6月時点でウクライナ軍は、1日に6000発の榴弾を野砲から発射していた。

6月時点でウクライナ軍は、1日に6000発の榴弾を野砲から発射していた。
https://st2019.site/?p=20235

『Jeff Schogol 記者による2022-9-5記事「The US military needs a lot more artillery shells, rockets, and missiles for the next war」。

    2-24以降、米国はウクライナ軍に対して、80万6000発の155ミリ砲弾、10万8000発の105mm砲弾を供給した。

 その他に、GMLRSが補給されているわけである。

 6月時点でウクライナ軍は、1日に6000発の榴弾を野砲から発射していた。これではとても兵站が持続不可能だというので、HIMARSの供与が急がれたわけである。

 1970年にカンボジアに攻め入った米陸軍は、2ヵ月間に58万発の野砲弾を射耗した。

 1916年のソンム会戦では、英軍砲兵は170万発の野砲弾を発射している。それも、たった3週間で。

 朝鮮戦争で、第8軍を率いた陸軍大将ジェームズ・ヴァン・フリートは、1日に1門の榴弾砲から発射して可い弾薬定数を、十倍に引き上げた。中共軍の人海突撃を破摧するためには、そのくらい必要だったのだ。

 結果、米陸軍砲兵は1日に1万4000発を発射した。それに対して支那軍は1日3400発がせいぜいだった。

 ※いわゆる「ヴァンフリート量」だが、質も大事である。このときは107mm迫撃砲弾にVT信管をつけたものが、著効を発揮したのだ。重迫は、歩兵部隊の重火器である。砲兵ではない。こうした論文の統計が、そこをどうカウントしているのかは、不明。

 マシュー・カンシアンは評する。教訓がある。いつの戦争であっても、将軍が事前に予期した以上に、かならず、弾薬は、必要になってしまう。そして最前線の指揮官が発射したいと思うだけの弾薬は、けっして、そこにあることはない。これから先も、そうなるはず。

 榴弾砲のタマは、常に、製造し続けている必要がある。というのは、155ミリ砲弾の貯蔵期限は、20年でしかないのだ。冷戦が終ってもう30年以上過ぎているから、西側諸国の弾薬庫の中には、使える砲弾がなくなってしまっている。これが大問題なのだ。

 ※北鮮の古い弾薬を最新の加農で発射したら腔発が起きると思うよ。その噂が走ると、砲兵たちは上層部には黙ってその弾薬を沼地に捨ててしまう。これはどこの国の砲兵でも同じ。だからウクライナ戦線が北鮮製弾薬で変化することはないと思う。

 ※SNSにすごいクォッドコプターの写真が出ている。宇軍が装備しているのだが、82ミリ迫撃砲弾と思われるものを、6発、いちどに吊るして飛べるらしい。わずか半年でここまで進化しちまった。

 ※次の段階は、鉄道破壊スペシャルの、低速の固定翼の片道自爆機だ。モノコックどころか、機体胴体の構造体じたいが、ぜんぶ「爆薬」でできているような、そんな「V-1号」もどきが、必要とされている。これなら、1トン爆弾と同じクレーターを、1トン未満の飛翔体によって、実現できるはず。』