王毅外相がNYにキッシンジャーを訪ねた

 ※ 「やってる、やってる。」という感じだな…。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)9月21日(水曜日)
        通巻第7470号 
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 王毅外相がNYにキッシンジャーを訪ねた
  米国のチャイナロビーの総本山は何を中国に語ったか?
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9月19日、ニューヨークのヘンリー・キッシンジャー元国務長官事務所を中国外相の王毅が笑顔で訪問した。
キッシンジャー・オフィスは米国のチャイナロビーの総本山だ。

王毅はキッシンジャー生誕100周年を祝し、「米中関係の確立と発展に歴史的な貢献をした、中国人民の古くからの良き友人」と持ち上げ、氏が中国に常に友好的であり、中米関係に貢献してくれた業績を高く評価した。

キッシンジャーを政治宣伝に利用し、メディアの印象を換えようとする情報作戦の一環だが、米紙は殆どがこの王毅・キッシンジャー会談を無視している。
デジタル版を覗いても、どこにも記事がないのだ。大きく報じているのは華字紙ならびに中国政府系の英悟新聞だけ、ちなみに台湾の新聞もみたが、一行も報道はない。

 王毅は「今年はニクソン元大統領の中国訪問と上海コミュニケ50周年であり、中国と米国はこのような有益な経験をちゃんと総括すべきとして、最近の米国外交が中国に敵対的姿勢をそれとなく批判した。

バイデン大統領は、米国が中国との新たな冷戦を求めないと表明しているが、中国に対して誤認識があり、王毅外相は、「バイデン政権が中国を主要なライバル、長期的な挑戦であると主張していることは問題だ」と述べた。

 また王毅は、台湾問題を「適切に管理することが最優先事項」と位置づけ、「そうしなければ、米中関係に破壊的な影響を与えることになる」との恐喝的台詞も忘れなかった。
 「『台湾独立』が横行すればするほど、台湾の平和的解決の可能性は低くなることに留意する必要がある」ともつけたした。

華字紙によれば、キッシンジャーは「米中は対立ではなく対話を継続し、『平和共存』という二国間関係を構築するべきだ」と述べたというが、おそらく中国に対して強い警告を発しているに違いない。そうした不都合な部分を割愛し、米国にはまだ強い中国の見方がいるぞと国内向け宣伝臭が強い報道ぶりだったのである。
      □☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□   』