国連「豊かさ」指数、コロナで低迷 日本19位で変わらず

国連「豊かさ」指数、コロナで低迷 日本19位で変わらず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN08DBT0Y2A900C2000000/

『【ニューヨーク=佐藤璃子】国連開発計画(UNDP)は8日、国民生活の豊かさを示す「人間開発指数(HDI)」の世界ランキングを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界全体の指数は2年連続で下がり、2016年以来の低水準になった。日本は19位で前回(20年版)と同じ順位だった。

UNDPは1990年から平均寿命と就学状況、国民総所得をもとにHDIを算出している。新型コロナの影響で20年の世界全体のHDIは調査開始以来初めて下落した。コロナ禍の2年で9割の国でHDIが下がった。

今回調査の首位はスイスで、ノルウェー、アイスランドが続いた。日本の指数は前回からわずかに上昇し、コロナ禍前の19年とほぼ同じだった。アジアでは韓国が19位で並び、中国は79位だった。米国は21位だった。

報告書によると、コロナ禍の最初の1年でうつ病と不安症の発症率が世界で25%以上増えた。さらにウクライナ危機などの不確実な要素が重なり、多くの人が不安を感じている。UNDPのアヒム・シュタイナー総裁は「調査は世界規模の不確実性から抜け出す道筋を示す目的がある」と指摘し、世界的な連携強化を促した。』