ナジブ・ブケレ

ナジブ・ブケレ
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 ※ 今日は、こんなところで…。

『ナジブ・アルマンド・ブケレ・オルテス(スペイン語: Nayib Armando Bukele Ortez、1981年7月24日 – )は、エルサルバドルの政治家、実業家。現大統領。

2019年の大統領選挙に中道右派の「国民統合のための大連合」 (GANA) から立候補し、当選。ファラブンド・マルティ民族解放戦線 (FMLN) と民族主義共和同盟 (ARENA) という、国内の二大政党以外から誕生した大統領としては、ホセ・ナポレオン・ドゥアルテ(1984年 – 1989年在任)以来であった。 』

『経歴

オルガ・オルテス・デ・ブケレとアルマンド・ブケレ・カッタンのあいだに、サンサルバドルで生まれる。早くから起業家精神にあふれ、18歳で会社を設立した[1]。エル・ファロ紙電子版によると、ヤマハ発動機のエルサルバドルにおける販売代理店、ヤマハ・モーターズ・エルサルバドルのオーナーを務めている[2][3]。

2012年、ファラブンド・マルティ民族解放戦線 (FMLN) からラ・リベルタ県ヌエボ・クスタトラン市長選挙に立候補し、2862票を得票して当選した(得票率50.68%)。同年5月1日に市長に就任した[4]。

オスカル・ロメロの列福式にて、副大統領(当時)オスカル・オルティス夫妻と

2015年にはサンサルバドル市長選挙に同じくFMLNから立候補し、8万9164票を得て当選した(得票率50.37%)。対立候補の実業家で元副市長、エドウィン・サモラ(民族主義共和同盟 (ARENA) 所属)の得票数は、8万2288票 (同46.49%) に留まった。このときまで6年間、サンサルバドルの市政はARENAが掌握していた。市長就任は5月1日であった[5]。

2017年2月には台湾の台北市を訪問し、中華民国総統の蔡英文と会談した[6]。

2018年2月、第32回国際市長会議出席のためエルサレムを訪問した際、嘆きの壁で祈りをささげる姿が目撃された[7][8]。その後、ブケレは妻の祖父がセファルディムと呼ばれるユダヤ人であったと明らかにした[9]。

2017年10月10日、ブケレはFMLNの倫理委員会から、党内対立を煽り、党を中傷する行為におよんだとして、除名処分を受けた[10][11]。これに先立つ10月7日には同委員会の聴聞会が予定されていたが、審議が原告側に偏っているとして、ブケレは欠席していた[12]。
FMLNから除名されたブケレは、2019年の大統領選に、既成政治を打ち破る無所属候補として立候補しようとした[13]。そのための政党結成に向けて、手始めにヌエバス・イデアス(あらたな理想)という政治運動をはじめた[14]。

新党結成や他党との合流といった試みは、左派のFMLNと右派のARENAという二大政党からの妨害にあったが、最終的に中道右派の「国民統合のための大連合」 (GANA) に加入することで、大統領選挙への立候補資格を得た[15]。

2019年2月3日、ブケレは大統領選挙の勝利宣言を行った。対立候補であったFMLNのウーゴ・マルティネスは敗北を認めた。ブケレの得票率は53%で、決選投票が必要な水準を上回っていた。エルサルバドル内戦終結以降、二大政党以外から大統領が誕生したのは初めてだった。勝利宣言で、ブケレは「われわれは戦後史の1ページを刻した」と述べた[16]。大統領には6月1日に正式に就任した[17]。

人物

政府主催の式典にて、妻ガブリエラ・ロドリゲスと(2014年)

ミレニアル世代の政治家として支持される一方、具体的な政治的スタンスを欠くと批判されることもある[18]。

パレスチナ系ムスリムの父とキリスト教徒の母を持つことから、2019年の大統領選挙では、ブケレがメキシコシティのモスクで祈りをささげる写真が話題となるなど、その宗教が問題とされた[18][19]。ブケレは公には、家族はローマ・カトリック教会の信者だが、父のほか家族の何人かはイスラム教に改宗している、自分自身は宗派よりもまず神を第一に信仰していると述べている[19][20]。なお、彼の名前も「ナジーブ」のスペイン語バージョンである。2014年12月にガブリエラ・ロドリゲスと結婚した。

エルサルバドルのムスリム・コミュリティで精神的な指導者の地位にある、イマームのエマソン・ブケレはきょうだいである[21][22]。エマソンは2015年末、父のアルマンド・ブケレ・カッタンの後任としてイマームに就任した[23][24]。エマソンはエルサルバドルからカルテルが一掃され、理想的な住みやすい国になることを切望している。

関連項目

ビットコイン法 』