米中間選挙 ポイントを読む⑥

米中間選挙 ポイントを読む⑥
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03DMN0T00C22A8000000/

 ※ 『上院は大統領が指名した政府高官や裁判所判事の人事を認めるかどうかの重要な権限を持つ。人事は単純過半数で通る。共和党が多数派に返り咲けば、政権に対して強力な交渉カードを握るようになる。』ここが、ポイントか…。

 ※ 上院≒参議院、下院≒衆議院…、というアナロジーで捉えていたが、そう単純なものでもなさそうだ…。

 ※ これだから、他国の「政治制度」を理解するのは難しい…。

 ※ 「アメリカ政治学」なる学問分野が、成立しているのも宜(むべ)なるかなだ…。

『11月の米中間選挙では米連邦議会の上院(定数100)の3分の1、下院(同435)の全議席を争う。上院と下院それぞれの過半数を与野党がどう押さえるかで、バイデン政権の今後を大きく左右する。政府高官や裁判所判事の人事を承認する上院の主導権を失えば、政権運営は苦しくなる。

上院は現在、50対50と与野党が同数で拮抗する。上院議長を兼ねる副大統領が1票を投じることができるため、与党・民主党が多数派と呼ばれる。野党・共和党は中間選挙で1議席でも上積みすれば多数派を奪還できる。

上院は大統領が指名した政府高官や裁判所判事の人事を認めるかどうかの重要な権限を持つ。人事は単純過半数で通る。共和党が多数派に返り咲けば、政権に対して強力な交渉カードを握るようになる。

上院で法案を通すためには投票規則の関係から60票が要る。どちらの党が多数派を握っても60議席を上回らない限り、他党の協力が必要なのは変わらない。

民主党はバイデン政権の気候変動対策を通すため、特定の条件を満たした予算法案に限って単純過半数でも可決できる措置を使った。民主党が過半数を失えばこの「奥の手」も使えなくなる。

下院は各州を細かく分けた選挙区から2年ごとに議員を選ぶ。建国時に細かく素早く民意をつかめるように設計した。バイデン大統領や与野党議員のこの2年間の仕事ぶりはどうか。有権者の評価は下院の議席数に分かりやすく反映される。

(ワシントン=鳳山太成)』