ザポロッジア原発を「フクイチ」化する工作にプーチンがずいぶん手間取っているのは、戦後の「戦犯」特定を回避するため

ザポロッジア原発を「フクイチ」化する工作にプーチンがずいぶん手間取っているのは、戦後の「戦犯」特定を回避するために、ぜったいに命令を記録させず、言質はとられないようにするためだろう…。
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『ザポロッジア原発を「フクイチ」化する工作にプーチンがずいぶん手間取っているのは、戦後の「戦犯」特定を回避するために、ぜったいに命令を記録させず、言質はとられない流儀で、「使用済み燃料棒貯蔵プールの爆破」を、部下軍人に実行せしめようと、姑息な「誘導説得」を弄しているからだろう。ショイグ以下の部下はみ~んな、ボスの卑劣さ加減が分かっているから、面従腹背なのだ。

 いくらネアンデルタール人級の想像力しかないロシア軍将校にだって、ザポロッジアを故意に「フクイチ化」すれば、その身は欧州で最も長く記憶される「有名戦犯」となるに相違ないことぐらい、見当はつく。家族の行く末も暗転するであろう。

 だから、プーチンから内容明確な文面による、署名入りの文書命令が下達されて来ない限りは、ぜったいに一己のイニシアチーフで燃料プール(およびその底の使用済み燃料棒)を爆破するつもりなどないのだ。(ワグネルならば大犯罪を実行させる説得も簡単だろうが、ワグネルを使ったと特定された時点で黒幕責任者はプーチンしか考えられなくなるので、まずい。)

 それで、現地の露軍としては、燃料取扱棟の天井に正確に小孔を2つ開け、建屋から100mはなれた庭に、弾頭種類不明のロケット弾を1発着弾させるくらいの「寸止め」演技を続けているところなのだろう。

 もしもザポロッジアが加圧水型でなく、フクイチ同様の沸騰水型であったなら、燃料建屋に砲弾が1発命中しただけで、プールの水は全部抜けてしまい、放射性の発煙が、むき出しとなった使用済み燃料棒から立ち昇ったことであろう。

 燃料貯蔵プールの位置がまるで違う加圧水型原発で、「フクイチ」式の事故を起こしてやるためには、どのくらいの燃料棟破壊が必要十分となるのか? プーチンと露軍は今、なんぴとも答えを知らぬ実験の領域に、踏み込んでいる。』