台風11号 勢力維持し沖縄本島に接近 暴風や高波に厳重警戒

台風11号 勢力維持し沖縄本島に接近 暴風や高波に厳重警戒
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220829/k10013793561000.html

 ※ 今日は、こんなところで…。

 ※ 秋雨前線がかかっているから、前線に向かって台風からの「湿った空気」が吹きつけて、大雨・洪水になる危険性が高い…。

 ※ 厳重注意だ…。

『猛烈な台風11号は勢力を維持したままこのあと沖縄本島地方に接近する見込みで、9月1日にかけて暴風や高波に厳重に警戒してください。

台風は沖縄の南で停滞したあと北上して再び沖縄県に近づくおそれがあり、最新の情報に十分注意してください。

大東島地方 暴風域から抜けるも強風や高波に警戒を

気象庁によりますと、猛烈な台風11号は、午後5時には、那覇市の南東140キロの海上を1時間に25キロの速さで西南西へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで中心の半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

雨や風など 今の状況

沖縄地方は長期間 影響のおそれ

台風は、このあとも発達しながら沖縄の南へ進み、中心気圧は9月1日には915ヘクトパスカルに達すると予想され、沖縄本島地方や先島諸島でもこれから1日にかけて風が強まる見通しです。

9月1日にかけての最大風速は
▽沖縄本島地方で25メートル
▽大東島地方で23メートル
▽先島諸島、奄美地方で20メートル

最大瞬間風速は
25メートルから35メートルに達すると予想されています。

大東島地方では猛烈なしけとなっていて、沖縄本島地方と奄美地方では昼すぎから、先島諸島でも9月1日には大しけとなる見込みです。

台風は、2日は沖縄の南で動きが遅くなったあとその後、北上して再び沖縄県に近づくおそれがあり、風や波などの影響が長期間続くおそれがあります。

台風が近づく地域では風が急激に強まるおそれがあります。

暴風や高波に厳重に警戒し、自治体などからの避難の情報に十分注意してください。

台風の今後の進路予想など

西日本や東海 東北などで局地的に雨雲が発達

一方、本州でも大気の状態が不安定になっています。

前線が本州付近にかかり、台風や高気圧のふちを回るように南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるためで、西日本や東海、東北などで局地的に雨雲が発達しています。

特に、前線上の低気圧が近づく北海道の太平洋側や東北北部では雨が続き、総雨量が多くなるおそれがあります。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
最大瞬間風速 70mに達するおそれ 新幹線の速度に匹敵

台風11号は31日、中心付近の最大瞬間風速が75メートルになると予想され、接近する沖縄県の大東島地方では最大瞬間風速が70メートルに達するおそれがあります。

専門家で作る日本風工学会によりますと、最大瞬間風速70メートルは時速に換算するとおよそ250キロと、新幹線の速度に匹敵するということです。

屋外の行動は極めて危険で、住宅の一部は倒壊し、鉄骨の建物でも変形するおそれがあるほか、電柱やブロック塀が倒れたり、走行中のトラックが横転したりすることがあるということです。

2003年の台風14号では、沖縄の宮古島で74.1メートルの最大瞬間風速を観測し、割れた窓ガラスで屋内にいた女性1人が死亡したほか、風力発電用の風車の倒壊が相次ぎました。

2015年の台風15号では、沖縄の石垣島で71メートルの最大瞬間風速を観測し、車が飛ばされたり電柱が倒れたりする被害が相次ぎ、沖縄県で11人がけがをしたほか、最大で2万戸余りが停電しました。

大東島地方の南大東島で観測史上最も強い最大瞬間風速は1961年10月2日の65.4メートルで、70メートルの風が吹くと、このときを超えるような記録的な暴風となります。

風が強まる前に頑丈な建物に移動して外出を控え、屋内では窓から離れるようにしてください。

台風11号なぜ急速に発達したのか?

短時間で急速に発達し、31日には猛烈な勢力になると予想される台風11号。

その原因と考えられるのが「高い海面水温」と「台風が比較的コンパクトなこと」です。
台風11号は、28日午後3時に発生した当初は中心の気圧が1004ヘクトパスカルでしたが、30日午後3時には935ヘクトパスカルと非常に強い勢力となり、わずか2日で70近くも急激に低下しました。

【原因1「海面水温の高さ」】

なぜ、ここまで急速に発達したのか。

気象庁によりますと、考えられる原因の1つが「海面水温の高さ」です。

台風11号が通過する日本の南の海域には海面水温が30度以上と温度が高い領域が広がり、平年と比べても1度から2度ほど高くなっています。

こうした海域を通過することで、台風に大量の水蒸気が供給され、発達につながったとみられます。

【原因2 台風の大きさも影響か】

さらに、台風が比較的コンパクトな点も影響したといいます。

台風は強風域の半径が500キロ以上だと「大型」となりますが、台風11号は午後3時の時点で165キロから220キロほどです。

こうした台風は比較的少ない水蒸気の量でも雲が中心に向かってまとまりやすく発達しやすいということで、急速な発達の原因になっているのではないかとしています。

政府が情報連絡室を設置

台風11号の接近に伴い、政府は30日、夜9時半に総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置して、情報収集と警戒に当たっています。 』