米国・カナダ艦船、台湾海峡を通過

米国・カナダ艦船、台湾海峡を通過 中国を抑止
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『【ニューヨーク=中村亮】米国の海軍第7艦隊は20日、米軍とカナダ軍の艦船が同日に台湾海峡を通過したと発表した。米国はカナダを交えることで台湾海峡の安定を重視する立場を強調し、台湾へ軍事的圧力を強める中国の抑止を狙った。

第7艦隊の声明によると、海軍のミサイル駆逐艦ヒギンズとカナダ海軍のフリゲート艦バンクーバーが台湾海峡を航行した。声明は「日常的な航行」と説明したうえで「米国や同盟国、パートナー国による自由で開かれたインド太平洋への関与を示す」と言及した。

米国のペロシ下院議長が8月上旬に台湾を訪れてから米海軍の艦船が台湾海峡を通過するのは、8月下旬に続いて2回目。前回は米軍が単独で実施した。他国と共同で通過すれば、台湾海峡の平和や航行の自由が重要だとするメッセージを強められる。

第7艦隊は「このような協力が安全で繁栄する地域に向けた我々のアプローチの中心にあることを示す」と唱えた。米メディアによると、米軍とカナダ軍の艦船は2021年10月にも共同で台湾海峡を航行していた。

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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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分析・考察

中国からみると、アメリカはロシア・ウクライナ戦争に参戦しないと明言して、事実上、限定的な軍事支援に留まっているのに、なぜ台湾問題に直接かかわろうとするのか。日本人の一部の専門家は中国を追い込みすぎると、中ロ同盟ができてしまうかもしれないと指摘する。先日、開催された上海協力機構における中国の振る舞いは微妙な感じがある。要するに、ロシアとべったりくっついていない。ただし、台湾を併合したいのは習政権三期目の中心的目標であろう。習政権とアメリカ政府の本気度が試されている
2022年9月21日 7:41

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