インドネシア政権、マスク氏に接近 EV・衛星で投資誘致

インドネシア政権、マスク氏に接近 EV・衛星で投資誘致
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM161OF0W2A810C2000000/

 ※ 年間版売台数が、887,202台だそうだから、倍の990台で計算して、シェアにすれば、0.1%くらいのものだ…。

 ※ EVは、あまり現実的ではない…。

 ※ むしろ、スターリンクの方が、有望なのでは…。

 ※ ウクライナ事態で、一躍名を上げたしな…。

 ※ インドネシア、フィリピンなんかの「島嶼国家」は、この衛星を使ったインターネット回線は、しごく有望なように見えるが…。

 ※ マレーシアも島嶼国家と言えるのか、ちょっと調べたが、国土が「マレー半島部」と「ボルネオ島部」に分かれているが、「数多くの島がある、島嶼国家」とまでは言えないようだ…。

『インドネシアのジョコ政権が米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に近づいている。東南アジアでの電気自動車(EV)の生産ハブになろうと、市場を引っ張るテスラの誘致は欠かせない。マスク氏が手がける宇宙ビジネスにも関心を示す。

車載電池材料の調達で契約

ジョコ大統領の側近のルフット海事・投資担当調整相は8月上旬、テスラが中部スラウェシ州モロワリ県で操業する中国企業2社から車載電池材料を調達する契約を結んだと明らかにした。契約額は約50億ドル(約7000億円)で、2社はコバルト大手の浙江華友鈷業と電池素材製造の中偉新材料とみられる。地元メディアが伝えた。

ルフット氏は今回の契約をテスラのインドネシアでのEV生産に向けた第一歩と位置づけた。同社のEV工場の建設の可能性に関し「まだ交渉している。テスラは(マスク氏が買収計画を撤回した)米ツイッターの問題など国内の事情でまだ忙しいからだ」と説明した。

ジョコ氏自身も5月、米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議に出席するためワシントンのホワイトハウスを訪れたその足で、テキサス州ボカチカに向かった。マスク氏が率いるスペースXの拠点で、同氏にインドネシアでのEV生産を直談判するのが目的だった。

インドネシア大統領府によると、マスク氏は2億7000万人の人口などを指摘し「テスラやスペースXを通じて連携したい。インドネシアは多くのポテンシャルがあり協力の形を緊密に考えていきたい」と語った。

ジャカルタで初めて開催されたEV展示会では地元ディーラーがテスラ車を出展した(7月)

ジョコ氏が政権を挙げてマスク氏に近づくのは、国策として進める東南アジアでのEV生産のハブ化でテスラは欠かせないからだ。インドネシアはEV電池の主要材料であるニッケルについて、世界最大の埋蔵量を誇る。未加工のニッケルの輸出を禁止し事実上囲い込むことで、世界の自動車メーカーに同国内でのEV生産を促している。

25年にEV生産比率20%に

すでに韓国の現代自動車が東南アジア初の生産拠点として首都ジャカルタ近郊に設けた完成車工場でEVの生産を始めた。中国・上汽通用五菱汽車(ウーリン)もこのほど小型EVの生産を開始した。EV電池でも韓国のLGエナジーソリューションが工場を建設しているほか、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)も進出する計画で、産業の裾野が広がりつつある。
「テスラはEV市場のけん引役だ。もしインドネシアで生産することになれば、それが世界に伝わり、さらなる投資を呼び込める」。海事・投資担当調整省の関係者はテスラの誘致について相乗効果を指摘する。

インドネシア政府は2025年に自動車全体の生産台数の20%をEVにする目標を掲げる。高価格や充電施設などのインフラの未整備がネックになり、22年1~6月のEVの販売台数は500台弱にとどまる。世界的に知名度のあるテスラの誘致で、普及を加速したい狙いがある。

バフリル投資相は6月、テスラの工場候補地として中部ジャワ州バタン工業団地を挙げた。LGエナジーソリューションの工場などEV関連産業の集積を進めており、マスク氏の最終決断に備える。

スペースXの投資も期待

ジョコ政権はマスク氏と関係を構築してスペースXからの投資も同時に引き出したい方針だ。インドネシアは国内にロケット発射場が未整備で、宇宙ビジネスで出遅れている。約1万7000の島を抱える世界有数の島国で、全国を網羅する通信インフラの拡大が急務だ。

インドネシアは「低コスト・高品質」で定評のあるスペースXからロケット発射場の建設や衛星の打ち上げで協力を得たい構えだ。市街地から離れ海に面した場所が多く、ロケット発射場を設置しやすい利点もある。政府内では西部のパプア州や北マルク州への誘致案が浮上する。

ジョコ氏は5月にマスク氏と会談した際、11月にインドネシアを訪れるよう要請し、マスク氏も前向きに応じた。11月はジョコ氏が議長を務める20カ国・地域首脳会議(G20サミット)がバリ島で開催される予定で、世界の注目がインドネシアに集まる。マスク氏が訪問時に何を語るかにも視線が注がれそうだ。

(ジャカルタ=地曳航也)』