[FT]フランス交通相「プライベート機の運航規制が必要」

[FT]フランス交通相「プライベート機の運航規制が必要」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB2515B0V20C22A8000000/

 ※ これを「規制」して、どれだけ「CO2の削減効果」があるのか…。

 ※ 『「この規制案は何かを禁止したり、自由を侵害したりするものではない」と、ある政府高官は言う。「だが政府が冬の暖房温度を下げ、照明を落とすよう一般市民に要請しているのを横目に、プライベートジェットに乗ってパリから南仏ニースに遊びに行く人々がいるとすれば本当に問題だ」』…。

 ※ 単なる、「やっかみ」にしか聞こえんな…。

 ※ マクロン政権の、「人気取り」に過ぎんだろう…。

『フランスのボーヌ交通担当相は、気候変動に大きく影響を与えるプライベートジェットの運航を規制する考えを明らかにした。フランスでは、エネルギーを節約し、地球温暖化を阻止するために必要な対策に関する議論が白熱しており、同氏の発言はそうした動向を受けてのものだ。

省エネや環境保護の観点から、フランスではプライベートジェットの運航が論議を呼んでいる=ロイター

マクロン大統領に近いボーヌ氏は、「民衆を扇動したり、人身攻撃をしたりするつもりはないが、一部の行動についてはもはや容認できない段階に来ている」と仏紙パリジャンに語った。「プライベートジェットのフライト規制に乗り出すべきだと考えている」

「個人の快適性のためだけ」に正当化できず

プライベートジェットは急な出張旅行に便利かもしれない。だが、マクロン大統領が一般の人々にどれだけの努力を求めているかを考慮すれば、プライベートジェットのフライトを「個人の快適性のためだけ」に正当化することはできない、とボーヌ氏は訴えた。

6月の国民議会(下院)選挙では、環境政党「欧州エコロジー・緑の党」などで構成される左派連合が最大の野党勢力として躍り出た。同連合の一部の政治家は、経済界のリーダーや富裕層によるプライベートジェットの利用を全面的に禁止するよう求め、今秋、法案を提出する構えだ。

短文投稿サイト「ツイッター」では最近、プライベートジェットの動きを追跡し、その利用者を公表するアカウントの開設が相次いでおり、その一つである「I Fly Bernard(アイ・フライ・ベルナール)」にはすでに6万人以上のフォロワーがいる。アカウント名は、高級ブランド最大手の仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの会長兼最高経営責任者(CEO)で、欧州一の大富豪であり、プライベートジェットで世界中を飛び回るベルナール・アルノー氏を指す。

緑の党のバイユー代表は先週、「プライベートジェットを禁止すべき時がきた」と仏紙リベラシオンに語った。「この対策は、ごく一部にすぎないプライベートジェット利用者に不便を強いる代わりに、気候に対して最大かつ最も即効性のあるプラスの効果をもたらすことができる」と同氏は主張する。

気候変動や燃料価格上昇で高まる社会意識

今夏、深刻な干ばつや森林火災に見舞われ、ガソリンおよびディーゼル価格が高騰しているフランスでは、気候変動やロシアのウクライナ侵攻が引き金となった燃料価格上昇への社会意識が高まっている。

マクロン政権は市民に省エネを呼びかけ、再生可能エネルギーへの投資を加速する法案提出の準備を進めている。政府としては、一般市民に犠牲を強いる一方で、富裕層がこれまでどおりの生活を続けるのを黙認すると思われるのは避けたいところだ。

「この規制案は何かを禁止したり、自由を侵害したりするものではない」と、ある政府高官は言う。「だが政府が冬の暖房温度を下げ、照明を落とすよう一般市民に要請しているのを横目に、プライベートジェットに乗ってパリから南仏ニースに遊びに行く人々がいるとすれば本当に問題だ」

ボーヌ氏は10月に開かれる欧州連合(EU)交通相会合でこの問題を取り上げる予定だ。同氏はフランスが単独で取り組むよりも、EU全体で炭素課税制度またはプライベートジェットのフライト規制を導入した方が効果的だとの見解を示した。

規制に関しては、フランスの気候変動とレジリエンス(回復力)に関する法律の条項が手本となるかもしれない。電車で移動した場合の所要時間が2時間半未満の区間の国内商用便のフライトを制限するという内容だ。ただし、元老院(上院)の修正案を受けて、乗客のほとんどが国際便からの乗り継ぎであるフライトに関しては除外されており、実際に適用された路線はまだない。

By Victor Mallet

(2022年8月22日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/)

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