バイデン氏、国連安保理拡大を支持

バイデン氏、国連安保理拡大を支持 中国・ロシアに不信
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『【ニューヨーク=中村亮】バイデン米大統領は21日、国連総会の一般討論演説で、安全保障理事会の常任理事国と非常任理事国の増員を支持すると表明した。常任理事国の中国とロシアを念頭に「安保理が信頼されて実効的であるために、まれで異常な状況を除き、拒否権の行使を控えるべきだ」と語り、不信感をあらわにした。

バイデン氏は国連について「今日の世界のニーズにうまく対応するためにもっと包括的になる時がきた」と強調した。「我々が長らく支持してきた国」の常任理事国入りを望むと言及した。日本やドイツなどを念頭に置いているとみられる。アフリカやラテンアメリカ、カリブ地域の国も候補として触れた。

安保理は常任理事国である米国と英国、フランス、中国、ロシアに加え、2年任期の非常任理事国10カ国で構成している。

バイデン氏が安保理改革に触れたのは、戦後の国際秩序を形成してきた国連が機能不全に陥ったとの危機感がある。ロシアのウクライナ侵攻に対する非難決議案は、ロシアが拒否権を発動して可決できなかった。北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する追加制裁の決議案も中国とロシアの反対で否決された。

日本の岸田文雄首相も20日の演説で、国連改革に向けた具体的な交渉に移るよう呼びかけていた。常任理事国の増員などは中国とロシアの賛成が必要でハードルが高い。

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