ザポロジエ原発、出力が大幅低下 能力比13.5%まで

ザポロジエ原発、出力が大幅低下 能力比13.5%まで
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB071LV0X00C22A9000000/

『【キーウ=共同】ロシアがウクライナ南部ザポロジエ州に一方的に設置した「軍民行政府」幹部ロゴフ氏は6日、ザポロジエ原発で唯一稼働中の6号機の出力が13万5千キロワットまで大幅に低下したと表明した。原発職員らが住むエネルゴダール市では停電と断水が起きた。

6号機の本来の出力は100万キロワット。原発内の他の原子炉は冷却に必要な電力を6号機に依存しており、予断を許さない状況が続いている。原子炉を冷却できなければ重大事故につながる。

エネルゴダールから避難中のオルロフ市長は6日、市内の商店付近などで同日、ロシア軍の砲撃が続いたと表明した。

国際原子力機関(IAEA)によると、原発と接続していた4系統の送電線は既に損傷。その予備として唯一機能していた送電線は5日、砲撃による火災の消火作業のため、原発から一時的に切り離された。ただ、消火が終われば再接続は可能としている。

原発にはIAEA専門家2人も常駐を始めているが、周辺で戦闘がやまず、エネルゴダール市民の脱出が相次いでいる。

ロゴフ氏は、砲撃はウクライナ側が行ったと主張した。

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