^ Ken Silverstein, "Revolving Door to Blackwater Causes Alarm at CIA," Harper's Magazine, September 12, 2006.
^ About Total Intelligence Solutions - Personnel Archived 2007年10月18日, at the Wayback Machine. Total Intelligence Solutions 2007 retrieved October 24, 2007
^ "Blackwaters Top Brass". The Virginian-Pilot. July 24, 2006.
^ "Jack Quinn to Become Independent Director of Xe Services". Business Wire. Business Wire. Retrieved July 7, 2011.
^ Former Blackwater Security Firm Gets New Leaders in Image Makeover By Justin Fishel March 09, 2011, foxnews.com
^ ニューズウィーク, "The Man Behind Blackwater", 22 October 2007, pp 36-38.
^ “Prince's business covertly won U.S.contracts”. Grand Rapids Gazette (2010年4月9日). 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月28日閲覧。
^ Civilian Warriors: The Inside Story of Blackwater and the Unsung Heroes of the War on Terror Hardcover by Erik Prince.Portfolio Hardcover (November 18, 2013) ISBN 978-1591847212
^ Ciralsky, Adam (2009-12-02). “January 2010: Adam Ciralsky on Blackwater”. Vanity Fair 2019年7月28日閲覧。.
^ Blackwater founder works on next chapter.By Dion Nissenbaum. The Wall Street Journal, page B4, Nov 18, 2013.
^ "Role of security companies likely to become more visible"
^ Private Security Company Creates Stir in New Orleans — The Virginian-Pilot
^ US-IRAQ: Blackwater Blues for Dead Contractors' Families, by Bill Berkowitz, IPS, June 29, 2007.
^ “在イラク米大使館、文民職員の陸路移動を当面禁止”. AFP (2007-0919). 2020年1月9日閲覧。
^ Blackwater Softens Its Logo From Macho to Corporate, 2007-10-22, NY Times, Retrieved 2007-10-29
^ 米民間軍事会社の元従業員に1週間内の出国命令、イラク政府CNN
^ 阿部拓磨、『悪名高きブラック・ウォーター社消滅!』、軍事研究2009年7月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
^ “トランプ氏の恩赦に怒りの声 イラク市民射殺の元軍人ら対象”. AFPBB (2020年12月24日). 2020年12月24日閲覧。
^ "Agreement for security services". United States House of Representatives. March 12, 2004.
^ About Us Blackwater Worldwide ホームページ
^ a b スティーブ・ファイナル『戦場の掟』
^ [1] "Report: Blackwater Killings Unjustified" New York Times, November 14, 2007
^ 「傭兵会社」ブラックウォーター:日本でも警備業務WIRED、2018年3月21日閲覧。

外部リンク

公式ウェブサイト
ブラックウォーター - デモクラシーナウ!ジャパン

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アメリカ合衆国の防衛関連企業民間軍事会社警備業者ノースカロライナ州の企業イラク戦争

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“プーチンの隠密部隊”ワグネル 元隊員が語る内幕

“プーチンの隠密部隊”ワグネル 元隊員が語る内幕
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221013/k10013856331000.html

『私たちにその一報がもたらされたのは、9月上旬。世界各地の紛争地で活動し、ロシア政府との結びつきがたびたび指摘されてきた民間軍事会社「ワグネル」の元隊員が顔を出して取材に応じるというのだ。“プーチンの隠密部隊“との呼び名もあるが、公式にはその存在すら否定されている。元隊員が語った闇に包まれた“よう兵部隊”の実態とは。(クローズアップ現代取材班 岡本直史・石川俊樹)』

『派遣された場所で戦うだけの“便利な道具”

ワグネル元隊員 マラット・ガビドゥリン氏

インタビューの場に現れたがっちりとした体格の男性。マラット・ガビドゥリン氏だ。所在を明らかにしないことを条件に私たちの取材に応じた。
ガビドゥリン氏はロシアの軍事学校を卒業後、職業軍人として空てい部隊で任務にあたり、退役後、2015年に「ワグネル」と契約。ウクライナやシリアなどで活動していたという。

ワグネルとはいったいどんな組織なのか問うと、ガビドゥリン氏はその役割について語りだした。

ガビドゥリン氏

「民間軍事会社の目的は戦闘任務を遂行すること。しかも大規模で複合的な戦闘を展開するという任務です。この組織は戦争のためだけに存在しています。そして、戦闘能力という点においてはある意味、小国の軍隊を凌駕(りょうが)していますが、軍ではないのです。派遣された場所で戦うだけの“便利な道具”なのです」

“プーチンの隠密部隊” ワグネルとは

ロシアが軍事侵攻するウクライナにも送り込まれていると指摘されるワグネル。実際に戦闘行為に参加することから民間軍事会社(Private Military Company:PMC)と呼ばれ、金銭で男たちを雇い、戦地に派遣していると見られている。

ワグネルの部隊とみられる画像

これまでにウクライナやシリア、リビア、中央アフリカ共和国など、いずれも激しい戦闘が行われていた地域ばかりで活動してきたことから、国際社会から警戒されてきた。

ロシア政府は、「よう兵」は犯罪にあたるとしており、ワグネルの存在も公的に認めていない。各国からの指摘やジャーナリストたちの追及に対しても、ロシア大統領府はそのつながりを繰り返し否定してきた。

ワグネルが含まれるとみられる部隊(マリ)

しかし、イギリス国防省は、ロシアによるウクライナ侵攻で「ワグネルの武装メンバー1000人以上がウクライナに送り込まれたとの情報がある」と発表。

私たちがいちばん問いたかったのはワグネルの活動の背後にロシア政府の関与があるのかどうかだ。ガビドゥリン氏はこれまでの自身の経験を踏まえながら、強固な結びつきがあると明言した。

シリアに派遣されていた当時のガビドゥリン氏

ガビドゥリン氏

「(ワグネルは)実質、ロシア政府が作ったよう兵部隊です。シリアでは、戦闘計画を実行するために、ロシア軍の司令部からの指示を遂行していました。ロシア軍の一部として、完全にロシア軍による統制のもとで活動していました。軍隊の一部ですから、自分たちがどう動くかは、当然、軍の合意のもとなのです」

“存在しない”軍事組織が、堂々と…

プリゴジン氏(左端)中央がプーチン大統領

時を同じくして、ワグネルに関する大きな動きも起きていた。9月中旬、プーチン大統領と近い関係にあるとされ、ワグネルの創始者と目されてきた実業家プリゴジン氏とみられる人物がロシアの刑務所で受刑者たちを勧誘する映像が、ネット上で大きな注目を集めたのだ。

受刑者を勧誘するプリゴジン氏とみられる画像

プリゴジン氏とみられる人物の発言

「私は民間軍事会社の代表だ。聞いたことがあると思うが、ワグネルだ。航空機もあるし、戦車もある。効果的に攻撃するために必要なものはすべてそろっている。大胆に前進していく者ほど生き延びる。敵に背を見せ、何をやるべきかわからないでいる者は倒される。私はあなたたちを生きてここ(刑務所)から出す。だが、必ずしも生きて戻れるとは限らない。さあみんな、どうだ?質問はあるか?」

長年、ワグネルとの関係が取り沙汰されてきたプリゴジン氏。

この映像が掲載された直後、自身がワグネルの創設者であることを初めて認めた。

ガビドゥリン氏

「私たちは契約書にサインし、義務とゲームのルールを受け入れました。『私たちはどこにもいない』『私たちは存在しない』ということを受け入れました。お金さえ払ってくれればよかったのです。この会社は法律の外にある、違法な軍事組織です。しかし、堂々と存在し、宣伝すらしています。無限の権力を手にしたプリゴジン氏が刑務所の門を勝手に開け、建物内に入って行き、警備や事務の職員たちを脇に立たせ、堂々と服役中の者たちに対してワグネルへの勧誘を行い、現地に送り込むのです。こんなことがロシア国内では実際にあるのです。つまり、すでにこの国は、法のもとにいることをやめ、もう何もかも完全に狂ってしまっているとさえ思います」

「法律や軍の規定には縛られない」民間人の犠牲も

ウクライナの捜査当局は「首都キーウ近郊での住民の拷問や殺害に、ワグネルの兵士が関与していた」と発表するなど、国際社会ではワグネルの人権侵害への懸念の声も高まっている。

市民の虐殺などの人権侵害を行った場合、その兵士だけでなく上官、兵士を派遣した国の政府の責任が厳しく問われるのが通常だ。

ところが、民間軍事会社ならば、「あくまで民間会社のやったこと」として、政府の責任はあいまいになる。政府の目的達成のために手段を選ばないワグネルが民間人に危害を加える行為に関与する可能性はあるのか、ガビドゥリン氏に問うた。

ガビドゥリン氏

「ええ、あると思います。法規定は何もありません、あるのは命令を遂行するというルールだけ。もし遂行しなければ解雇されるだけです。兵役に就いているわけではないので、法律や軍の規定には縛られません。どんな行為も捜査されたり、犯罪として罰せられることはありません。ただ、すべては、そのよう兵自身がどれだけ自制がきくかにかかっています」

犠牲をいとわないワグネルがアフリカで暗躍

こうしたワグネルの特性は強権的な国家の指導者たちにも好まれやすいとガビドゥリン氏は指摘する。

その一例が、西アフリカの国、マリだ。マリでは政府軍と勢力を拡大するイスラム過激派との間で激しい戦闘が続いている。かつてフランスの植民地だったため、マリ政府はフランスに軍の派遣を求めたが、過激派を排除することはできず、40万人が家を追われる事態となっている。

このマリで、ワグネルがロシアによる軍事支援の要として活動しているとみられているのだ。

マリの国旗とともにロシア国旗がはためく市街地

ガビドゥリン氏

「(フランス軍などは)犠牲を出すことを非常に恐れているのでしょう、仲間のことが大事ですから。そして動かない方がいいという結論に至るでしょう。しかし、ワグネルは、隊員の命をまったく惜しむことはありません。犠牲もいとわず前進して全てを押しつぶし、たたきつぶし、また前進して全てを踏みつぶすだけです。(アフリカの人から見れば)ロシア人が全部やってくれて、自分たちは誰も犠牲になることなく、武器を手にとって戦わなくて済んだ、となれば、ある種の好感が芽生えるのは当然のことです。アフリカのリーダーは軍事クーデターで権力の座についた人たちが少なくありません。困難な問題でも手段を選ばず解決するワグネルのやり方に共感しているのです」

ロシアの“病”をみて ワグネルを辞めた

ガビドゥリン氏が戦闘に参加していた期間はおよそ4年間。シリアでの戦闘で大けがを負い、のちに組織を離れた。

自分の命をリスクにさらしながら、戦地に身を置いた期間に何を感じたのか。ガビドゥリン氏はかつて戦場で感じた思いを振り返り、ワグネルを辞めた理由を話し始めた。

ワグネルとみられる部隊(マリ)

ガビドゥリン氏

「ウクライナ東部のルハンシク州に派遣された時、はじめは現地にナチスやファシストがいて、ロシア的世界を守らなければならないと信じ込んでいました。しかし現地で見たのは、親ロシア派勢力がまるでロシア革命での赤軍兵士のように、権力を奪取しコントロールしている現実でした。実質、軍事クーデターのようでした。そこで経験した、感情的な揺れによって『知性の眠り』から覚めることができました。それまでは私も大半のロシア国民と同じで、上から『信じること』を命じられる状況の中で生きていました。2018年が終わる頃(ワグネルを辞めたころ)には、これは異常な状況であり、社会にはびこっている非常に重い病気、ロシア社会の病の結果、こうなっているのだと考えるに至りました。そして、これ以上、関わりたくないと思い辞職しました」

なぜ取材に応じたのか

1時間を超すインタビューを通して、私たちの質問に答え続けたガビドゥリン氏。しかし、これまでにアフリカではワグネルに迫ろうとしたジャーナリストが何者かに殺害される事件も起きている。

自身の危険もある中で、なぜ顔出しで取材に応じるのか、最後に問いかけた。

ワグネル元隊員 マラット・ガビドゥリン氏

ガビドゥリン氏

「ワグネルでは『人命に対する責任感の欠如』が当たり前になっていて、司令官たちの間には、その感覚がはびこっています。国民の潜在力を浪費しています。よう兵だって本来は悪い人たちではなく、国民の中でも最も生命力がある人たち、健康で元気な男たちです。家族や子どもをもって育てていくことができるはずです。こうした人々をいかすことでロシアを国家として強くして、経済の発展を後押しすべきです。なのにただ、こうした人たちの命を浪費しているのです。シリアでは一つの作戦のために、100人の隊員が犠牲になりましたが、誰もその責任は取りませんでした。まるで何も起きなかったようなふりをしていました。私が語ることで、ロシアの人々に目を覚ましてほしいのです。『みなさん。いま、よう兵たちや民間軍事会社が、神話化され、英雄化されようとしていますよ』と。そんなことは決して許してはなりません」

クローズアップ現代「ロシアが“友好国”を拡大?知られざる国際戦略の実態」

詳しくはこちらの記事でも

社会番組部ディレクター

岡本直史
2012年入局
ウクライナ侵攻のサイバー戦やロシアのハッカー集団などを取材
ちなみに「ワグネル」という名称の元となったとされるドイツの作曲家ワーグナーとは同じ誕生日
ヨーロッパ総局プロデューサー

石川俊樹
1997年入局
2013年から3年間、モスクワ支局の特派員
ロシアによるウクライナ領クリミアの併合や親ロシア派の動きを現地で取材
ことしからヨーロッパ総局(パリ)で勤務 』

「イプシロン」6号機 打ち上げ失敗 JAXA会見【詳細 Q&A】

「イプシロン」6号機 打ち上げ失敗 JAXA会見【詳細 Q&A】
2022年10月12日 18時59分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221012/k10013856281000.html

『日本の小型ロケット「イプシロン」6号機は、12日午前9時50分ごろに鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられましたが、ロケットに異常が発生したため機体を破壊する信号が送られ、打ち上げは失敗しました。

これを受けてJAXA=宇宙航空研究開発機構は、会見を開きました。

この中で山川宏理事長は「ロケットの姿勢が目標からずれ、地球を周回する軌道に投入できないと判断し『指令破壊信号』を送った。打ち上げの失敗については、地元をはじめ関係する皆さま、搭載された衛星に関係する皆さまの期待に応えられず、深くお詫び申し上げる」と述べ、陳謝しました。

そのうえでJAXAはこれまでに分かっている状況を説明しました。どのような異常が起きたのか、今後への影響は。会見のポイントをまとめました。

Q.どのような異常が起きたのか

A.
イプシロン6号機は予定通りの時刻に打ち上げられ、1段目の燃焼終了後、衛星を覆うフェアリングの分離、ロケットの1段目と2段目の分離、2段目の燃焼開始と終了までは計画どおりに飛行した。

その後、2段目と3段目を分離する前にロケットの姿勢が目標からずれ、地球を周回する軌道に衛星を投入できないと判断し、地上からの「指令破壊信号」を送った。

2段目と3段目の姿勢に異常があったことは分かっている。姿勢制御をつかさどるさまざまな機器を徹底的に調べて原因を究明する。

Q.指令破壊とはどのようなものか

A.
ロケットの飛行能力を失わせること。今回は2段目と3段目のロケットを同時に破壊する指令を出した。

2段目の表面に火工品が装着されていて、破裂させる形で破壊する。3段目は2段目に付いている火工品から3段目を破壊する仕組み。

飛行の安全に関する管制は種子島宇宙センターで行っていて、そこからコマンドを送信した。

破壊された機体はフィリピンの東の海上に落ちたと推定される。海の深いところに落ちたとみられ、回収は難しいのではないか。

JAXAのロケットでは、過去に1999年11月15日のH2ロケット8号機、2003年11月29日のH2Aロケット6号機で指令破壊を実施している。

Q.新型ロケット「H3」など今後への影響は

A.
H3を開発中であり、H2Aの運用も続けている段階なので、今後影響が出てくる可能性は否定できない。

まずは原因を正確に捉えて対策をうつということが、JAXAのロケットに対する信頼を取り戻すうえで最も重要だと思っているので、そこに力を注いでいきたい。』

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(10月13日の動き)

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(10月13日の動き)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221013/k10013841621000.html

『ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる13日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

フランス レーダーや対空ミサイルなどをウクライナに提供へ
フランスのマクロン大統領は、12日に出演したフランスのテレビ番組で、「ここ数日起きていることはこの紛争の開始以来、これまでになかった局面だ。ウクライナの抵抗を支援する」と述べ、最新鋭のりゅう弾砲「カエサル」の追加供与とともにドローンやミサイルでの攻撃から守るため、レーダーや対空ミサイルなどを数週間以内に提供する考えを明らかにしました。

これは、11日にオンラインで開かれたG7=主要7か国の首脳による緊急会合のなかでウクライナのゼレンスキー大統領が各国に対して防空システムの支援を求めたことに応じた形です。

マクロン大統領は一方で、「これからもプーチン大統領と話し合いを続けるし、ある時点ですべての関係者がテーブルを囲む必要がある」とも述べ、停戦協議の重要性も強調しました。

ゼレンスキー大統領 防空能力増強のための支援を要請

ウクライナのゼレンスキー大統領は12日に公開した動画で、「ロシアによるテロが大胆で残虐になるほどウクライナの防空体制を支援することがヨーロッパにとって最も重要な人道的な任務の1つであることがより明白になる」と述べ、各国に対して防空能力を増強するための支援を要請しました。

そしてウクライナ空軍が、ウクライナ南部でロシアの攻撃ヘリコプター4機とイラン製のドローン10機以上を撃墜したと明らかにしたうえで、「前線の周辺地域では厳しい状況が続いている」と述べました。

さらにゼレンスキー大統領は世界銀行とIMF=国際通貨基金の会議にオンラインで参加し、「ロシアによる軍事侵攻で国内経済が3分の1以上落ち込んでいる」としたうえで、ロシアによる攻撃で破壊された学校や病院、エネルギー施設などの修復のために170億ドル、日本円にしておよそ2兆5000億円が必要だと訴えるなど、経済的な支援を強く求めました。
ウクライナ 原子力公社 “ザポリージャ原発への電力供給復旧”

ウクライナの原子力発電公社エネルゴアトムは12日、変電所がロシア軍のミサイル攻撃を受けたことで電力供給が失われていたザポリージャ原子力発電所について、ほかの変電所からの送電に切り替えるなどして電力供給を復旧させたと発表しました。

ウクライナのザポリージャ原発は、ロシア軍によるミサイル攻撃で原発に電力を供給する変電所が被害を受けたため現地時間の12日午前9時ごろから電力供給が失われ、非常用のディーゼル発電機を稼働させて原子炉の冷却機能を維持してきました。

こうした中、エネルゴアトムは現地時間の12日午後5時すぎ、ほかの変電所からの送電に切り替える作業を行うなどして原発への電力供給を復旧させたと発表しました。

エネルゴアトムは「なんとか事態の悪化を回避できたが、ロシア軍はヨーロッパ最大規模の原発やエネルギー関連のインフラ施設への攻撃を続けていて、世界はますます原子力災害の危機に近づいている」と重ねてロシアを非難しています。

ウクライナ ドネツク州知事 “市場にロシア軍の砲撃 7人死亡”

ウクライナ東部ドネツク州のキリレンコ知事は12日、州内の市場にロシア軍の砲撃があり少なくとも7人が死亡し、8人がけがをしたとSNSで明らかにしました。

キリレンコ知事は当時、市場には多くの人がいたとしたうえで「このような砲撃には軍事的な道理は何もない」とロシア軍を強く批判しました。

また、住民に対してドネツク州から避難するよう改めて呼びかけました。

ウクライナ大統領府 “大規模ミサイル攻撃で市民14人死亡”

ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は12日、SNSに投稿し、11日にロシア軍が行ったウクライナの複数の都市に対する大規模なミサイル攻撃で、市民14人が死亡し、34人がけがをしたと明らかにしました。

また、別の投稿では10日のロシア軍の攻撃で市民23人が死亡し100人がけがをしたと明らかにしていて、2日間を合わせた数は、死者が37人、けが人が134人にのぼっています。

英情報機関「ロシア軍 補給と弾薬が枯渇し始め 兵が疲弊」

イギリスの情報機関GCHQ=政府通信本部のトップを務めるジェレミー・フレミング氏は11日、ロンドンで講演し、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍について「兵力と装備面で、驚くほどの損害が出ている。補給と弾薬が枯渇し始め、兵が疲弊していることを、われわれもロシア軍の指揮官たちも知っている。兵力を服役囚で補充したり、戦闘経験の浅い人を何万人も徴兵したりしていることが、絶望的な状況を物語っている」と述べました。

そのうえで「ロシア国民も、プーチン大統領による状況判断のひどい誤りに気付き始めている。徴兵から逃れようとしても、自由に移動できない。近代的なテクノロジーや国外の情報に触れることが大幅に制限されている。そして、彼が選んだ戦争によってどれほど大きな人的損害がもたらされたか実感している」と指摘しました。

また、フレミング氏はこの日、公共放送BBCのラジオ番組でロシアによる核兵器の使用の可能性について「今のところわれわれが理解する基本原則の内側にとどまっている。もしその道を選んだ場合、兆候が覚知できることを望む」と述べ、今のところ核兵器の使用を示す具体的な情報はないとしました。』

習近平三期目と岸田首相の長男要職抜擢から見える日中の国力と国家戦略の差

習近平三期目と岸田首相の長男要職抜擢から見える日中の国力と国家戦略の差
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20221012-00319275

『習米中覇権競争の最中、習近平三期目が世界的に注目されているが、日本では支持率暴落の岸田首相が長男を首相秘書官に起用した。外圧の有無や、派閥と世襲がもたらす国力の差に関して考察する。

◆支持率低迷中の岸田首相が長男を起用する日本の怪

 10月4日、岸田首相は公設秘書で長男の翔太郎氏を、政務担当の首相秘書官に抜擢した。松野官房長官は「人事は適材適所の考え方で行なっている」と答弁し、岸田首相も同様の弁明とともに、参院本会議の代表質問で「休日深夜を問わず発生する危機管理」や「SNS発信能力」も勘案したと述べている。

 長男が「休日深夜を問わない危機管理」を担うということは、「聞く力」を持つ岸田首相は、長男のアドバイスを「聞く力」を持っていくことになろうか。 

 日本では、総理経験者が自分の息子や親族を議員にするケースが多い。ウィキペディアで申しわけないが、たとえば内閣総理大臣秘書官に関して、自分の息子を首相秘書官にしたケースは、戦後では「福田赳夫氏が福田康夫氏を(1977年)」や「福田康夫氏が福田達夫氏を(2007年)」などがあるらしい。たしかに福田赳夫氏は首相だったし、その息子・福田康夫も首相になっている。福田達夫氏は現在、自由民主党筆頭副幹事長を務めている。

 このたびの岸田首相による長男抜擢人事は、どうやら側近にもあまり相談せず、発表後に自民党内部からも「なぜ支持率暴落中に、あえて明らかに支持率を下げるような行動に出たのか」という疑問が出ており、誰が見ても「日本の怪」としか言いようがない。

◆岸田首相長男抜擢に関する中国ネットのコメント

 中国のネットではその「非民主性」に首をかしげるコメントが散見される。「選挙を経ずに政府中央に肉親を抜擢して、やがて選挙に出馬させて政治家に持って行くという、封建時代並みの日本」というトーンのコメントが多い。

 たとえばハンドルネーム「無為客pra」さんは以下のように書いている。

 ――日本の岸田文雄首相は就任1年後に、政治経験の全くない自分の息子翔太朗を首相秘書官に抜擢し、自分の首相官邸で政務の業務を担当させ、政治資本を蓄えさせようとしている。福田康夫も自分の息子を首相秘書に起用したことがある。日本では、この種の任命は大っぴらになされており、他の行政部門ならまだ話はわかるが、直接首相官邸に配置されるとは。だから「日本は表面上、資本主義民主を掲げているが、実際は封建的世襲が慣例になっている」という人たちがいるのは、もっともなことだ。問題を見る時は、表面だけを見てはならない。

 もう一つ、例をお示ししよう。

 ハンドルネーム「黑哥在日本」さん。

 ――最近、日本の岸田文雄首相は自分の長男、岸田翔太郎を首相秘書官に任命した。このことは日本の国民の間に「公私混同ではないか!」という激しい不満を招いている。岸田首相の子供に関する資料を探してみたら、2年前、岸田文雄が初めて首相の座を狙ったときに、ある記者が岸田の家に取材に行った時、彼は3人の息子と一緒に生活しているというインタビュー記録を見つけた。自分の息子に、この道を歩ませようとして育てているのは、一日やそこらの計算ではなさそうだということがわかる。

 アメリカの友人からは、「とんでもない話だ。あのバイデンでさえ、自分の息子を大統領秘書官にさせようとはしていないよ」というメールが来た。

◆中国共産党政権においては、世襲はない

 中国共産党政権には言論弾圧などさまざまな問題があるにせよ、こういった世襲のような問題はなく、毛沢東は複数いる自分の息子を後継者に考えたことはなく、一人は朝鮮戦争に参戦させて北朝鮮で戦死しているくらいだ。鄧小平も息子が文化大革命で身障者になったので、身障者を優遇する政策や身障者関係の団体の長などにはさせているが、後継者に考えたことはない。

 江沢民の息子となると、半導体関係や中国科学院関係などでさまざま謀をしているが、党の指導者とか後継者にするとか、そういうことはやっていない。胡錦涛に至っては、いたって潔白だ。

 習近平は娘しかいないが、娘の連絡先などが分からないように、徹底してプライバシーを重視し、政治の場に微塵も登場させていない。

 このように中国共産党政権においては、世襲は皆無と言っていいだろう。

 中共中央のトップに立つためには基本的に少年先鋒隊隊員(2010年データで約1.3億人)、共青団(共産主義青年団)の団員(2021年12月31日データで約7371.5万人)を経て、中国共産党党員の党員(2022年6月データで9671.2万人)になる。

 ここに至るまでに20年間ほどの思想的あるいは実践的な訓練を受け、優秀な共産党員であれば、党大会に参加するための全国的で長期にわたる選挙を経て、ようやく「代表」になれる(今年は代表者数約2300人)。

 たとえば6歳から14歳を対象とした少年先鋒隊は「紅領巾(ホンリンジン)」と言って、紅いネクタイを首に巻くのだが、これに入隊するだけでも厳しい審査があり、拙著『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』第七章(天津の灯はさまよう)に書いたように、筆者は少年先鋒隊に推薦されたが日本人であるがゆえに許可が下りなかったという経験を持っている。1950年代初期のころのことではあるものの、クラスで紅いネクタイを首に巻けるのは、40人ほどのクラスで2、3名しかいなかった。共青団、党員となると、もっと審査が厳しくなる。

 日本のようにタレントで人気があったから議員に立候補するなどという生易しいものではない。

 何十年もかけて選び抜かれた党員の中の一部が党大会に集まるのだ。

 党大会では、その中から中国共産党中央委員会委員約200人が選ばれるが、岸田首相長男のような首相秘書官に相当する職位の人物は、この中央委員会委員の中から選挙で選ばれるのであって、岸田首相のように、ほぼ一存で「息子だから」という理由で選ぶなどということは絶対に許されないのである。

◆中国共産党政権における「聞く力」

 習近平政権は以下の図表に示したように、チャイナ・セブンの一人一人がトップになって、それぞれ数多くのワーキンググループを担当している。

中共中央ワーキンググループ

筆者作成

 このワーキンググループがシンクタンクの役割を果たして行政省庁の現状と意見を取りまとめて協議し、その結果をチャイナ・セブン(中共中央政治局常務委員)会議に報告して審議し、国家戦略を決定していく。

◆日中の国力と戦略性の差

 三期目を目指すという意味での独裁性は否めないものの、その背景には拙著『習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』に書いた執念があるのと、米中覇権争いの真っただ中という一歩も引けないタイミングもある。また、独裁だけでは正しい国家戦略を決定することができず、こうして、「聞く力」を実にシステマティックに形成した組織を通して発揮し、初めて方針が決定するのが中国共産党の統治の仕方だ。

 言論弾圧をする共産党統治には絶対に反対だが、しかし日本の世襲的&封建的民主主義が良いのかと言ったら、必ずしもそうではないだろう。

 「聞く力」が、選挙を応援してくれる旧統一教会の意向や、常にそばにいる長男の危機判断では、国家戦略など無いに等しく、日本という国家の行く末が危ぶまれる。

 民主主義体制の脆弱さを見せつけられる思いであり、中国の大規模な戦略性と、日本の戦略の無さをまざまざと見せつけられる思いだ。特に、世襲までが入り込むこの「聞く力」の差異は、そのまま国力の差異に直結するのではないかと憂う。

遠藤誉

中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士

1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。中国問題グローバル研究所所長。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。日本文藝家協会会員。著書に『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』、『ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略』、『 習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』、『ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元』、『「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『中国がシリコンバレーとつながるとき』など多数。』

受けるのは、「ひろゆき」というキャラクターとスタイル

受けるのは、「ひろゆき」というキャラクターとスタイル : 机上空間
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/29870593.html

『ネットを、そこそこの年数やっている方なら、「ひろゆき」をご存知でしょう。彼は、元2ch(現5ch)の元管理人で、日本の掲示板文化を作り上げた草分けです。というか、彼のマネをして、掲示板は、いくつも立ち上がりましたが、結局のところ、掲示板単体のサイトとしては、生き残る事ができなかったのですね。なので、2chだけが残ったという形です。その2chも、最近は文章でコミュニケーションする文化自体が廃れてきていて、舞台はtiktokなどのショート動画に移っています。

つまり、より短く、より完結に、よりワンフレーズで伝えるツールが流行していて、読解という作業が必要な掲示板は避けられる傾向にあります。その為、2chの利用者の平均年齢は、とてもあがっています。少なくても若者のいるスレッドは、限られてきていて、刹那的な話題を取り扱う場所に限られてきています。

論破王とか言われて、最近、露出の多い論客としてマスコミで大人気ですが、彼はYoutuberとして、生配信を定期的に開催して、視聴者からリアルタイムで入ってくる質問に答えるという活動もしています。この生配信の中には、投げ銭と言って、活動を応援する意味で、自分の希望する金額を寄付するシステムがあります。まぁ、これが収入になるわけですね。生配信にYoutubeというシステムを利用しているので、この投げ銭は、生配信者とYoutubeで折半になります。

彼の論理の組み立ては、討論術とでも言うべき独特のスタイルで展開して、非常に特色があります。一つのパターンとして、いわゆる「お利口さんの論理」に、ちゃちゃを入れるという芸風とも言える論理展開があります。「お利口さんの論理」というのは、日本人が建前として、真っ向から反論できない道徳や価値観に基づく正解です。それに、敢えて疑問を投じるというスタイルが、動画世代に、とても受けています。そういう意味で、彼の主戦場は、テレビやメディアではなく、動画配信です。

それゆえ、つい先日ですが、フランスを拠点(ひろゆき氏はフランス在住)に生配信をしているYoutuberで、最も稼いでいる人にランクされています。投げ銭をした人を優先して、質問に答えるというスタイルで配信をしているので、自分の質問に是非とも回答して欲しい人は、5万円とかの投げ銭をする人もいます。なので、一回の配信で稼ぐお金は、かなりの額になると思われます。

「お利口さんの論理」とは、建前論で正面切って反論できないような、世の中で常識レベルで正しいとされる事柄すべてですね。「差別は良くないよねぇ」とか「若者はもっと挑戦しないと駄目だよね」とか、極めて浅い認識で「そうだよね」という雰囲気で相槌を打ちそうなことに、「いやいや、そうは言っても、こういう例やこういう例もあるし、それはどうなの? 判ってて、皆さん目を瞑って見逃してますよね。それ、わざとですよね。知らないわけじゃないですよね? それに、人間や社会って、そもそも、そんな立派なものですか? 本当に、それを望んでます?」と、「現実」や「体験」を元にした論理を組み立てるのが「ひろゆき」流です。

「お利口さんの論理」は、いわゆる思想的な色を持って、現実を見ない空虚な理想論の事です。学校の先生が、ハナマルで高い点数をくれそうな、一般受けの良い論理です。しかし、30年も不況が続くと、子供でさえも、それが現実と乖離している事に気がついています。まぁ、解りやすく例えると、自治体が公共施設として設けた公園に、「ふれあい広場」とか「ふれあいホール」とか、やたら「ふれあい」をつけたり、地方自治体のオリジナル・キャラクターを、取り敢えず作りまくって、それがあたかも「暖かい地方自治」や「地方の知名度を上げる」事に貢献するかのように振る舞う事です。

「まぁ、取り敢えずやっときゃいいだろ、この立派な主旨に反対する奴はおらんよね?」みたいな、見栄えで行われている行政というのは、結構あります。今、話題になっている行政破綻が直前と言われている京都府の新築の府庁舎に茶室がある理由も、金縁の額縁に入れて飾っておきたい程の立派な理由は準備されています。メインホールの高級建材をふんだんに使った、高級感溢れる建付けも、きっと立派な理由があるのでしょう。それこそ、細かい文字で、びっしりと京都の文化を踏まえた、公共施設として、かくあるべき立派な理由が、何行にも用意されていると思います。

その一方で、京都府の公共サービスの質は、確実に低下していて、住むのに高コストな地域になっています。その上、10年以内に財政破綻するとも言われています。自治体が財政破綻したら、京都府内にある歴史的な建造物や文化の保存・維持というのは、どうなるんでしょうねぇ。府庁舎に自治体色を出して、茶室を設けるより、自治体として京都という土地の財産を守って後世に伝える事のほうが、役割として重要だと思います。それはそれ、これはこれで考えるのが、思想的思考に支えられた「お利口さんの論理」です。個々に立派な理由さえあれば、そういう事が許されるのです。

こういう何となく許されている社会の矛盾に対して、「あの人達、頭が悪いので、こういう事、平気でやっちゃうんですよね」とか、歯に衣を着せない語り口で、「現実はこうだよね。どう考えても、やっている事がオカシイでしょ」という話をするのが、ひろゆき氏のスタイルです。また、「こうあるべき論」を展開せず、「こうである限り、こういう結論になります。諦めてください(笑)」と、理屈をこねくりまわしても、現実は変わらんよ。それで良いと思ってる大人が大多数なんだから、君たちは今ある制度を最大に活用して、快適に生きる道を探しなさい。解決しようとしても無駄だから。と言ってしまうんですね。

ひろゆき氏が人気なのは、まさに、この部分で、キャラクターとして愛されているのも、この部分です。「頑張れば、どうにかなります」「こうあるべきです」みたいな、散々聞いてきて、何ひとつ実現していない議論上の論理ではなく、「現実はこうだよね。それは、今の状態じゃ変わらないよね。じゃ、かしこく防衛して生きるのが利口だよね。なんだったら、日本から脱出して海外の社会で住んでみたら?」みたいな事を言ってくれるから、受けるのですね。

当然ながら、こういう論理は、テストで良い点数を取って、色々と表彰をされて、「社会から評されている。一目置かれている」という自負を持っている人々からは、嫌われます。例えば、田原総一朗みたいに、出演していただけるだけで、テレビ局側が平服してしまうような業界の権威ですね。彼自身も、反権力ジャーナリストみたいなスタイルでやっていて、それを周りも受け入れる事がディフォルトになっています。しかし、ひろゆき氏が対談をした時には、ひろゆき氏の質問に対して「勉強してください」とかわす田原氏に対して、「僕知らないんで教えて下さい。解っているなら説明できるはずですよね。あっ。もしかして、知らないんですか?」と、誰もが薄々感じていた事を言うわけです。もちろん、テレビではなく、ネット配信で企画された番組ですが、ここでは、「出て頂けるだけで、権威に平服するスタッフ」は、いないのですよね。

ひろゆき氏が、何かの発言をして、物議を醸した時に、頼まれてもいないのに批判に走るのは、大概が高学歴で、社会を先導しているという自負を持ってそうな、山のような肩書を持っている人種です。普段から、ナチュラルにそう思っているので、他人を批判する時に、ポロリとお里が知れる特権意識が出てしまいます。つまり、「部外者は黙ってろ。俺たちの言う通りにやってりゃいいんだ」という下々の者共に対する支配者的なポジションの物言いですね。以前の昼間からメロドラマを観ている層ならともかく、ネット上の殺伐とした討論で鍛えられた、昨今の人々に、そういった臭い言動が通じるわけもなく、立派な教養を持っているはずの偉い人が手も無く捻られるのを良く見かけます。

こうやって定期的に痴態を晒してくれる偉い人が出てくるのも、ひろゆき氏界隈の醍醐味です。こういう、いわゆる無頼な文化人、私なんかみたいな不良老人を若い時に思想的に育ててくれたような心の恩師というのは、どの時代にも存在します。私らの時代は、深夜放送のラジオでした。冠番組を持っている、トークもできる本物の教養を持った文化人が、色々な事を教えてくれました。いわゆる、テストで高い点数がもらえる、提出向けの感想文ではなく、清濁併せ呑む、社会の現実です。大体、世間のメインストリームから外れた、サブカル系のテーマを持っていて、それを語るついでに、多くの現実を学びました。

で、前置きが長くなりましたが、ひろゆき氏の立ち位置を、理解してもらう為に、ここまでの説明が必要だったのです。私が考えるに、ひろゆき氏は、私が子供の頃に影響を受けた「心の師」とも違う気がするんですね。つまり、存在自体がキャラクターとして受けている気がします。それを、強く感じたのが、最近、AIを使った「ひろゆきメーカー」というウェブサービスが、人気になっている事です。

「ひろゆきメーカー」は、彼が過去に生配信で、しゃべった音声を、AIが音節単位に分解して学習して、ひろゆき氏にしゃべらせたい事を、文章で打ち込んで送信すると、あたかも、ひろゆき氏が、生配信でしゃべっているかのように、彼の音声で文章通りにしゃべってくれるサービスです。AIで学習しているので、どんな文章を打ち込んでも、経験を積む毎に、たどたどしくなく、自然で流暢なしゃべりになってきます。

このサービスが立案されて、かつ、人気になっている時点で、実は多くの視聴者にとって、ひろゆき氏が言っている内容よりも、ひろゆき氏っぽい、スタイルや物言いが受けているのではないかと思い始めています。私が「心の師」を定めて、熱心に聴き入ったのは、もちろん話す内容が、目からウロコだったり、自分の幼稚さを自覚させられて恥ずかしく思ったりしたからなのですが、現代のひろゆき氏人気というのは、表現されるスタイルが受けているのであり、話している内容は、割とどうでも良いのかも知れないと考えています。

生配信で相談する人々も、もちろん真剣に答えを得たいと考えている人もいるでしょうが、多くは「ひろゆき氏に、あのスタイルで答えてもらいたい」という需要なのかも知れません。いわば、著書にサインをもらう、サイン会に集まる人々と動機が似ている感じです。そうすると、もしかしたら、ひろゆき氏というのは、キャラクター・ビジネスであって、そもそも、私が子供の頃に出会った文化人とは、違う、現代ならではの現象なのかも知れないと思うようになりました。

そう考えると、「影響力のある言論人」として標的に据えて、彼の言動に真っ赤になって噛みついている、各方面の偉い人というのは、幻に向かって戦いを挑んでいるような気がします。というのは、彼らが激昂する理由は、「言っている奴を叩き潰せば、世論から消える」という、今では時代錯誤になった社会討論の理屈から来ていると思えるからです。相手がキャラクターで、実体が社会に対する態度・捉え方で合った場合、いかにマスコミを総動員して袋叩きにしても、恐らくダメージは殆ど無いと思われます。却って、煙に燻り出されたような偉い人が、ネット民の洗礼を受けて本性が知れるだけと考えます。

結局のところ、「心の師匠」みたいな徒弟関係と、ひろゆき氏の言論人としての存在は、まったく同じではないという事だと思います。明らかに今風な現象の一つであり、今後、どうなっていくのか、割合と注目しています。』

パソコン操作中に、突然警告音が鳴りすぐに電話するように表示された

パソコン操作中に、突然警告音が鳴りすぐに電話するように表示された
https://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2016_39.html

『[2018年12月27日:更新]
[2017年3月29日:公表]

 質問

 パソコンでインターネットを利用中に、突然ピーピーピーとけたたましい警告音が鳴り、画面に「あなたのコンピューターはウイルスに感染したので、すぐ○※△×□に電話してください」と指示が出ました。あわてて電話したところ、遠隔操作で警告音を止めてもらい、ウイルス対策の有償サポートを勧められたので、クレジットカードで支払いをしてしまいました。解約したいのですがどうしたらいいでしょうか?

回答

 警告音を発したり、パソコンがウイルスに感染したとの偽の警告を画面に表示させ、ウイルス除去のサポートを勧めるといった相談が全国の消費生活センターに寄せられています。

 業者から契約内容等に関するメールが来ていないか確認するとともに、支払いをクレジットカードでしたとのことですので、カード会社に連絡し、事情を丁寧に説明し、請求の停止等が可能か相談しましょう。

解説

 パソコンでインターネットを使用中に突然大きな警告音が鳴りやまず、「あなたのパソコンがウイルスに感染しています」「問題解決のためこちらに電話ください」などのポップアップ表示が出て画面から消えず入力作業もできなくなるため、慌ててしまい表示された番号に電話をかけてしまうことによるトラブルが増えています。

 電話をかけると、業者のオペレーターが「サポートのため遠隔操作を可能とするソフトをインストールするように」要求し「遠隔操作でパソコンのウイルスを調査する」と言いファイルを開くなど調査しているふりをします。消費者が「ウイルス対策ソフトを入れている」と言っても「ソフトでは対応できないものに感染した可能性がある」などと説明してきます。

 指示どおりに操作をすると警告音や警告文は消えるので、消費者は信じてしまいます。
 音声による警告で電話をかけるよう誘導するという手口は海外では2012年ごろから確認され、日本でも一昨年から徐々に増えています。手口が巧妙化しており、全国の消費生活センターには「クレジット契約した。解約したい」などといった相談が寄せられています。

 危険なサイトに接続されないようにセキュリティソフトを入れアップデートを実施するなど、日頃からセキュリティ対策を心がけましょう。警告音や警告表示が出て不安を感じても、画面に表示された連絡先に電話をかけないでください。

 なお、このようなトラブルの仕組みや対応については、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のサイトで紹介されています。

参考

インターネット使用中に突然表示される偽セキュリティ警告画面にご注意!
ウェブサイト閲覧中のニセの警告音にだまされないで
情報セキュリティ安心相談窓口(IPA:独立行政法人情報処理推進機構)
「ウイルスを検出したと音声で警告してくるウェブサイトにご注意!~ ウイルス検出の偽警告に騙されないで ~」(IPA:独立行政法人情報処理推進機構)
ブラウザに「ウイルスを検出した」という旨の警告が表示されて終了させることができない場合の対応手順(IPA:独立行政法人情報処理推進機構)[PDF形式]

※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について 』

突然ハッキングされた→11os快適

突然ハッキングされた→11os快適
http://1qazxsw2.cocolog-nifty.com/blog/

 ※ (一部、省略)

 ※ 『あるいは、私のように、3日6pm前に、pcが突然アラームを告げ、ハッキングされpcが使えなくなってしまったのか。

画面に電話されたしとある番号にかけてみると、たどたどしい日本語でインド人らしき名前を名乗る人物が、自分はマイクロソフト社の社員で社員証もある、奥さんのpcはハッキングされ修復が必要だという。

私が奥さんではないというと、それではどう呼べばよいのかと聞いてきたので、旦那さんと呼ぶよう指示した。

ー-

ところが、相変わらず奥さんと言ってくる。

彼の指示に従って操作すると、どうやらpcが完全に乗っ取られたようで、画面に相手の社員証が映し出された。

写真の男(本人ではないだろうが)はやはり、インド人ぽく見えた。

ー-

男は修理費が6万4千円だという、払えないと粘ると、5万円にしとくと下げてきた。

これは、もうハッカー本人であり、相手をしているだけ無駄だと、ルーターからケーブルを抜いて、ネットから離れた。

pcをシャットダウンしようとするとソフトが残っていますがシャットダウンしますかと聞いてきたので強制終了した。

ー-

やはりウインドウズ8.1osは、セキュリティが弱かったようだ、マカフィーを入れていたのに、ハッキングされてしまった。

ー-

後で調べると、eo光から有料でマカフィーを買って使っていたのに、うまく導入できていなかった。

このpcは、もう10年以上も使っており、8.1osはセキュリティも脆弱だとされ、アフターサービスも来年には終了するので、11osに変えようとしたがスペックが足らなかった、それで買い替えようと思っていたところだった。

もう外は暗かったがすぐにジョーシンに買いに行った。

ー-

デスクトップ型は、種類が限られており、ちょうど割引期間中であったが、安い機種はすべて売れていた。

それで結局SSD2Tのハイスペックのものを5千円引きで買うことになった。

帰宅後すぐにセットアップ、すると実に快適で、すぐに立ち上がる、早く買い替えておけばよかったと思っている。

ひょっとすると、ソロさんもpcが使えなくなったのではないかと心配しています。』

爆破テロの容疑者8名を露当局は逮捕した

爆破テロの容疑者8名を露当局は逮捕したが、ウクライナへの攻撃はこれから本番 | 《櫻井ジャーナル》 – 楽天ブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202210130000/

『クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋(ケルチ橋)で10月8日に爆弾テロが実行され、3名以上が死亡した。ロシアのFSB(連邦保安庁)によると容疑者は12名で、そのうち8名が逮捕されたという。トラックに積まれた建設用フィルムのロールに偽装したプラスチック爆弾で、爆破工作を計画したのはウクライナ国防省の情報総局(GUR)だという。爆破の直後、​ウクライナ大統領府長官の顧問を務めるミハイロ・ポドリャクは「始まりだ」と発言​した。

 それに対し、​計画の黒幕はイギリスの対外情報機関MI6(SIS)だという情報​もある。西側の有力メディアが実行者をSBUだとしていたのはそのためだという。MI6はイギリスの金融界、通称「シティ」との関係が深く、アメリカの情報機関CIAの教師的な存在でもある。イギリスはアメリカと共にNATOの中核国であり、テロの黒幕がMI6が黒幕だとするとロシア政府は慎重に発言せざるをえないだろう。

 10日から11日にかけてロシア軍は黒海に配備されている艦船から発射された少なくとも200機の巡航ミサイルでキエフ、ルボフ、オデッサ、ハリコフを含むウクライナの15都市を攻撃し、軍事施設やエネルギー関連のインフラなど予定された目標を全て破壊したとされている。この攻撃でウクライナ軍の幹部を含む12名が死亡したという。

 夏以降、ロシアはテロ攻撃を受けている。8月20日にモスクワでダーヤ・ドゥギナを殺害、9月26日には「ノード・ストリーム1(NS1)」と「ノードストリーム2(NS2)」を爆破、そしてクリミア橋での爆弾テロだが、これらに対する報復としてミサイル攻撃が実行されたと考えられている。

 しかし、ロシア軍は冬に本格的な戦闘を始めると言われていた。ドンバス(ドネツクやルガンスク)、ヘルソン、ザポリージャをロシアの一部にするための手続きが進められたが、ウラジミル・プーチン大統領は9月21日に部分的な動員を実施すると発表した。近日中に20万人以上の戦闘員を新たに投入するというが、​ロシア軍がウクライナとの国境近くへ大量の兵器を輸送している様子も目撃されている​。

 ウクライナの軍や親衛隊は4月から5月にかけての時期に壊滅状態になり、キエフ政権とロシア政府が話し合う雰囲気になった。そこで​4月9日にイギリスのボリス・ジョンソン首相がウクライナへ乗り込んで停戦交渉をやめさせ​、4月21日にはウクライナ南部のミコライフ州のビタリー・キム知事が「ウクライナ24テレビ」の番組で​「全ての裏切り者を処刑する」と宣言​して国民を恫喝した。

 4月30日にはナンシー・ペロシ米下院議長が下院議員団を率いてウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領に対してウクライナへの「支援継続」を誓って戦争の継続を求め、ジョンソン英首相は8月24日にもキエフを訪問し、ロシアとの和平交渉を進める時間的な余裕はないと釘を刺している。

 これ以降、ロシア/ドンバス軍がウクライナで戦う相手はNATOへ変化していく。それまでキエフ政権軍と戦っていたのはドンバス軍が主体で、チェチェン軍や「ワグナー・グループ」と呼ばれる傭兵会社の戦闘員が支援する形で、ロシアの正規軍は多くなかったという。

 チェチェン軍はアメリカが送り込んだアル・カイダ系武装勢力を殲滅した経験があり、ワグナー・グループはロシア軍の元特殊部隊員を中心に編成されているという。いずれもウラジミル・プーチン大統領から信頼されている。チェチェン軍を率いているラムザン・カディロフはここにきて上級大将の称号を与えられた。

 それだけでなく、西部軍管区司令官の司令官がロマン・ビアルニコフ中将へ、またドンバス、ヘルソン、ザポリージャでの指揮官としてセルゲイ・スロビキン大将へ交代している。両者ともシリアで戦闘を指揮した経験があり、スロビキンはロシア軍のエース的な存在だ。ミサイルでの攻撃が一段落した後、本格的な地上戦が始まる可能性が高い。アメリカ/NATOから核戦争の話が流れているが、それだけロシア軍の新たな動きを恐れているのだろう。』

ロシア4州併合は「無効」 国連総会決議、賛成143カ国

ロシア4州併合は「無効」 国連総会決議、賛成143カ国
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12DZ90S2A011C2000000/

『【ニューヨーク=吉田圭織】国連総会は12日、ロシアが一方的に宣言したウクライナ4州の「併合」を「違法で無効」とする決議を採択した。米英や日本など143カ国が賛成し、中印など35カ国が棄権した。ロシアや北朝鮮など5カ国が反対した。3月の国連総会でロシアのウクライナ侵攻を非難する決議の賛成票を上回る結果となった。

国連総会は10日から緊急特別会合を開いている。各国はロシアによるウクライナの領土と主権の侵害を非難したほか、相次ぐミサイル攻撃も批判の的となった。

決議案は欧州連合(EU)が作成したものをウクライナが提出した。決議案はロシアがウクライナ4州で実施した「住民投票」を違法だと指摘。併合の試みは「国際法上無効であり、ウクライナの地域の地位を変更する根拠とならない」と明記し、ロシア軍の即時撤退を求めている。

国連総会が3月にロシアのウクライナ侵攻の非難決議を採択した際には141カ国が賛成した。今回はアンゴラやモロッコなどアフリカ諸国を中心に賛成票が増えた。中国やインドは前回に続き棄権票を投じたが、中国の耿爽次席大使は「直近の地上戦激化を深く憂慮し、民間人の犠牲や民間施設への損害を非難する」と棄権しながらも強く批判する場面もあった。国連総会の決議には法的拘束力はないが、採択されれば国際社会としての総意を示す。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は決議採択前に「我々のメッセージは明確だ。大小、貧富を問わず、国連加盟国であれば国境は国際法によって保護されている。武力行使を通じて変更できない」と強調した。「あすは別の国、あなたの国の領土が侵されるかもしれない。そうなった場合、国連総会に何が期待できるのか」と各国に問いかけた。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使は「(住民投票が実施された)地域の人々はウクライナに戻りたくないと十分な情報を得た上で自由に決めた。投票結果は明確だ」と主張した。

ロシアは今回の国連総会の決議採決をめぐって、各国の票が開示されないよう秘密投票を実施するよう呼びかけていた。安全保障理事会や人権理事会の理事国を決める選挙の際は秘密投票が実施されるが、決議採決で秘密投票されるのは異例で、加盟国の反対により通常通り採決された。

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