2022年9月8日のウクライナの戦況報告でウクライナ軍が優勢

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:2022年9月8日のウクライナの戦況報告でウクライナ軍が優勢
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『2022年9月9日:ウクライナ軍は9月8日木曜日、占領下のロシア軍をワンツーパンチで驚かせ、敵陣深くまで押し入り、キーウKyivの反撃の第二戦線を開いた。

ウクライナ当局は、ハリキウKharkiv郊外の北東部にある20の村の解放を発表し、軍は占領下のイジュム市Izyumを目指し、同時に南部のヘルソンKhersonでも激しい戦闘を続けている。

8日、ハルキウからドンバスDonbasに向かっているウクライナ軍は、ロシアの防衛線から30マイル以上侵入したと述べた。ウクライナの報道機関Ukrinformによると、「今週初めから、ウクライナ軍は国家警備隊や他の治安部隊と協力し、特定の方向で活発な作戦を展開している」と述べた。”ハルキウ方面での活発な作戦の過程で、20以上の集落が解放された。

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またこの作戦で、ロシア軍ハリキウKharkiv(ハリコフ)方面軍統括指揮官(中将クラスの高官 Lieutenant General Andrei Sychevoi):左 が捕虜になった映像が公開された。米軍関係者からは、これほどの高官が前線で捕虜になるのは前世界大戦以降前例がないことで、それほどウクライナUKR軍の進撃が異常な速さだったのだろうと語られている。英文記事 英文記事

懸念される南部の原発に関しては、ウクライナ南部エネルホダル市の行政責任者アレクサンドル・ヴォルガ氏は、送電線への砲撃により、図の位置にあるザポリージャ原発Zaporizhzhia nuclear power plant5号機の運転を停止せざるを得なくなったと発表した。また、6号機は13.5%の稼働効率で運転しているという。参照記事
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8日にソーシャルメディアに出回った動画は、前線とロシアの主要な中継地であるイジュムIzyum市の中間にあるノヴァ・フサリウカNova Husarivkaで7日、ウクライナ軍がロシアの旗を降ろす様子を映していると主張したものである。その北にあるバラクリヤ Balakliyaでは7日に交戦が在ったとされる。付近に居るモスクワに忠実なチェ チェンの戦闘員は、ウクライナ軍を撃退したと主張するが、信ぴょう性は薄い。ウクライナの記録映像 ウクライナ軍を泣きながら歓迎する住民 

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ウクライナ軍の進撃方向から、ウクライナ軍はイジュム奪還を目指しているようだ。もしウクライナ軍がイジュムを奪取すれば、ドンバス地方ですでに疲弊しているロシア軍への主要な補給路を断つことになると予想される。参照図と英文記事

ウクライナ軍は同時に南部のヘルソンKherson地域に対する攻撃を強め、南部と北東部のロシア軍の分断に成功しつつあるようだとされる。ウクライナ軍准将は記者団に対し、ウクライナ軍はヘルソン南方戦線での優勢を維持しているが、ロシアの抵抗は今も続いていると述べた。

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ウクライナ国防省は8日、ウクライナの砲撃が、ロシア戦線の背後にいるウクライナ側ゲリラ部隊の指示により、同地域のロシアの兵站・補給線への打撃を続けていると発表した。

一方でロシア軍の複数の部隊が著しい損耗を出し、負傷した人員と損傷した機材を退避させようとしていると報告された。一部ロシア占領軍の人員は、民間人の衣服で敵前逃亡を試み、ロシア領へ帰還しようとしているとし、過去24時間でそのようなケースが15件以上確認されたという。参照記事

Balacreya-Front0910_01Ukrainian-military-national-anthem-980×5962022年9月10日:

ウクライナ軍はクピャンスクの東岸と西岸を繋ぐ橋を破壊、さらにオスキル川Oskil River沿いにイジュームIzyumに向けても南下を開始しており、クピャンスクKupyanskから切り離されたイジュームの奪還を目指している可能性が高い。ウクライナ軍の進軍速度が早すぎて「解放した拠点」や「到達位置」に関する視覚的な情報が全く追いついていないが、最も新しい情報に基づいたハルキウ州の戦況マップ(推定)は右の通りになる。左下右は筆者の想像図で、赤ライン(ロシア防衛ライン)内のロシア占領地奥までウクライナ軍が侵攻している。参照図

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まずオスキル川まで貫通したウクライナ軍はクピャンスクの東岸と西岸を繋ぐ橋を破壊、さらにオスキル川沿いに南下するウクライナ軍はSen’koveへ向かっているらしいのだが、既にHorokhovatkaを抜いてOskilに向かっているという噂もある。

イジューム郊外でも両軍が交戦しているという噂があり、これが事実ならウクライナ軍が「Vesele」を抜いてイジューム郊外に到達したのか、先行して浸透した特殊部隊やパルチザンが交戦しているのかもしれないが、ウクライナ軍はクピャンスクから切り離されたイジュームの奪還を目指している可能性が高い。因みにバラクレヤ(バラクリヤ Balakliya)でロシア軍の弾薬や装備が大量に鹵獲(ろかく:捕獲)されているのが視覚的に確認されており、国防省情報総局は「バラクレヤ近郊でロシア軍の空挺部隊が全滅した」と述べ、ゼレンスキー大統領も「ハルキウ州で30以上の拠点を解放した」と発表した。参照記事

FireShot Webpage Screenshot #1939 – ‘ウクライナ人が2022年9月11日:

ロシア国防省は10日、ウクライナ東部のバラクリヤ、イジュム地域のロシア軍部隊の配置変更を決定したと発表し、ドネツク方面の戦力を増大させるとしている。

露国防省によると、この目的のため直近3日間で、これら部隊を転回させドネツク人民共和国DPRに投入する作戦が実行された。この作戦実施の際、露軍の損失を避けるために航空、ロケット、大砲戦力を使い、敵に対して強力な火力による打撃を与えたとしており、3日間で2000人超のウクライナ軍兵士、外国人戦闘員、100台以上の軍事車両や砲台を撃破したとしている。

左図は、9月8日の戦況図に、筆者が複数の戦況報告を元に青いラインでウクライナ軍の進撃を示したもの。図説では、セベロドネツク:Severodonetsk(セヴェロドネツクSievierodonetsk)までウクライナ軍が東進する可能性を述べている。赤いラインの丸は、8日時点での戦闘地域と思われる。 英文記事  参照記事 
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露国防相はバラクリヤ、クピャンスク、イジュム地域のロシア軍部隊をDPRへ後退、再編成‘regrouping’させ、その際追撃するウクライナ軍へ打撃を与えたと言うものだが、ロシア軍は統率が乱れ、散り散りとなって逃げ回っているとの報告もある。

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右はクピャンスクKupyanskを9月10日には完全奪還し、北東部でさらに進撃するウクライナ軍。

断片的な映像では、退却するロシア軍は相当な被害を受け、大量の戦車などが放置されている。北東部の戦況に大きく影響するほどのロシア軍の退却と報道される中、クレムリンは「再編成の為の転進」と語っている。 参照記事 英文記事 英文記事 映像;

場所は公表されていないが、9月10日、ウクライナのドローンが露軍弾薬庫を爆破する映像 一般車両で退却する露軍兵士が砲撃を受ける様子 自軍兵士を振り落して、猛スピードで逃げる露軍戦車が木に衝突  正確にピンポイントで爆弾投下するウクライナドローン