ミャンマー国軍、現地在住の元イギリス大使を拘束

ミャンマー国軍、現地在住の元イギリス大使を拘束
「当局に無断で転居」した入国管理法違反の容疑で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM257R20V20C22A8000000/

『【ヤンゴン=新田裕一】元駐ミャンマー英国大使のビッキー・ボウマン氏が24日、ミャンマーの治安当局に拘束された。複数の関係者が25日明らかにした。ミャンマー国軍は容疑が入国管理法違反だと発表した。

ボウマン氏は同国在住で、企業の透明性向上や人権尊重を進める民間団体「責任あるビジネスのためのミャンマー・センター(MCRB)」の代表。報道によると、夫のミャンマー人芸術家と共に最大都市ヤンゴンのインセイン刑務所で拘束されている。

ミャンマー国軍報道官室はボウマン氏が居住地を届け出た場所から別のところに当局に無断で移ったため入国管理法違反に問われていると明らかにした。夫は、それをほう助した疑い。

在ミャンマー英国大使館は25日、日本経済新聞に「英国籍女性の拘束を憂慮している。ミャンマー当局と連絡し、領事支援を提供している」と電子メールで回答した。
ボウマン氏らが拘束されているとされるインセイン刑務所(2019年1月、ヤンゴン)=ロイター

英政府は25日、多数のイスラム系少数民族ロヒンギャが国外に逃れる主因となった国軍の「掃討作戦」から5年の節目に合わせ、国軍と関係のあるミャンマーの企業3社を制裁対象に加えたと発表した。

ボウマン氏は2002年から06年に駐ミャンマー大使。21年2月のクーデターで国軍が全権を掌握した後、進出企業に呼びかけて「法の支配や人権尊重は安定したビジネス環境の基礎だ」という内容の共同声明をまとめた。

ミャンマーでは7月末、映像ジャーナリストの久保田徹さんがヤンゴンで国軍への抗議デモを取材中に逮捕され、勾留が続いている。
ミャン

ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデターを巡る最新ニュースはこちら。
https://www.nikkei.com/theme/?dw=21020402 』