国連総長、北朝鮮の核使用の法令採択「深く憂慮」

国連総長、北朝鮮の核使用の法令採択「深く憂慮」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN09E0I0Z00C22A9000000/

『【ニューヨーク=吉田圭織】国連のグテレス事務総長は9日、北朝鮮が核兵器の使用条件などを定めた法令を採択したことについて「深く憂慮する」と表明した。事務総長報道官のドゥジャリク氏が定例会見で明らかにした。国連安全保障理事会の決議は北朝鮮による核開発を禁じている。

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北朝鮮の核保有を自衛権として位置づけたことを受け、グテレス氏は「核のリスク低減と排除に向けた国際社会の数十年にわたる努力に反する」と批判した。同時に「北朝鮮は核・弾道ミサイル開発を促進し、停止を求める安保理決議を無視し続けている」と強調した。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記は8日の施政演説で「絶対に核を放棄できない」と語るなど、核をめぐる立場を強めている。ニューヨークで8月に開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議で欧米や日本などから北朝鮮の核開発が非難された。相次ぐ批判を受けて北朝鮮の国連代表部は「NPT外の核保有国である」と反発し、核保有を正当化していた。』