中国AIIBの正体は又貸しと中抜き、先進国から借りてスリランカに融資 : 世界のニュース トトメス5世
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『中国は、インフラ建設すると毎年10%以上成長するから借金は実質返さなくて良いと説明しスリランカ政府は真に受けた
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破綻する中国陣営の国、スリランカ
インドの隣にあるスリランカは20年末時点で62億ドルの対外債務を抱え、ウィクラマシンハ大統領は債務再編協議の主導を日本に依頼した
スリランカは第二次大戦後に独立したが宗教や人種などの対立で2009年まで26年間内戦が続き、国内は疲弊した
スリランカの1人当たりGDPは3,682ドルで人口約2200万人、海を挟んで対立するインドは1人当たりGDP1,900と約6割程度です
インドより豊かだがかなりの無理をしていたらしく、外国から借りた金を返せなくなり国ぐるみ差し押さえられたようになっている
こうなった始まりはイギリスによる植民地統治と独立まで遡り、スリランカの75%は仏教でシンハラ人だがインド系と対立している
約300万人がインド系人種のタミル人で人口の15%がヒンズー教徒、この2つのグループが26年間内戦を戦い10年ほど前にやっと和解した
内戦終結後のウクライナは経済成長を目指し外国からの投資を融資を求めたが、西側先進国は成長性に疑問を持ち希望した程貸さなかった
そこに登場した救世主が中国で、当時の中国はインドと国境紛争で対立しインドを包囲する『真珠の首飾り』作戦を実行していた
真珠の首飾りはインドの海側の国を中国陣営に引っ張り込み、海からインドを包囲するという軍事外交戦略です
中国は自国の実績を説明し、「巨大インフラ工事で年10%以上の高度成長が起きる」として高利の融資でインフラ建設を請け負った
中国はインドネシア高速鉄道を実質無料で受注したが、スリランカにも「金利を上回る経済成長が起きるので実質無料だ」と説明した
以前中国主導のアジアインフラ投資銀行の議論で、中国は日本など西側諸国から融資を受けてAIIBで又貸ししているというニュースがあった
中国AIIBの正体は又貸しと中抜き
それによると日本やアメリカは中国に1%から2%程度で融資し中国は信用不安の国に2倍程度の金利で貸して”中抜き”をしていた
スリランカに金を貸しているのは中国だが中国は高金利国なので、日本や欧米から借りてスリランカなどに貸した方が儲かる
これがAIIBの実態らしくスリランカにお金を貸していた大元は驚くことに日本や欧米だった
中国主導のAIIBの金利はアメリカ主導のIMFや日本主導のADB(アジア開発銀行)の約2倍で、借り手はIMFやADBから借りれない信用不安の国々です
スリランカが2018年までに中国から借りた金額は72億ドルで、対外負債全体は510億ドル(約6兆 6,537億円)と言われている
22年中に約60億ドルの返済があるがスリランカのGDPは807億ドルなので、GDP比60%の対外債務を抱えている
日本政府が誇張している「日本の借金」GDP比200%の中で政府の借金は約半分、その中で対外債務は7.6%の86兆円に過ぎません
日本が保有する米国債は1兆2930億ドルでその多くが日本の政府機関なので、日本に借金はないと言われるゆえんです
スリランカの債権国は中国、日本、インドの純で債務を放棄する債権国会議に中国とインドは参加しなかった
中国は借金のカタにスリランカの港湾使用権を差し押さえ、「原潜や空母の基地にする」と公言しているので債権放棄に応じない可能性が高い
インドもまた自分の金ではなく日米欧から借金して、それをスリランカに又貸しして儲けようとしたと考えられる
中国からの債務が多いランキングはパキスタン(773億ドル、約10兆円)、アンゴラ(363億ドル)、エチオピア(79億ドル)、ケニア(74億ドル)、スリランカ(68億ドル)』