リオティントと宝武、豪西部で鉄鉱石鉱山開発

リオティントと宝武、豪西部で鉄鉱石鉱山開発 2800億円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1433S0U2A910C2000000/

『【シドニー=松本史】英豪資源大手リオティントは14日、オーストラリア西部での鉄鉱石鉱山開発について、中国鉄鋼最大手の宝武鋼鉄集団と共同企業体(JV)の設立で合意したと発表した。持ち分はリオが54%、宝武が46%。両社の投資額は計20億ドル(約2800億円)となる。

開発するのは西オーストラリア州ピルバラ地区にある「ウエスタンレンジ」。今後、豪中両国の規制当局やリオの株主による承認を経て、2023年初めに関連施設の建設を始め、25年の生産開始を見込む。

JVを通じたウエスタンレンジでの鉄鉱石総生産量は2億7500万トンになる見通し。両社は、宝武が13年間で最大1億2650万トンの鉄鉱石を購入する契約も結んだ。ウエスタンレンジは、リオがピルバラで運営する既存の鉄鉱石処理施設に近い。採掘した鉄鉱石は全長18キロメートルのコンベヤーでこの施設に運ぶ。

リオの鉄鉱石事業の責任者、サイモン・トロット氏は声明で宝武との関係は40年以上にわたると説明した。今回のJV設立について「リオと我々の最大の顧客である宝武にとって非常に重要な出来事だ」と強調した。

両社は「低炭素の製鉄技術の研究でも協力を続けていく」(トロット氏)としている。リオは19年、宝武などと鉄鋼業界の二酸化炭素(CO2)排出を減らす技術開発で協力することで合意している。

リオにとって中国は最大の輸出先。2021年12月期、売上高に占める中国の割合は57%だった。』