米政権が対中制裁を検討か

米政権が対中制裁を検討か 台湾侵攻抑止、疑問視も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB144G70U2A910C2000000/

『【ワシントン=共同】ロイター通信は13日、バイデン米政権が中国の台湾侵攻を抑止するための対中制裁措置を検討していると報じた。関係筋の話として伝えた。8月上旬のペロシ米下院議長による訪台を受けて中国が軍事行動を激化させた後、喫緊の検討課題となった。世界第2位の経済大国である中国への制裁の実現可能性を疑問視する見方もある。

バイデン政権は2月にロシアがウクライナに侵攻した後、対中制裁の検討を始めた。詳しい内容は不明で、欧州やアジア各国と連携しつつ中国を過度に刺激しない方法を探っているという。台湾も欧州各国に対し、中国が攻撃した場合の行動を計画するよう要求。米国と歩調を合わせるよう欧州連合(EU)に働きかけている。

米国はウクライナ侵攻を巡りロシアに制裁を科した。ただ侵攻前に厳しい制裁を科すと警告したにもかかわらず侵攻を抑止できなかった。米商務省の元高官は「米国や同盟国は中国経済と幅広く関わっている」として、中国への制裁はロシアと比べ格段に難しいと指摘した。

ロイターは専門家の見方として、台湾に対する軍事作戦に必要な技術を中国が利用できなくなるような制裁を検討している可能性を伝えた。米国はこれまで、中国の知的財産権侵害などを理由に中国からの輸入品に制裁関税を課している。』